バリアフリーリフォームの種類は?住宅の設備別に紹介!

2020.08.15

私たちが生活している日本は年々高齢化が進んでいますが、その流れもあって、住宅のバリアフリー化への需要が高まってきています。

今現在ご高齢の方が住んでいる住宅はもちろん、将来のことを考えて早いうちからバリアフリー化に取り組む人も少なくありません。
実際に、住宅のバリアフリー化を検討している方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、千葉で住宅のバリアフリー化を検討している方のために、住宅をバリアフリー化するバリアフリーリフォームについて詳しく紹介していきたいと思います。
「住宅のバリアフリーリフォームを検討してはいるものの、具体的にどのようなバリアフリーを実現できるのかなどについてはよく知らない」という方のために参考になる情報をたっぷりと紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

 

千葉でおこなえるバリアフリーリフォームの種類

では、まず初めに、千葉でおこなえるバリアフリーリフォームの種類についてみていきましょう。
住宅は、さまざまな設備でさまざまなバリアフリー化を実施することができます。
そこで、実施できるバリアフリーリフォームを設備別に紹介していきたいと思います。
これから紹介するバリアフリーリフォームをすべて実施してもいいですし、特に重要だと思われるであろう設備に絞って実施していくのもアリですよ。

 

お風呂のバリアフリーリフォーム

住宅のバリアフリーリフォームを実施できる住宅の設備の一つが、お風呂です。
お風呂は住宅の設備の中でも特に重大な事故が発生してしまいやすい箇所なので、率先的にバリアフリーリフォームを進めていくべき設備となっています。
お風呂のリフォームとしては、

 

  • 手すりを設置する
  • 滑りにくい床材に張り替える
  • 浴室の断熱リフォーム
  • ドアを変更する
  • 段差をなくす

 

などがあげられます。

 

最もポピュラーなものが手すりの設置で、転倒防止や座ったり立ち上がったりする際のサポートをおこなってくれるアイテムとして活躍してくれます。
また、浴室で起こる事故のほとんどが転倒とヒートショックですが、転倒については滑りにくい床材に変更することで抑止できますし、ヒートショックについては断熱リフォームを実施することで抑制できます。

また、段差の解消も転倒を抑止できますし、より少ない力で開け締めをおこなえるタイプのドアに変更することで、ご高齢の方や介護が必要な方でも快適に浴室を利用できるようになります。

 

洗面所のバリアフリーリフォーム

洗面所もバリアフリーリフォームの対象となる住宅の設備の一つです。
洗面所のリフォームとしては、以下のようなものがあげられます。

 

  • 車椅子で利用できる洗面台への交換
  • 洗面所を広くする

 

当然ではありますが、一般的な洗面台は車椅子での使用を想定して作られていないため、車椅子だと快適に利用することができません。

そのため、洗面台の足元に車椅子が入り込めるようなスペースがあり、なおかつ洗面台の高さが低いタイプの洗面台を導入する必要があります。
そもそも洗面所のスペースが広くない場合は、車椅子でも洗面所に入ることができるよう、洗面所のスペースの拡張工事も必要になります。

 

トイレのバリアフリーリフォーム

1日の使用頻度が高いトイレも、ぜひバリアフリー化を進めておきたい住宅設備の一つです。

トイレのリフォームとしては、

 

  • 手すりを設置する
  • 段差をなくす
  • ドアを変更する
  • 和式トイレを洋式トイレに変更する
  • トイレを広くする

 

といったものがあげられます。

 

もし和式トイレが採用されているのであれば、まず実施したいのが洋式トイレへの変更工事です。

和式トイレは膝や腰への負担が大きくなるタイプのトイレなので、高齢者や介護が必要な方はまず利用できません。
そのため、何よりも洋式トイレへの変更が急務になります。

また、手すりを設置したり、段差をなくしたり、ドアを変更することでより快適に利用できるようにすることも重要だと言えるでしょう。
車椅子の方など介護が必要な方のことも考えるのであれば、車椅子のまま出入りできるよう、トイレのスペースを広くするタイプのバリアフリーリフォームも検討するべきだと言えます。

 

玄関のバリアフリーリフォーム

住宅の入り口である玄関もバリアフリーリフォームが実施されることの多い住宅設備の一つです。

玄関のリフォームとしては、

 

  • 手すりを設置する
  • スローブを設置する
  • ベンチを設置する

 

といったものがあげられます。

 

玄関では靴を履いたり脱いだりするので、その動作を快適におこなえるようにするため、手すりやベンチを設置する方が多くなっています。

また、段差があると高齢者の方は上り下りが負担になってしまいます。
車椅子の方の場合だと、そもそも玄関にたどりつくことができません。
ですので、階段をスロープに変更するタイプのバリアフリーリフォームを実施するお宅も多くなっています。

 

階段のバリアフリーリフォーム

階段で施工できる主なバリアフリーリフォームは、手すりの設置です。

ご高齢の方にとって手すりなしでの階段の上り下りは非常に負担の大きなものとなりますし、手すりが設置されていなと大きな事故につながってしまいかねません。
そのため、階段に手すり設置する必要があるわけですね。

