住宅の劣化が進行したり、機能性を向上させたりする必要が生じた場合に実施するのが住宅リフォーム工事です。リフォーム工事を実施する際には、事前の専門家への相談が必須となります。
住宅のリフォームは10年~30年に一度程度の頻度で実施されるものであり、リフォーム業界に携わっていない限り、リフォームに関する深い知識を持つ方はほとんどいません。そのため、プロの専門家に事前相談することが極めて重要になります。特にリフォームが初めての場合、どこに相談すればよいのか分からないというお悩みも多いでしょう。
そこでこの記事では、千葉で住宅のリフォームを実施する場合にリフォームの相談をできる場所について詳しく紹介していきたいと思います。
リフォームについての相談をおこなえるところはいくつかあり、それぞれ特徴が異なるので、この記事で紹介していく内容を参考にしながらどこに相談するかを考えてみてくださいね。
目次
リフォームは事前の相談が何よりも大切
前述の通り、住宅リフォームを実施する場合、事前相談は最も重要なプロセスです。
住宅リフォームを検討している場合、実現したい内容は既に決まっていることが多いですが、その希望を実現するために何が必要かについては、多くの方が十分に理解していないのが実状です。
リフォーム業者でない限り、その詳細を完全に理解することは難しいものですが、リフォームを成功させるためにはその知識が不可欠です。そのため、プロに相談し、自分の希望内容を実現させるために具体的にどのような対策が必要かについて専門的なアドバイスを受ける必要があります。
さらに、事前相談により、利用可能な補助金制度や減税制度に関する情報を得られることがあり、リフォーム費用を大幅に削減できる場合があります。補助金や減税制度が利用できない場合でも、「費用を抑えたい」という希望を伝えることで、費用削減しながらリフォームを実現する方法についてのアドバイスが得られるはずです。つまり、リフォーム相談は、リフォーム成功のためだけでなく、費用を最小限に抑えながら進めていくために不可欠なプロセスなのです。
そもそもリフォームはどこに依頼できるの?

住宅リフォームを実施する場合、事前相談が最優先事項であることは既に述べた通りです。
リフォーム相談は基本的にリフォーム工事を依頼するリフォーム業者と進めていくことになります。では、リフォーム工事はどの業者に依頼できるのでしょうか。リフォーム相談とリフォーム工事の両方に対応できる業者の種類と特徴について確認していきましょう。
1. リフォームを専門におこなっている業者
リフォーム相談とリフォーム工事を依頼する際の選択肢として最も一般的なのが、リフォームを専門に行う業者です。いわゆる「リフォーム専門業者」と呼ばれるタイプの企業です。
このタイプの業者は新築建設工事は実施せず、リフォーム工事のみを専門的に手掛けています。専門業者であることから、住宅設備の細部なリフォームから大規模全面リフォームまで、様々なリフォーム工事に対応可能です。そのため、リフォーム内容を問わず幅広い相談ができるメリットがあります。一方で、業者数が多く対応品質が業者によって大きく異なるため、相談前の業者選別が極めて重要となります。
2. 工務店
リフォーム相談とリフォーム工事を依頼できる第二の選択肢が工務店です。
工務店は複数の職人を抱え、工事実施時にそれらの職人を集結させて施工を進めます。つまり、個々の職人を管理・統括し、リフォーム工事が円滑に進むよう主導するタイプの企業です。特に地域密着型の工務店は、社長が元職人出身という例が多いため、的確で実践的なアドバイスが期待できるメリットがあります。ただし、職人気質の対応となりやすく、説明が簡潔すぎる場合もあります。
3. ハウスメーカー
リフォーム相談とリフォーム工事を依頼できる業者の中で最大規模がハウスメーカーです。大手企業が多く、知名度が高いため、安心して相談・工事依頼ができるメリットがあります。また、大手企業であることから対応が丁寧で、相談しやすいという利点もあります。
主力事業が住宅建設・販売であるため、住宅全体を改修する大規模工事にも対応できる強みがあります。一方で、リフォーム費用が他業者より割高になりやすいというデメリットがあります。
