千葉県で店舗リフォームをする場合のポイントと基礎知識

2020.08.15

これから店舗を立ち上げビジネスをおこなっていきたいと思った場合、必要になってくるのが店舗のリフォーム工事です。
比較的手を加える箇所が少なくてすむ居抜き物件を借りたとしても多少の手直しは必要になってくるので、リフォームについて考えなくてはいけません。
どういった店舗を展開していくかにもよりますが、店舗のリフォーム工事は費用が高くなりがちなので、いくらかかるのかなどについても事前にしっかりと確認しておく必要があります。

そこでこの記事では、千葉で店舗のリフォームを検討している方のために、店舗のリフォームについて詳しく紹介していきたいと思います。
かかる費用の相場や業者の選び方などについて紹介していくので、これから千葉で店舗を展開していきたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

店舗リフォームの内容は物件の種類によって大きくことなる

店舗のリフォームをおこなっていく上で、リフォームの内容や費用に大きく関わってくるのが物件の種類です。
店舗として借りられる物件には、居抜き物件とスケルトン物件があり、どの物件を借りるかでリフォームの内容とかかる費用が異なってきます。
そのため、どの物件を借りるかについてもよく考えておかなくてはいけません。
それぞれどういった物件なのかについてみていきましょう。

居抜き物件

店舗用として借りることができる物件の一つが、居抜き物件です。
居抜き物件は、以前営業していた店舗の内装や設備などがそのままの状態で残っているタイプの物件です。

イチから内装に手を加えたり設備を用意する必要がないため、費用が抑えられるというメリットがあります。
居抜き物件はリフォーム時も大幅に手を加える必要がないことがほとんどなので、スケルトン物件をリフォームする場合に比べ、費用を半分程度に抑えられたりもします。
ただ、内装を大幅に変更する場合などは逆に高くついてしまうこともあるので、事前にどういった店舗にしていきたいのかをイメージし、そのイメージに近い物件を探すことがとても重要になってきます。

スケルトン物件

店舗用として借りることができる物件のもう一つの物件が、スケルトン物件です。
スケルトン物件は居抜き物件と異なり、設備についてはもちろん、天井や壁、床に施工されていた内装についてもすべて撤去された状態で引き渡されます。
そのため、基本的にはイチからリフォームしていくことになるので、居抜き物件をリフォームするときよりもリフォームにかかる費用が高くなってしまう傾向にあります。
ただし、まっさらな状態で引き継ぐことができる分より理想に近い店舗に仕上げることができるので、こだわりたい場合はスケルトン物件の方がおすすめだと言えます。

 

千葉でおこなえる店舗リフォームの種類

実際に千葉でおこなえる店舗リフォームにはどういったものがあるのでしょうか?
ここからは、千葉でおこなえる店舗リフォームの種類について紹介していきたいと思います。

壁紙の張り替え

居抜き物件にしてもスケルトン物件にしても必要になってくるリフォームが壁紙の張り替えです。

居抜き物件の場合であれば壁紙についてもそのままにされていますが、既存の壁紙と自分が展開していく予定の店舗のイメージがぴったり合うということはほとんどないはずなので、基本的に張り替える必要が出てきます。
壁紙はかなり種類が多く、機能性を持ったものなどもあるので、業者と話し合いながら最適なものを選んでいくようにしてください。

床の張り替え

床の張り替えも店舗のリフォームの中でポピュラーなリフォームの一つです。

ただ、床材は壁紙ほど目立つ部分ではないので、居抜き物件ですでに床材がはられているという場合は、そのまま継続して利用するという方法もあります。
もし張り替える場合は、店舗の雰囲気にあったものを選ぶのはもちろん、滑りにくいものを選んだり、手入れがしやすいかどうかに注目して選ぶことも重要になってきます。

水回りのリフォーム

トイレなどの水回りについてもリフォームが必要になる場合があります。

展開する店舗が飲食店の場合は厨房回りについてもチェックしなくてはいけません。
居抜き物件の場合はそのまま継続して利用することもできますが、トイレや手洗い場が古いと衛生的によくありませんし、厨房の水回り部分の使い勝手が悪いと効率が落ちてしまうので、その場合はこちらの見直しも必要になります。
既存の設備を撤去して入れ替える場合、逆に高くついてしまう可能性もあるので、居抜き物件の水回りについては良く確認しておくようにしましょう。
佐倉市のトイレリフォームはこちらで確認できます。

電気回りのリフォーム

電気回りのリフォームも、店舗のリフォームで実施されることの多いリフォームの一つです。
居抜き物件で既存の電気回り設備がそこまで古くない場合はそのまま継続して使うこともできます。
ただ、電気回りは漏電などのリスクもあるので、一度業者にしっかりと確認してもらうことをおすすめします。
古くなってしまっている場合はあわせてリフォームを実施していくようにしましょう。

ガス設備回りのリフォーム

展開する店舗が飲食店の場合はガス設備回りについてもチェックし、必要であればリフォームしていく必要があります。
電気回りの設備同様、ガス設備回りについても古い状態のものをそのまま継続して利用するのはリスクがあるので、業者にチェックしてもらうことをおすすめします。