 

廊下のバリアフリーリフォーム

住宅の廊下もバリアフリーリフォームの対象となる設備の一つです。
住宅の廊下で施工されるバリアフリーリフォームには、

 

  • 手すりを設置する
  • 段差をなくす
  • 廊下を広くする

 

といったものがあげられます。

 

手すりは、高齢の方や介護が必要な方が自力で歩行する際の補助になりますし、転倒も防いでくれます。

また、段差があると転倒しやすくなってしまいますが、段差をなくすことで転倒を防止することができるようになります。
廊下の広さ自体に手をくわえることで、車椅子が必要な方が住宅で不自由を感じることなく生活できるようにもなります。

 

千葉でバリアフリーリフォームをおこなう際の費用相場

千葉で実際にバリアフリーリフォームをおこなう場合、いくらかかるのかについて気になるという方が多いのではないでしょうか?

先ほど紹介した各箇所でおこなえるバリアフリーリフォームにかかる費用の相場は以下のとおりです。

 

 

リフォーム工事の種類 費用相場
手すりを設置する 1〜15万
段差をなくす 3〜25万円
ドアを変更する 5〜20万円
滑りにくい床材にする(浴室) 5〜20万円
断熱リフォームをする(浴室) 10〜30万円
車椅子で利用できる洗面台への交換(洗面所) 20〜30万円
洗面所を広くする(洗面所) 20〜30万円
和式から洋式トイレへ変更する(トイレ) 10〜30万円
トイレを広くする(トイレ) 10〜50万円
スロープを設置する(玄関) 3〜50万円
ベンチを設置する(玄関) 3〜10万円
廊下を広くする(廊下) 30〜80万円

 

この費用についてはあくまでも目安です。

設置するスペースの広さや採用する材料などによって費用に大きな差が生じてしまうこともあるので、まずは業者に見積もりを依頼してみてください。

 

千葉でバリアフリーリフォームをおこなう際の流れ

千葉でバリアフリーリフォームを実施する際の流れについても確認しておきましょう。
実施するリフォームの種類による違いはありますが、大まかな流れとしては以下のようになります。

工程 概要
問い合わせ バリアフリーリフォームを依頼する業者に問い合わせをおこないましょう。
相談と現場の確認 普段どういった部分に危険性を感じているかなどについて相談し、どういったリフォームをおこなうのかを話し合っていきましょう
見積もり 相談した内容を元に見積もりを作成してもらいます。
契約 作成してもらった見積もりに問題がなければ、契約となります。
着工 工事が着工されます。
どれくらいかかるかについては工事の内容によって異なります
立ち会いでの確認 工事が完了したら、担当者立ち会いのもと工事についての確認をおこない、問題がなければ完了となります

 

 

千葉でバリアフリーリフォームを成功させるために知っておきたい注意点とポイント

階段 手すり

住宅のバリアフリーリフォームを成功させたい、あるいは、失敗させたくないのであれば、住宅のバリアフリーリフォームを成功させるための注意点やポイントについて把握しておくべきです。

これから3つの注意点・ポイントについて紹介していきますが、これらのポイントを知っているのと知らないのとでは工事の仕上がリに大きな影響が出てしまう可能性もあるので、しっかりと把握しておくようにしてください。

 

1. 補助金の対象となる工事じゃないかどうかを確認する

家族に介護が必要な方がいて、その方のためにバリアフリーリフォームを実施する場合、そのバリアフリーリフォームが補助金の対象となる場合があります。

住宅がある地域の自治体から要介護の認定を受けているなど一定の条件はありますが、その条件を満たしていれば数万円〜数十万円ほどの補助金を受け取れる可能性があるので、対象となるかどうかについては絶対に確認しておくべきです。
こういった補助金は、自分から申し込まない限り受け取ることはできませんし、お知らせのようなものが届くわけでもありません。
自分でそのことを把握し、申請することが必要になるので、必ずチェックしてからリフォームを進めるようにしてください。

 

2. バリアフリーリフォームの実績が豊富な業者に依頼する

バリアフリーリフォームを成功させたい、失敗させたくないのであれば、バリアフリーリフォームの実績が豊富なリフォーム業者にリフォームを依頼するべきです。
というのも、バリアフリーリフォームは数あるリフォーム工事の中でも特に専門性が高い工事になるので、知識とノウハウが必要になります。

そのため、豊富な実績がある業者に依頼することが重要になってくるわけです。
高齢者向けのバリアフリーリフォームが得意な業者と、介護が必要な方向けのバリアフリーリフォームが得意な業者とがいるので、やりたいリフォーム工事にあう業者を選ぶようにしましょう。

 

まとめ

千葉で住宅のバリアフリーリフォームを検討している方のために、バリアフリーリフォームについて詳しく紹介してきました。

ご高齢の方や要介護者が不自由を感じることなく生活していくためには、住宅のバリアフリーリフォームは欠かせません。
本人や業者の担当者と相談しながらどういったリフォームが必要になるかを考え、できるだけ早くリフォームを実施できるようにしていってくださいね。