リフォームの流れを8つのステップで解説!

2020.02.24

住宅の不具合を解消するためやより暮らしやすい環境を実現するためにおこなわれる住宅のリフォーム工事。

もし、あなたが住宅のリフォームを検討しているのであれば、リフォーム工事がどのような流れでおこなわれるのかについて把握しておくべきです。
というのも、リフォーム工事は着手してから完了するまでの期間がとても長く、少なくとも1週間以上、長い場合には1ヶ月以上はかかってしまうこともあるからです。
そんな長丁場になりがちなリフォーム工事を問題なくスムーズに進めていくためには、流れの把握は必須ですよね?

そこでこの記事では、リフォーム工事の流れについて詳しく紹介していきたいと思います。
これからリフォームをおこなっていきたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

リフォームの流れを8ステップで解説

実際に住宅のリフォーム工事をおこなう場合、これから紹介していく8つのステップに沿っておこなわれていきます。

それぞれのステップでおこなうべきことやどういった点について注意しながら進めていけばいいのかについてみていきましょう。

 

ステップ1:リフォームをおこなう意図を明確にする

住宅のリフォームをおこなう場合、まずおこなうべきことが、この「リフォームをおこなう意図の明確化」です。

リフォームを検討すると言うことは、住宅のどこかが劣化してしまっていたり、住宅のどこかに不便を感じていたりしている状態かと思います。
また、より暮らしやすい環境にするためにリフォームを検討している方もいるでしょう。
ただ、イメージが漠然としたままだとリフォーム会社に要望を上手く伝えることができなくなり、リフォーム工事が失敗してしまう原因になりかねません。
ですので、まずはリフォーム工事をおこなうことで実現したいことを明確にするべきだと言うわけです。

例えば、「外壁を塗装したい」というフワッとしたイメージのまま進めるのではなく、

  • なぜ外壁塗装をおこないたいのか
  • どういった色で外壁を塗装したいのか
  • 外壁塗装と一緒に屋根の塗装もおこなうのか
  • 外壁塗装に機能性を持たせるのか

など、より具体的にリフォームの内容を決めておくようにしましょう。

そうすることで、今後のステップをスムーズに進めていくことができるようになりますよ。

 

ステップ2:自分がおこないたいリフォームに関する情報を集める

リフォームをおこなう意図を明確することができたら、おこなう予定のリフォームに関する情報集めをおこないましょう。

そのリフォームに関する情報やどういったリフォームになるのかについてはリフォーム業者にも説明してもらうことができます。
しかし、リフォーム業者が言うことやリフォーム業者の説明を全て鵜呑みにしてしまうのはあまりおすすめできません。
というのも、リフォーム業者の中には誠実ではない業者もいるからです。

そういった誠実でないリフォーム業者は、こちらがリフォームに関する知識を持ち合わせていないのをいいことに、必要ないことまで工事内容にまで含めてきたり、あえてグレードの高い素材でリフォームをおこなおうとしたりします。
そうなると当然リフォームにかかる費用も高くなるわけですが、知識がない状態だと、その金額が相場と比べて妥当なのかどうかも判断することができません。

ですので、そういった誠実でないリフォーム業者に騙されないためにも、事前に情報を調べて最低限の知識を身に着けておくことがとても重要になってくるわけです。
また、これからおこなう予定のリフォーム工事に関する知識を持ち合わせていると、リフォーム業者との打ち合わせをよりスムーズに進めていくことができるようになるので、その観点からも、やはり事前にある程度の知識は身につけておくべきだと言えるわけです。

 

ステップ3:工事を任せるリフォーム業者を探す

自分がおこないたいリフォーム工事に関する情報を集めるだけ集められたら、次はそのリフォーム工事をおこなってもらうリフォーム業者を探していきます。

リフォーム業者の探し方としてはネットの活用がおすすめです。

Googleなどの検索ブラウザに、「リフォーム+地域名」や「〇〇(おこないたいリフォーム工事の種類)+地域名」などと入力し、リフォーム業者を探していきましょう。
また、複数のリフォーム業者を比較することができるタイプのサービスもあるので、そういったサービスを活用するのもおすすめです。

まずはとにかくできるだけたくさんのリフォーム業者をピックアップしていきましょう。
リフォーム業者をピックアップできるだけでピックアップしたら、選別作業をおこなっていきます。
それぞれのリフォーム業者のウェブサイトにアクセスし、そのリフォーム業者がどういった業者なのかをチェックしていきましょう。
ほとんどないかとは思いますが、ウェブサイトの用意されていないリフォーム業者はその時点で省いてしまって問題ありません。

ウェブサイトをチェックするときには、

  • どういったところを強みとしているリフォーム業者なのか
  • 自分がおこないたいと考えている工事についての実績が豊富なのかどうか

といったところに注目しながら選別していきましょう。

比較できる業者は多ければ多いほどいいですが、少なくとも3社以上はピックアップしておくようにしましょう。

その理由については次のステップで紹介していきます。

 

