本来の住宅の機能性や快適性を取り戻してくれる住宅のリフォーム。
住宅は住み続けるとどうしても劣化し、機能性や快適性が低下してきてしまうため、住みにくくなったり生活しにくくなったときにはリフォームを検討するべきです。
ただ、実際にリフォームをおこなうときに気になってくるのが、リフォーム期間中の生活について。
リフォーム期間中も住宅に住み続けるべきなのか、それとも仮の住まいを用意するべきなのか悩んでしまっているという方も多いのではないでしょうか？
そこでこの記事では、リフォーム期間中の住まいについて詳しく解説していきたいと思います。
リフォーム期間中も自宅に住み続けることはできるのか、それとも仮の住まいを用意しなくてはいけないのかということについてはもちろん、それぞれの方法のメリット・デメリットについて紹介していきます。
これからリフォームをおこなっていこうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
リフォーム期間中も自宅に住み続けることはできるの？
実際にリフォーム工事をおこなう場合、リフォーム期間中も自宅に住み続けることができるのかどうかについて事前にしっかりとリサーチしておかなくてはいけません。
というのも、仮に「リフォーム期間中は住み続けることができない」となってしまった場合、仮の住まいを探すのには時間がかかるからです。
リフォームが始まってしまったのにも関わらず、自宅には住み続けることできず、なおかつ仮の住まいも決まっていないという状態になってしまうと最悪ですよね？
そこで気になるのが「リフォーム期間中も自宅に住み続けることはできるのかどうか」についてですが、リフォーム期間中も自宅に住み続けることができるかはリフォーム工事の内容によって決まります。
例えば、
- 外壁の塗装をおこなう
- 住宅の設備の一部を取り替える
- 住宅内の一部分を修繕する
といった内容のリフォームであれば、わざわざ仮住まいを用意する必要はありません。
リフォーム期間中も自宅に住み続けながら生活することが可能です。
逆に大規模なリフォーム工事になると仮住まいを用意しなくてはいけなくなります。
ですので、リフォームをおこなう際にはリフォーム業者に相談しつつ、仮住まいを用意するべきかどうかについても確認しておくようにするといいでしょう。
自宅に住みながらリフォームをおこなうメリットとデメリット
住宅のリフォームをおこなう場合、実施する工事の内容にもよりますが、自宅に住み続けながら生活する方法と、仮住まいを用意してそこでしばらくの間生活する方法とがあり、どちらかを選択することできます。
仮住まいを用意するとなると手間も費用もかかるためほとんどの方が自宅に住み続けたいと考えるかと思いますが、この方法にはメリットとデメリットがあるため注意しなくてはいけません。
というのも、メリットとデメリットをしっかりと把握しておかないと、実際にリフォーム工事が始まってしまったときに後悔してしまうこともあるからです。
そこでここからは、リフォーム期間中に自宅に住みながらリフォームをおこなうメリットとデメリットについて紹介していきたいと思います。
自宅に住みながらリフォームをおこなうメリット
ではまず、リフォームの期間中に自宅に住み続けるメリットについてみていきましょう。
リフォーム期間中に自宅に住み続ける最大のメリットとしては、余計な費用がかからずに済むという点があげられるでしょう。
リフォーム期間中に仮住まいを用意する場合、当然ですが費用が発生します。
契約にかかるお金や住んでいる間の家賃など、結構な費用がかかってしまうことが予想されます。
しかし、自宅に住み続けていればこういった費用が発生してしまうことは一切ありません。
リフォーム工事はただでさえお金がかかるものなので、このメリットは大きなメリットだと言えるのではないでしょうか？
2つ目のメリットとしては、工事の様子を確認することができるという点があげられます。
仮住まいを用意する場合、リフォームが終わるまで自宅に戻ってくることがほとんどなくなってしまいます。
そのため、自主的に足を運びでもしない限り、工事の様子や進み具合を確認することはできません。
一方、自宅に住み続けていれば、工事の様子や進み具合の確認も自然とおこなえるようになります。
また、人の目があることで工事を担当する業者の方も緊張感を持って工事に取り組めるようになるので、手抜き防止の防止や遅延の防止にもつなげることができますよ。
自宅に住みながらリフォームをおこなうデメリット
自宅に住み続けながらリフォーム工事をおこなうメリットはかなり魅力的だと言えますが、デメリットがないわけではありません。
まず1つ目のデメリットですが、工事にともなう騒音によるストレスがあげられます。
工事の内容にもよりますが、リフォーム工事ではさまざまな騒音が発生する可能性があります。
それらの騒音はかなりの大きさになってしまうこともありますし、作業をおこなっている間中継続的に続くこともあります。
つまり、それらの騒音を聞き続けながら生活しなくてはいけないということです。
そのため、大きなストレスがかかってしまう可能性があります。
また、工事にともなう汚れやホコリにも注意しなくてはいけません。
