千葉県で住宅の改築工事を考えている方が知っておきたい情報

2020.08.15

今の住んでいる住宅が住みづらく感じたり、もっと快適に生活できるような空間にしたいと思った場合、住宅の改築がおすすめです。
最近は住宅のリフォームやリノベーションの人気が高まってきているということもあって、住宅の改築を検討しているという方も多いのではないでしょうか?

ただ、住宅の改築は改修や増築など似ている言葉が多いということもあって、間違った解釈をしてしまっている方が多い工事の一つでもあります。
実際、建築基準法において改築がどのように定義されているかをご存知でしょうか?
住宅の改築を検討しているのであれば、そもそも住宅の改築工事とはどういうものなのかについて理解しておく必要があります。

そこでこの記事では、千葉で住宅の改築工事を検討している方のために、住宅の改築工事について詳しく紹介していきたいと思います。
住宅の改築工事を検討している方にとって非常に参考になる内容となっているはずなので、ぜひチェックしてみてください。

 

住宅の改築工事とは?

ではまず初めに、住宅の改築工事がどういった工事なのかについて解説していきたいと思います。
住宅の改築工事をリフォームと同じような意味として捉えている方は非常に多いのですが、住宅の壁紙を交換したり床材を交換したりするリフォームは、どちらかと言えば改築工事ではなく改修工事に分類されます。

改築工事については住宅の建設に関わる法律である建築基準法にてしっかりと定義されています。
建築基準法における改築工事の定義は以下のとおりです。

「住宅の床面積を大きく変更することなく、住宅の建て替えや間取りの変更などを実施するタイプの工事」

そのため、住宅の改築工事は、どちらかと言えばリフォームよりもリノベーションに近い工事だと言えます。
この定義についてきちんと理解できていないと、業者との会話や認識が食い違ってしまう原因になってしまうので、しっかりと理解しておくようにしましょう。

 

住宅の改築工事と改修工事、増築工事の違いは?

住宅の改築工事とよく混同されてしまいがちな工事に、改修工事と増築工事があります。
同じものだと考えている方も少なくありませんが、これらの工事は全く異なるものなので、改築工事と改修工事、増築工事の違いについても理解しておくべきです。

先ほども紹介したように、住宅の改築工事は、住宅の床面積を大きく変更することなく建て替えや間取りを変更するタイプの工事です。
ちょっとした修繕ではなく、かなり大掛かりな工事を想像してもらえるといいかと思います。
一方、住宅の改修工事はリフォームと呼ばれるタイプの工事で、大掛かりな工事ではなく小規模な修繕などがメインとなります。

例えば、部屋のクロスや床材を交換したり、住宅の設備を新しいものに交換するといったものがあげられます。
最後に、住宅の増築工事についてですが、住宅の増築工事は増築というだけあって、床面積が広くなるタイプの工事を指す言葉です。
改築工事も大掛かりな工事ですが、床面積が増える分、改築工事よりも大掛かりな工事になるのが住宅の増築工事です。
そのため、住宅の広さを大幅に変更したい場合などは、増築工事で対応することが多くなっています。

 

千葉でおこなえる住宅の改築工事の種類

住宅の改築工事は、一般的にリフォームと呼ばれる改修工事や住宅の床面積を広くする増築工事とは異なるものだと紹介してきました。
そんな改築工事ですが、改築工事にも種類があります。

そこでここからは、改築工事の種類について紹介していきたいと思います。

間取りの変更

住宅の改築工事としておこなわれる工事の種類の一つ目が、間取りの変更です。
出産によって家族が増えたり、子供が独り立ちしたことで家族が減ったりすると、これまでと同じ間取りでは生活に支障がでたり不便さを感じてしまうことがあります。
そんなときにおこなわれるのが、間取りの変更による改築工事です。

ただ、改築工事では、基本的に床面積を増やしたり減らしたりはしないため、既存の壁を撤去したり、逆に間仕切りを追加することで間取りを変更していきます。
とはいえ、床面積の増減なしでの間取りの変更は自由におこなえるものではないので、住宅の構造を確認しながら壁の撤去や追加工事をおこなっていくことになります。

フルリフォーム

住宅の改築工事としておこなわれる工事の種類の二つ目が、住宅のフルリフォームです。

フルリフォームは、リノベーションと言われたりもします。
住宅のフルリフォームによる改築工事は、中古の住宅を購入した場合などに実施されることが多くなっています。
中古住宅を購入する場合、価格の高い住宅を購入するよりも、低価格で購入できる住宅をあえて購入してフルリフォームした方が安くつく場合があるため、そういった場合に適用されることの多い改築方法となっています。

 

千葉での住宅の改築工事にかかる費用相場

実際に住宅の改築工事をおこなう場合、特に気になるのが改築にかかる費用についてだと思います。

ここまで紹介してきたように、住宅の改築工事は大掛かりなものになることが多いので、一般的なリフォーム工事と比べると費用も高くなる傾向にあります。
そのため、事前にどれくらいの費用がかかるのかを確認しておくことが大切です。
住宅の改築工事にかかる費用の相場は以下のとおりとなっています。