ステップ4:複数のリフォーム業者に見積もりを出してもらう

リフォーム業者をいくつかピックアップすることができたら、次はピックアップしたリフォーム業者に実際に見積もりを出してもらいましょう。

実際に担当者となる方にリフォームをおこなう予定の自宅まで来てもらい、該当の箇所を確認してもらいながら見積もりをとってもらいます。
ほとんどいませんが、まれに現地にも足を運ばずおおよその見積もりを出そうとする業者がいます。

そういった業者には大切な住宅のリフォーム工事を任せるべきではないので、そういった対応をとられてしまった場合はそのリフォーム業者は対象から除外してしまってください。
見積もりを作成する際には立ち会いが必要になるため、手間がかかってしまいます。

そのため、1社のみで終わらせようとしてしまう方も少なくありません。
しかし、前のステップでも解説したように、少なくとも3社以上のリフォーム業者に見積もりを作成してもらうようにしてください。
というのも、1社だけではその見積もりの内容が正しいかどうかがわからないからです。

見積もり書ではリフォーム工事にかかる金額の確認ができるのはもちろん、その金額や内容によって誠実に対応してくれるタイプのリフォーム会社かどうかの確認もできます。
また、見積もり対応中の態度や接客でも良いリフォーム業者かそうでないかを判断することができます。
しかし、それが1社のみとなると判断する基準を設けられなくなってしまうので、良いリフォーム業者かどうかの判断すらおこなうことができません。

そのため、多少面倒ではありますが、リフォーム工事を成功させるためにも最低3社以上のリフォーム業者に見積の作成を依頼するようにしましょう。

 

ステップ5:それぞれの見積書を比較しリフォーム会社を決定する

複数のリフォーム業者に見積書を作成してもらったら、それらの見積書を比較し、どのリフォーム業者にリフォームをおこなってもらうのかを決定していきます。

主な比較ポイントとしては、

  • 金額
  • 使用する素材
  • 工事の内容
  • 詳細に作成されているか

などのポイントがあげられます。

1番重要視するべきところは金額ですが、金額は使用する素材によっても異なってくるため、どういった素材が使用されるのかにも注目しながら比較していくようにしましょう。

また、見積書が詳細に作成されているかどうかも重要なチェックポイントの一つです。

それぞれの項目や素材・資材についての金額や単価が記載されているのが当たり前なので、まとめて金額を記してあるような見積書を作成するリフォーム業者は選ばないようにするのが無難です。

 

ステップ6:工事の内容や工期に関する打ち合わせをおこなう

どのリフォーム業者に工事を依頼するかが決まったら、そのリフォーム業者と契約をおこない、工事の内容や工期に関する打ち合わせをおこなっていきます。

専門家でもない限りリフォームに関する知識が乏しいのは当たり前なので、不明点がある場合はおくさずに質問するようにしましょう。
不明点をハッキリとさせない状態で工事を進めてしまうと、後々大きなトラブルに発展してしまいかねません。
わからないところをハッキリとさせるための打ち合わせでもあるので、不明点を解消させつつ、打ち合わせを進めていくようにしましょう。

 

ステップ7:リフォーム工事開始

打ち合わせが完了したら、いよいよ工事が開始されます。

リフォーム工事の期間中は特にやることはありませんが、リフォーム中はどうしても近隣の方に迷惑をかけてしまうので、事前に挨拶まわりをしておくことをおすすめします。
挨拶まわりについてはリフォーム業者の担当者がおこなってくれる場合がほとんどですが、同行してきちんと挨拶しておいた方がトラブルにもつながりにくくなります。
また、住宅の内部の工事など、工事期間中に住み続けることが難しいタイプのリフォームでは仮住まいの用意が必要になります。

工事が始まってしまう前にしっかりと用意できるようにしておきましょう。

 

ステップ8:チェックと引き渡し

工事が完了したら、リフォーム業者の担当者同行の元、引き渡し前のチェック作業をおこなっていきます。
リフォーム前の打ち合わせ通りに工事されているかどうかをチェックしていきましょう。
また、設備の入れ替えなどをおこなった際には、動作チェックも忘れずにおこなうようにしてください。

 

まとめ

リフォーム工事をおこなう際、どのような流れで工事が進んでいくのかについて詳しく紹介してきました。

今回紹介してきたように、リフォーム工事は実際の工事よりも事前の準備期間の方が長くなりがちです。

事前にしっかりと計画を立てておかないと工事をスムーズに進めることができませんし、リフォーム工事をおこなってくれるリフォーム会社についても丁寧に選ばないとトラブルに発展してしまう可能性があります。
逆のこれらの工程を済ませてしまえば、後は打ち合わせをして工事をおこなってもらい、引き渡すだけです。
そのため、事前の準備とリフォーム会社が選びがとても重要になってくるわけですね。

今回紹介した流れの中で特に重要だと言えるのがリフォーム会社選びなので、以下の記事を参考にしながらリフォーム会社選びをおこなってみてくださいね。