千葉ではどんな断熱リフォームができる?種類や費用の相場

2020.08.01

住宅の中が暑くなりやすかったり、逆に冷えやすかったりすると、住環境は一気に質の悪いものになってしまいます。

日本は四季のある国なので、夏は暑く冬は寒くなりますが、最近は夏場の暑さや冬場の寒さが厳しくなってきているので、住宅内の暑さ対策や寒さ対策にもしっかりと目を向けなくてはいけません。
何より、夏場の暑さや冬場の寒さを気にせずに過ごすことのできる快適な環境で過ごしたいですよね?

その願いを叶えてくれるのが、住宅の断熱リフォームです。

この記事では、住環境をよりよいものにしてくれる住宅の断熱リフォームについて詳しく紹介していきたいと思います。
断熱リフォームをおこなうことでどういったメリットが得られるようになるのかについてや、断熱リフォームの種類、断熱リフォームをおこなう場合にかかる費用の相場などについて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

 

住宅の断熱リフォームとは

断熱リフォームは、住宅の熱の出入りを少なくするためにおこなわれるタイプのリフォーム工事です。

熱の出入りが多い住宅の場合、夏場になると住宅内に外の熱気が入ってきやすくなります。
そうなると住宅の中の温度が上昇するため、より暑さを感じやすくなってしまいます。

また、冬場の寒い時期になると外の冷気が家の中に入ってきやすくなるため寒さを感じやすくなってしまいますし、住宅内の暖かい空気が住宅の外に出ていきやすくなってしまうので、より寒気が強くなってしまいます。

この悪循環を断ち切るタイプのリフォーム工事が住宅の断熱リフォームというわけです。
住宅の断熱リフォームをおこなうと熱の出入りが少なくなるので、夏場は涼しく快適になりますし、冬場は暖かさが持続しやすくなります。

また、熱の出入りが少なくなることで冷房や暖房が効きやすくなりますし、効果も持続しやすくなるので、電気代の節約につながるというメリットもあります。

 

千葉でおこなえる断熱リフォームの種類

住宅の断熱リフォームと一口にいっても、その種類は一つだけではありません。

住宅の断熱リフォームには、

  • 外壁の断熱リフォーム
  • 屋根の断熱リフォーム
  • 壁の断熱リフォーム
  • 天井の断熱リフォーム
  • 床下の断熱リフォーム
  • 内窓の追加

などがあります。

それぞれどういった内容のリフォームになるのかについて、簡単に解説して行きたいと思います。

 

外壁の断熱リフォーム

住宅の断熱リフォームの一つ目が、外壁の断熱リフォームです。

私たちが生活している住宅の外壁には、外壁用の塗料が塗られています。
外壁用の塗料を塗ると外壁材の表面に塗膜がはられるようになりますが、この塗膜には、住宅の外壁を守るという役割があります。

そして、外壁の塗装に使用される塗料には断熱効果のあるものがあり、それらの塗料を使って外壁の塗装をおこなうと、住宅の暑さや寒さを緩和させることができるようになります。

 

屋根の断熱リフォーム

住宅の断熱リフォームの種類の二つ目が、屋根の断熱リフォームです。

屋根の断熱リフォームも外壁の断熱リフォームと同様に、塗装によって実施していきます。
屋根への断熱リフォームは、特に夏の暑さに対して効果を発揮してくれるタイプの断熱工事です。
住宅の屋根には直射日光が直接あたりますし、太陽が出ている間は常に直射日光があたることになるので熱の影響を受けやすくなってしまいがちです。

そんな屋根に対して断熱効果のある塗料で塗装をおこなっていくため、高い断熱効果が期待できるようになるわけですね。
屋根の断熱リフォームは外壁の断熱リフォームとセットでおこなわれることが多くなっています。

 

壁の断熱リフォーム

住宅の断熱リフォームの種類の三つ目が、壁の断熱リフォームです。

住宅の壁も、夏場の熱や冬場の寒さの影響をうけやすい部分の一つです。
そのため、その壁に対して断熱リフォームをおこなうことで、熱の影響や寒さの影響を受けにくくすることができます。
壁の断熱リフォームでは、住宅の壁の内側に断熱効果をもたらしてくれる断熱材を敷き詰めていきます。

壁の内部に断熱材を入れることで熱の出入りを少なくすることができるようになるので、夏は涼しく、冬は暖かい住宅を実現することができるようになります。

 

天井の断熱リフォーム

住宅の断熱リフォームの種類の四つ目が、天井の断熱リフォームです。

屋根の断熱リフォームの部分でも紹介したように、天井は住宅の中でも特に夏場の暑さの影響を特に受けやすい部分の一つです。

また、冬場になると天井から冷気が入ってきたり、暖かい空気が外に逃げていったりしてしまいます。
そこでおこなうと効果的なのが、天井の断熱リフォームというわけです。
天井の断熱リフォームでは、天井の内部(屋根裏)に断熱効果のある断熱材を敷き詰めていきます。

そうすることで直射日光の影響を受けにくくするができるようになりますし、冬場には暖気が外に逃げてしまうのを防ぐことができるようになります。

 

床下の断熱リフォーム

住宅の断熱リフォームの種類の五つ目が、床下の断熱リフォームです。

住宅内部の冷えは、床下からくる場合もあります。
床下に断熱材が充分に入っていなかったり一階が駐車場になっている住宅の場合だと、床下から冷えが来ている場合がかなり多くなっています。