これも工事の内容によりますが、リフォーム工事期間中住宅に住み続ける場合、汚れやホコリに悩まされてしまう可能性が高くなります。
そのため、綺麗好きな方や神経質な方、小さなお子さんやペットがいる方にはおすすめできません。
そういった方は仮住まいの用意を考えておいた方がいいと言えるでしょう。
自宅に住みながらのリフォームをおすすめする人・しない人
自宅に住み続けながらリフォームをおこなうことのメリットとデメリットについて解説してきました。
ここからは、メリットやデメリットをふまえた上で、自宅に住み続けながらのリフォームをおすすめする人とおすすめしない人について紹介していきたいと思います。
自宅に住みながらのリフォームをおすすめする人
自宅に住みながらのリフォームをおすすめする人としては、以下のような人があげられます。
- リフォームにかかる費用を浮かせたい
- 余計な手間や時間をかけたくない
- 騒音や汚れ、ホコリなどがそれほど気にならない
- 小さなお子さんやペット、高齢の方が同郷していない
- 業者がしっかりと仕事してくれるかどうかが気になる
- リフォームの進捗を細かく確認したい
もしあなたがこれらのポイントに当てはまるのであれば、自宅に住みながらリフォームをおこなったとしても特に問題はありませんし、不便を感じることもないでしょう。
自宅に住みながらのリフォームをおすすめしない人
自宅に住みながらのリフォームをおすすめしない人としては、以下のような人があげられます。
- 多少費用がかかっても快適に生活したい
- 騒音に対してストレスを感じやすい
- ちょっとした汚れやホコリが気になる
- 小さなお子さんやペット、高齢の方と一緒に生活している
- 知らない人と同じ空間にいるのが苦手
もしあなたがこれらのポイントのうちのいずれかに当てはまるのであれば、自宅に住み続けながらのリフォームはあまりおすすめできません。
ですので、実際にリフォームをおこなう前に仮住まいを探しておくことをおすすめします。
仮住まいを用意した方がいい・する必要があるタイプのリフォーム工事
ここまで自宅に住み続けながらリフォームをおこなう場合について詳しく解説してきました。
そこでここからは、仮住まい用意してリフォーム工事をおこなっていく場合について解説していきたいと思います。
先ほども少し触れましたが、大規模なリフォーム工事をおこなうときは仮住まいを用意しておくべきです。
例えば、住宅全体の大幅な修繕や改修をおこなうタイプのリフォーム工事などはどうしても自宅に住み続けることが難しくなってしまいます。
そのため、そういった大規模なリフォーム工事をおこなう場合は、仮住まいを用意しておいた方がいいということになるわけです。
仮住まいを用意するメリット・デメリット
では、リフォームをおこなう際に仮住まいを用意しておくメリットとデメリットにはどういったものがあるのでしょうか？
仮住まいを用意しておくメリットとデメリットについてみていきましょう。
仮住まいを用意するメリット
リフォーム工事をおこなうときに仮住まいを用意しておくメリットとしては、ストレスを感じることなく今まで通り快適に生活できるという点があげられます。
生活する場所が異なるため何もかも今まで通りとはいきませんが、少なくともリフォーム工事に生活のリズムや環境が左右されることはありません。
そのため、リフォーム期間中であっても今まで通りのリズムや環境で生活していきたいという方におすすめだと言えます。
仮住まいを用意するデメリット
リフォーム工事をおこなう際に仮住まいを用意するデメリットとしては、費用がかかってしまうという点があげられます。
かかる費用は仮住まいに住み続ける期間によって前後しますが、
- 入居する際の契約金
- 住んでいる間の家賃
- 引越し費用
など発生します。
これらの費用は決して安く済むようなものではないため、仮住まいを用意する方法においての大きなデメリットだと言えるでしょう。
そのため、もし少しでも費用を減らしたいのであれば、ウィークリーマンションなど契約金のかからないタイプの部屋に住むという方法もあります。
まとめ
リフォーム期間中の住まいについて詳しく解説してきました。
今回紹介してきたように、リフォーム期間中に住宅に住み続けることができるかどうかはリフォームの内容によって左右されます。
ですので、まずはリフォーム業者にリフォームに関する相談をおこないながら、リフォーム期間中も住み続けることができるのか、あるいは仮の住まいを探すべきなのかについて相談するようにしてください。
また、住み続ける方法にも仮住まいを用意する方法にも、メリットとデメリットがあります。
ですので、それぞれのメリットとデメリットについて把握しておくことも大切です。
そして何より、あなたの性格や家族構成が、住み続ける方法に向いているかどうかについても良く考えるようにしてください。
そうしないとストレスを抱えたまま生活することになったり、家族に悪影響をあたえることになってしまいかねません。
リフォーム期間中に自宅に住み続けるか、それとも仮住まいを用意するかどうかは結構デリケートな問題ですし、重要なポイントでもあるので、事前にしっかりと話し合って考えておくようにしてくださいね。