4. 住宅設備メーカー
住宅設備メーカーは、キッチンやバスルーム、トイレなど特定の住宅設備の製造・販売を専門とする業者です。
住宅設備メーカーへの依頼メリットは、特定設備のリフォームに特化している点です。自社で設備を製造・販売しているため、キッチンやバスルーム、トイレなど特定箇所のみをリフォームしたい場合の相談・工事に最適です。ただし、基本的にそのメーカーの製品のみ選択可能なため、複数メーカーの製品から最適なものを選びたいというこだわり重視の方には不向きです。
5. 設計事務所
こだわりを重視する方に適しているのが設計事務所です。
設計事務所は住宅設計を主業務としていますが、事務所によってはリフォーム設計にも対応しています。
ただし注意が必要な点は、設計事務所が提供するのは設計のみという点です。設計完了後の施工は別途施工業者が対応します。利点としては施工業者に左右されない中立的な意見が得られますが、欠点として施工側の実務的視点が反映されない可能性があります。
6. それぞれの住宅設備工事を専門としている業者
リフォーム相談は、各住宅設備に特化した専門業者に依頼することも可能です。
例えば、トイレの修理やリフォームを専門としている業者や浴室の修理やリフォームを専門としている業者などがあげられます。
それらの業者にリフォームについての相談をおこなう場合、その設備に関するリフォームについてしか相談できないというデメリットがあります。
そのため、複数箇所のリフォームを実施したいと考えている場合や全体的なリフォームをおこなっていきたいと考えている場合の相談には向いていません。
一方、トイレ、バスルーム、キッチン、屋根・外壁塗装など特定箇所のリフォームに限定して相談する場合は、専門家としての視点から高度なアドバイスが得られます。そのため、特定箇所のみのリフォームを実施したい場合に最適です。
リフォーム工事を依頼できる業者以外でリフォームの相談ができる場所は?
リフォーム相談を検討する際は、業者への相談が一般的な選択肢です。
この方法により、相談から工事実施まで一貫してスムーズに進められるため、効率的に進めたい場合は業者相談が最適です。ただし、リフォームを検討段階で具体的な計画はまだ決まっておらず、とりあえず情報収集したいという方も多いでしょう。その場合、契約を前提としない相談を業者に持ちかけることに躊躇するのは自然なことです。
その場合は、各自治体の相談窓口利用をお勧めします。ほぼすべての自治体ではリフォーム相談専門部署を設置しており、無料で利用できます。業者とは異なる第三者目線での中立的意見が得られるため、非常に有用です。さらに、リフォーム実施時に申請可能な補助金についても同時に相談できるため、補助金対象工事を検討している場合は自治体窓口の利用が効果的です。詳細はお住まいの市区町村にご確認ください。
公益財団法人やNPO法人への相談も可能
リフォーム業者以外での相談先としては行政窓口が有効ですが、行政職員はリフォーム補助金・減税制度には精通していても、リフォーム工事そのものについて詳しくない場合があります。これはリフォーム業務を本業としていないためです。そのため、行政以外で相談したい場合は、公益財団法人やNPO法人への相談がお勧めです。
公益財団法人では「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」が代表的で、複数のNPO法人もリフォーム相談に対応しています。いずれも無料で相談できるため、業者や行政以外でのリフォーム相談を希望する場合、これらの機関の利用が有効です。
まとめ
千葉県でリフォーム相談をお考えの方に向けて、相談可能な窓口について詳しく解説してきました。
千葉県内には、リフォーム相談に対応する窓口が豊富にあります。各々異なる特徴を持つため、本記事で紹介した内容を参考に、ご自分のニーズに合った業者や団体に相談されることをお勧めします。
相談から施工実施までをスムーズに進めたい場合は、リフォーム業者への相談が最も効率的です。