給排水のリフォーム

こちらも展開する店舗が飲食店である場合にリフォームが必要になる箇所です。
飲食店の給排水設備には専用の機能がついたものが必要になってきます。
ですので、既存の給排水設備にそういった機能が備わってしない場合は備え付ける必要が出てきます。
また、給排水は店舗の設備の中で特に劣化しやすい場所なので、こちらについても状態をチェックしておくことをおすすめします。

空調換気回りのリフォーム

店舗で意外と重要な設備になってくるのが、空調や換気回りです。
空調設備や換気設備は、お客さんが店内で快適に過ごすために欠かすことのできない設備です。
そのため、既存の設備が劣化してしまっている場合や、既存の設備の性能が充分でない場合はリフォームが必要になります。

 

千葉で店舗リフォームを実施する際にかかる費用相場

千葉で店舗を展開する場合、初期投資に使用できる予算が決まっているかと思います。
ですので、リフォーム費用の相場についてもよく確認しておく必要があります。

店舗のリフォームにかかる費用の相場は以下のとおりです。

リフォームの種類 費用の相場
壁紙の張り替え 10〜50万円
床の張り替え 10〜50万円
水回りのリフォーム 50〜100万円
電気回りのリフォーム 50〜70万円
ガス設備回りのリフォーム 50〜90万円
給排水のリフォーム 50〜100万円
空調換気回りのリフォーム 55〜90万円

 

上記の費用はあくまで目安です。
物件の種類や広さ、旧設備の状態などによってかかる費用は異なってくるので、より詳細な金額が知りたい場合は、業者に見積もりの作成を依頼してください。

 

千葉で店舗のリフォームを実施する際の流れ

実際に千葉で店舗のリフォームをおこなう際の流れについても確認しておきましょう。
多少の違いはあるものの、店舗のリフォームは以下のような流れで進んでいきます。

工程 概要
問い合わせ まずは店舗のリフォームを依頼する業者に問い合わせをおこないましょう。
相談と現場の確認 業者の担当者が訪問してくれるので、一緒に店舗の状態を確認しながらリフォームについての相談をおこなっていきます。
見積もり こちらの要望をくんだ見積り書を作成してくれるので、しっかりとチェックしましょう。
契約 作成してもらった見積り書に不備がなければ、契約となります。
着工 予定した着工日になると工事が始まります
店舗のリフォームは工期が長くなる傾向にあります。
立ち会いでの確認 店舗のリフォーム工事が完了したら担当者立ち会いのもと確認をおこない、完了となります。

 

 

千葉で店舗のリフォームを実施する際の注意点やポイント

最後に、千葉で店舗のリフォームをおこなう場合の注意点やポイントについてみていきましょう。
店舗のリフォームは一般的な住宅のリフォームとは異なるタイプのリフォームなので、注意点やポイントが異なります。
ですので、しっかりと確認し、把握しておくようにしてください。

1. 住宅のリフォームよりも金額が高くなりやすい

店舗のリフォームには多額の費用がかかります。

かかる費用については、居抜き物件かスケルトン物件かによって異なりますし、どこまで手を加えるかによっても異なりますが、一般的な住宅のリフォームよりはお金がかかると考えておくべきだと言っていいでしょう。
ですので、どれだけ上手くリフォーム費用を抑えられるかがとても重要になります。
複数の業者に見積もりの作成を依頼する「相見積もり」を実施するなどして、できるだけ費用を抑えられるようにしてください。

2. 予算を事前に提示し、予算の範囲内で対応してもらえるようにする

店舗のリフォームを業者に依頼する場合、予算を提示し、その予算の範囲内で対応してもらえるようにしてください。
先ほどもお伝えしたとおり、店舗のリフォームは費用が高くなってしまいがちです。

リフォーム工事では費用が上振れしてしまうことは珍しいことではありませんが、店舗のリフォームの場合は上振れの金額が大きくなってしまうことが少なくないので、後々トラブルに発展してしまうことがあります。
ですので、事前にしっかりと予算を伝え、その予算をこえてしまわないよう念を押しておきましょう。

3. 詳細な見積もりを作成してくれる業者にリフォームを依頼する

店舗のリフォームに限った話ではありませんが、リフォーム業者を選ぶときはより詳細な見積もり書を作成してくれる業者を選ぶべきです。

より詳細な見積もり書を作成してもらった方が何にいくらかかるのかがわかりますし、どういった工程が必要なのかがわかります。
また、手抜き工事の抑制にもつながります。
簡素な見積もり書を作成する業者の依頼した場合トラブルが発生してしまう可能性が高くなってしまうので、詳細な見積もりを作成してくれる業者をラブようにしてくださいね。

 

まとめ

千葉で店舗のリフォームを検討している方のために、店舗のリフォームについて詳しく紹介してきました。

店舗のリフォームはとにかく多額の費用がかかるタイプのリフォームなので、住宅のリフォーム以上に慎重に進めていく必要があります。
この記事で紹介したことについて把握しておくことはもちろんですが、業者とどれだけ細かく話し合っていけるかも重要になってくるので、しっかりと話し合って進めていくようにしてください。