リフォームの流れ8ステップ | 2025年最新費用相場・業者選び・注意点

2020.02.24

住宅の劣化による不具合の修繕、機能性向上、快適性の改善を目的に実施される住宅リフォーム工事は、現在多くの住宅所有者が検討する重要な投資です。

住宅リフォームの実施を検討している場合、工事がどのようなプロセスで進行するのかを事前に理解することが重要です。リフォーム工事は着工から完工まで最低1週間以上、大規模工事では1ヶ月以上の期間を要することが一般的であり、事前の流れの把握がなければプロジェクト管理が困難になるためです。長期間に及ぶリフォーム工事を円滑に進めるためには、全体的なスケジュール把握が必須となります。

本記事では、リフォーム工事の具体的な流れと各段階での重要ポイントについて詳しく解説していきます。リフォーム実施を検討中の方は、ぜひ以下の内容を工事計画の参考にしてください。

 

リフォームの流れを8ステップで解説

実際の住宅リフォーム工事は、以下で紹介する8つのステップに沿って段階的に進行していきます。

各ステップで実施すべき内容と注意すべきポイントについて、詳しく確認していきましょう。

 

ステップ1:リフォームをおこなう意図を明確にする

住宅リフォームを実施する場合、最初に取り組むべきステップが「リフォーム目的の明確化」です。

リフォームの検討は、住宅の老朽化、機能面の不便性、または居住環境の向上を目指して開始されることが一般的です。ただし、改善イメージが曖昧なままではリフォーム会社への要望伝達が不正確になり、工事結果が期待値と異なる失敗につながる可能性があります。そのため、リフォーム工事によって実現したい具体的な目標を事前に明確にすることが、工事成功の第一歩となるわけです。

例えば、「外壁の塗装を施したい」というような漠然としたイメージのままで進めるのではなく、

  • なぜ外壁塗装をおこないたいのか
  • どういった色で外壁を塗装したいのか
  • 外壁塗装と一緒に屋根の塗装もおこなうのか
  • 外壁塗装に機能性を持たせるのか

など、リフォーム内容をより具体的に決定した状態で進めることが重要です。

このプロセスを経ることで、その後のステップをより効率的に進められるようになります。

 

ステップ2:自分がおこないたいリフォームに関する情報を集める

リフォーム目的を明確にした後は、実施予定のリフォーム工事に関する情報収集を実施しましょう。

情報はリフォーム業者からも得られますが、提供される全ての情報を無批判に受け入れることは推奨できません。リフォーム業者の中には契約獲得を目的に、顧客の知識不足につけ込む悪質な業者も存在するためです。

こうした悪質なリフォーム業者は、顧客がリフォーム知識を持たないことを利用して、不要な工事項目を上乗せしたり、グレードの高い高額素材の使用を提案したりします。その結果、リフォーム費用が大幅に増加しますが、知識不足では提示金額が相場と比較して妥当かどうかの判断ができません。

こうした悪質な業者に騙されないためには、事前にリフォームに関する基礎知識を習得しておくことが重要です。リフォーム知識があれば、不正な価格設定を認識でき、業者との打ち合わせもより円滑に進み、契約内容の理解も深まるため、事前の情報収集は工事成功の重要な要素となります。

 

ステップ3:工事を任せるリフォーム業者を探す

リフォーム工事に関する情報収集が完了したら、次は実際にリフォーム工事を担当する業者を探索していきます。

リフォーム業者の探索方法としては、インターネット検索の活用が最も効率的です。

Googleなどの検索エンジンに「リフォーム+〇〇市」や「外壁塗装+〇〇市」というように地域名と工事内容を組み合わせて検索し、対応可能な業者を抽出します。また、複数業者の一括比較が可能な仲介サービスも活用価値があるため、こうしたプラットフォームの利用も推奨できます。

まずできるだけ多くのリフォーム業者をリストアップしてから、選別作業を実施していきます。各業者のウェブサイトにアクセスし、企業情報や過去施工事例を確認して評価していきましょう。ウェブサイトを持たないリフォーム業者は、この段階で除外しても問題ありません。