リフォームの種類 費用の相場
間取りの変更 100〜200万円
フルリフォーム 300〜1,000万円

 

ただ、上記の費用相場はあくまでも目安でしかありません。

改築工事でおこなえる間取り変更やフルリフォームはできることが多いので、どういったことをおこなっていくかによって費用に大きな差が生じます。
ですので、より詳細で正確な費用を知りたい場合は、業者に見積もりの作成を依頼するようにしてください。

 

千葉住宅の改築工事をおこなうときの流れ

住宅の改築工事を実施するのであれば、大まかな流れについて把握しておくようにしましょう。
大まかにでもいいので工事の流れを把握しておくことで、スムーズに工事を進めていけるようになりますよ。

住宅の改築工事は、以下のような流れで進んでいきます。

工程 概要
問い合わせ まずは、住宅の改築工事を依頼する業者を決め、その業者に問い合わせをおこないましょう。
相談と現場の確認 問い合わせですり合わせた日時に業者が訪問してくれるので、現場を確認してもらいながら改築工事について色々と相談していきましょう。
見積もり 相談した内容を元に、リフォーム業者の担当者が見積もりの作成をおこなってくれます。
契約 作成してもらった見積もりに問題がなければ、契約となります。
改築工事の場合は金額も高くなりがちなので、見積もり内容をよく確認しておくようにしましょう。
着工 予定しておいた着工日に住宅の改築工事が始まります。
立ち会いでの確認 工事が完了したら、担当者立ち会いのもと、工事箇所の確認作業をおこなっていきます
特に問題がなければ、工事完了となります。

 

 

千葉で住宅の改築工事をおこなう際の注意点やポイント

最後に、住宅の改築工事をおこなう際の注意点やポイントについて紹介していきたいと思います。
改築工事は、他のリフォーム工事とは異なり、重要な注意点やポイントが多いので、しっかりと把握した上で進めるようにしてください。

1. 事前の申請が必要な場合がある

改築工事をおこなう場合、気をつけなくてはいけないのが事前の申請についてです。

住宅の工事の中には、実際に工事を始める前に自治体に申請をおこない、許可をもらわなくてはいけないタイプの工事があります。
この事前申請は、増築工事など、住宅の床面積が増えるようなかなり大掛かりな工事をおこなうときにのみ必要になるタイプのものですが、条件によっては改築工事で必要になることもあります。

申請が必要になるかどうかについては、住宅の構造によって決まります。
改築をおこなう予定の住宅が木造3階建て以上の建物だったり、鉄骨2階建て以上の建物の場合は、事前の申請が必要になります。
申請が必要かどうかの判断については業者に確認する必要がありますが、改築工事をおこなう場合、事前の申請が必要になることがあるという点だけでも頭に入れておくようにしましょう。

 

2. 固定資産税が高くなってしまう場合がある

住宅の改築工事をおこなう場合、事前に申請が必要になるタイプの改築工事があると紹介してきました。

そしてそこに関係してくるのが、住宅などの固定資産に課せられる税金である固定資産税です。
固定資産税は、「評価額×標準税率」で求めることができますが、住宅を改築することによって住宅の評価額に変化が生じる場合、固定資産税も変化してしまう可能性があります。
その一つの判断基準になるのが、事前申請です。
事前申請が必要ない規模の改築工事であれば、固定資産税が変化するようなことは基本的にはありません。

しかし、事前申請が必要になるほど大掛かりな改築工事の場合は、固定資産税にも影響が及ぶ可能性があります。
もちろん一概に言えるものではありませんが、固定資産税に影響が及ぶ可能性があるということは認識しておくようにしてください。

3. 一般的なリフォームよりも工期が長くなる傾向がある

先ほどあげた2点については、かなり大掛かりな改築工事をおこなう場合でない限り関係のないポイントだと言えます。

一方、どんな改築工事をおこなうにしても気をつけなくてはいけないのが、工期についてです。
大掛かりなものでないと言っても、改築工事は一般的なリフォーム工事よりは大掛かりなものになりがちです。
そのため、工期も長くなってしまいます。
短いものでも5日程度、長いものだと数ヶ月かかる場合もあるので、その間の住まいなどについて事前に話し合っておく必要があります。
ですので、事前にどれくらいの工期が見込まれるのかについてはしっかりと確認しておくようにしましょう。

 

まとめ

千葉で住宅の改築工事を検討している方のために、住宅の改築工事について詳しく紹介してきました。

住宅の改築工事には、一般的なリフォーム工事とは異なる注意点やポイントがあるので、この記事で紹介してきた内容を参考にしながら工事を進めていくようにしましょう。
また、大掛かりな工事である分費用も高くなりがちなので、相見積もりを取るなどして、できるだけ費用を抑えるようにしてください。