床下の断熱リフォームでは床下に断熱材を注入していきますが、戸建ての住宅の場合だと、フローリングなどの床材を外すことなく床の裏側から断熱材を注入していきます。
その場合、費用も安く抑えることができますし、工期も短く済ませることができるようになっています。

また、フローリングなどの床材が劣化してしまっている場合は、断熱リフォームと合わせて床材の張り替えを依頼することも可能です。

 

内窓の追加

住宅の断熱リフォームの種類の六つ目が、内窓の追加です。

外の熱気や冷気は、住宅の天井や壁、床下だけでなく窓からも入ってきます。
そのため、住宅の窓に気密性の高くない窓が採用されている場合は、内窓を設置することで断熱をおこなうことができるようになります。
内窓を設置すると住宅内の気密性を高めることができるようになるので、外から熱気や冷気が侵入しにくくなります。

また、住宅内の暖気や冷気が外に逃げてしまいにくくなるので、暖房や冷房の効果も持続しやすくなりますよ。

 

千葉で断熱リフォームをおこなう場合にかかる費用相場

実際に断熱リフォームをおこなっていく場合、どれくらい費用がかかるのかについてもみていきましょう。

先ほど紹介したそれぞれの断熱リフォームにかかる費用の相場は以下のとおりとなっています。

断熱リフォームの種類 費用の相場
外壁の断熱リフォーム  2〜5,000円程度(1平米あたり)
屋根の断熱リフォーム 2〜5,000円程度(1平米あたり)
壁の断熱リフォーム 5〜30,,000円程度(1平米あたり)
天井の断熱リフォーム 5〜7,000円程度(1平米あたり)
床下の断熱リフォーム 5〜7,000円程度(1平米あたり)
内窓の追加 10〜30万円(1ヶ所あたり)

 

断熱材を入れるタイプの断熱リフォームの場合、断熱材の種類によって費用は多少上下しますが、そこまで大きな差が出るようなことはありません。

ただ、外壁塗装や屋根の塗装での断熱リフォームについては、塗料の種類が多く、塗料の価格にも大きな差があるので、どの塗料を選ぶかによって費用にも差が出てきてしまいます。

また、壁材や床材を剥がすか剥がさないかによっても費用に差が出てくるので、事前によく確認しておくようにしましょう。

 

千葉で断熱リフォームをおこなうときの流れ

断熱リフォームをおこなうのであれば断熱リフォームの簡単な流れについても確認しておくようにしましょう。

先ほど紹介したように断熱リフォームにも種類がありますが、基本的には以下のような流れで工事が進んでいきます。

工程 概要
問い合わせ まずは断熱リフォームを依頼する業者に問い合わせをおこないましょう。
相談と現場の確認 担当者が自宅に訪問し、現場の確認や工事についての相談をおこないます。
見積もり 確認した内容を元に見積り書を作成してもらいます。
測定 断熱リフォームをおこなう場合、湿度や気密性の確認などもおこないます。
測定はファイバースコープを用いておこなわれるので、壁などを壊されたりしてしまうことはありません。
着工 天井裏や床下から断熱材を注入していきます。
場合によっては壁材や床材を一旦撤去しておこなわれることもあります。
完了調査 工事が完了したら、断熱性や気密性、換気などのチェックをおこなっていきます。
立ち会いでの確認 担当者立ち会いのもと、工事した箇所の確認や工事内容についての説明をうけ、完了となります。

 

 

断熱リフォームをおこなうときのポイント

最後に、断熱リフォームを実施する際の2つのポイントについてみていきましょう。

 

1. 断熱リフォームに関する実績が豊富な業者に依頼する

断熱リフォームは、数あるリフォーム工事の中でもかなり特殊なタイプのリフォーム工事です。

断熱材の注入は、しっかりとおこなうのはもちろん、正しくおこなわないと効果を発揮してくれません。
そのため、正しい知識と高い技術力が必要になります。
ですので、断熱リフォームを依頼する業者については断熱リフォームの実績が豊富な業者を選ぶようにしましょう。
断熱リフォームを専門的におこなっている業者や、専門ではないにしてもしっかりとした実績のある業者に工事を依頼するようにしてください。

そうすることで、しっかりとした断熱効果を発揮してくれるようになります。

 

2. 助成金や補助金の対象になるかどうかを確認しておく

断熱リフォームの種類にもよりますが、断熱リフォームは結構な費用のかかるリフォーム工事です。

ですので、国や自治体から助成金や補助金を受け取れないかどうかについて必ずチェックしておくようにしましょう。
断熱リフォームをおこなった場合、暖房や冷房が効きやすくなりますし、効果が持続しやすくなります。
そうなると省エネになりエコにもつながるようになりますが、省エネやエコを実現するリフォームに対しては助成金や補助金がおりやすくなっています。

数十万円の助成金や補助金を受け取れる場合もあるので、申請できるがある場合は、ぜひ申請するようにしましょう。

 

まとめ

千葉で断熱リフォームを検討している方のために、断熱リフォームについて詳しく紹介してきました。

これからますます暑さや寒さが厳しくなっていくことが予想されるので、断熱リフォームを検討しているのであれば、ぜひ実施するべきです。

断熱リフォームは省エネ効果の期待できる工事で、長い目で見た場合かなりの金額の節約につなげることもできるので、ぜひ前向きに検討してみてはいかがでしょうか?