ウェブサイト確認時には、

  • どういったところを強みとしているリフォーム業者なのか
  • 自分がおこないたいと考えている工事についての実績が豊富なのかどうか

といった要素に注目しながら業者を選別していきましょう。

比較対象となる業者数が多いほど判断の精度は高まりますが、最低でも3社以上はリストアップしておくことが重要です。

その理由については次のステップで詳しく説明していきます。

 

ステップ4:複数のリフォーム業者に見積もりを出してもらう

リフォーム業者の初期選定が完了したら、次はリストアップした業者から見積書を取得しましょう。

実際に現地確認を行う担当者に自宅まで訪問してもらい、リフォーム箇所を直接確認させた上で見積書を作成させます。稀に現地調査を行わずに概算見積もりを提供しようとする業者が存在しますが、

このような対応をする業者には大切な住宅のリフォームを任せるべきではないため、契約候補から除外してください。見積もり作成には現地立ち会いが必須となるため手間がかかります。

このため1社のみで見積取得を終了しようとする発注者も少なくありませんが、最低でも3社以上の業者から見積書を取得することが重要です。1社のみでは、その見積内容の妥当性を判断できないためです。

見積書確認により工事費用の把握ができるだけでなく、提示金額や説明内容の適切さから業者の誠実性も判断できます。また、見積対応時の対応態度や接客姿勢から業者の質も評価できます。しかし1社のみでは比較基準が設定できないため、良好な業者かどうかの判断は極めて困難になります。

したがって、手間がかかりますが、リフォーム工事を成功させるためには最低3社以上から見積書を取得し、比較検討することが不可欠です。

 

ステップ5:それぞれの見積書を比較しリフォーム会社を決定する

複数の業者から見積書を取得したら、それらを詳細に比較し、工事依頼先となるリフォーム業者を決定していきます。

主な比較項目としては、

  • 金額
  • 使用する素材
  • 工事の内容
  • 詳細に作成されているか

などが挙げられます。

最も重視すべきは工事費用ですが、費用は使用素材によって大きく変動するため、どの素材が採用される予定かも併せて確認しながら比較することが重要です。

また見積書の詳細性も重要な評価ポイントです。

工事項目ごと、使用素材・資材ごとに金額と単価が明記されているのが標準であるため、項目をまとめた概算見積もりを提出する業者は選定対象から除外することが適切です。

 

ステップ6:工事の内容や工期に関する打ち合わせをおこなう

工事依頼先が決定したら、選定した業者と正式契約を締結し、工事内容と工期について詳細な打ち合わせを実施していきます。

リフォーム専門知識を持たないことは一般的であるため、不明な点は遠慮なく質問することが重要です。不明点を解決せずに工事を進めると、後々大きなトラブルに発展する可能性があります。疑問点を完全に解消した状態で工事に進むよう、打ち合わせを進めていきましょう。

 

ステップ7:リフォーム工事開始

打ち合わせが完了すれば、いよいよリフォーム工事が着工となります。

リフォーム工事期間中に発注者が実施することは限定的ですが、工事音や振動により近隣住民に影響を与えるため、事前の挨拶回りが推奨されます。業者担当者が対応することがほとんどですが、発注者も同行して丁寧に挨拶することでトラブル予防につながります。また、内部改修など工事期間中の居住が困難なリフォームでは、あらかじめ仮住まいの手配が必要になります。

工事開始前までに仮住まいを確実に準備しておきましょう。

 

ステップ8:チェックと引き渡し

工事完了後、業者担当者立ち会いの下で引き渡し前の検査を実施します。契約時の打ち合わせ内容通りに工事が実施されているか確認し、設備交換工事については動作確認も必ず実施してください。

 

まとめ

以上、住宅リフォーム工事の全体的な流れと各段階での重要ポイントについて詳しく解説してきました。

本記事で紹介したように、リフォーム工事では実際の施工期間より事前準備期間の方が長期化することが一般的です。

事前に十分な計画を立案しない場合、工事が円滑に進行せず、業者選定を慎重に行わない場合はトラブルに発展する可能性があります。逆にこれらの準備工程を適切に実施すれば、後は契約、工事実施、完工引き渡しという限定的なプロセスに進むだけとなります。そのため、事前準備とリフォーム業者選定が、プロジェクト成功の最重要要素となるわけです。

本記事で紹介した流れの中で最も重要な要素がリフォーム業者選定であるため、以下の関連記事を参考にしながら、慎重に業者選定を進めることをお勧めします。