ベランダに屋根を後付け!設置のメリットと費用・注意点を徹底解説
急な雨でせっかく干した洗濯物がビショビショに……という経験はありませんか?
ゲリラ豪雨の増加も相まって、ベランダへの屋根設置がますます注目されています。
本記事では、ベランダに屋根を設置することで得られるメリットや屋根の種類、実際の費用、さらに注意点までを詳しく紹介します。
「ベランダに屋根なんて本当に後付けできるの?」と疑問をお持ちの方も、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ベランダに屋根は後付けできる?
結論から言うと、ベランダへの屋根は後付け可能です。
新築時には設置していなかったけれど、「やっぱり雨や風を避けたい」と思うようになった方や、「ゲリラ豪雨対策で屋根をつけたい」という方が後から設置するケースが増えています。
ベランダに屋根を設置する2つの大きなメリット
実は、多くの方がベランダに屋根をつけるのは、単に洗濯物対策だけだと思いがち。しかし、それ以外にも大きなメリットがあります。
1. 雨・風・日差しを軽減できる
屋根を設置することで、雨や風、そして直射日光をある程度遮ることができます。
これにより、洗濯物が濡れる・飛ばされるリスクを低減し、ベランダそのものの劣化を遅らせる効果も。
強い日差しを防ぐこともできるため、室内の温度上昇を抑えるのにも一役買ってくれます。
2. 目隠しになる
近隣との距離が近い都会の住宅などでは、ベランダから室内が丸見えになってしまうケースがあります。
屋根による“壁”のような働きで、プライバシーを確保しやすくなり、干している洗濯物も外から見えにくくなるのが嬉しいポイントです。
ベランダに設置できる屋根の種類
一言に「屋根」といっても、ベランダ用としてさまざまな形状やデザインがあります。
大きく分けて以下の3つのタイプを押さえておきましょう。
1. アール型
先端が弧を描いているタイプで、雨水や雪が溜まりにくいのが特徴。
柔らかく丸みを帯びたシルエットで、どんな住宅にも合わせやすいデザインです。
2. フラット型
名前の通り先端までフラットな形状。
スッキリとシャープな印象で、高級感のある住宅にもマッチします。
ただし雪や雨水が溜まる可能性がアール型より高いため、豪雪地域では注意が必要です。
3. ルーフ型
壁面に直接固定するタイプで、柱が不要な屋根。
柱のスペースをとらないため、ベランダが狭くなりにくいのがメリット。
見た目もスッキリしていて、洗濯物を干すときに柱が邪魔にならない点も魅力です。
ベランダに屋根を設置する費用はどれくらい?
ベランダへの屋根の後付けには、10万~30万円程度が相場と言われています。
もちろん、屋根の形状や素材、設置箇所の大きさによって上下する場合もありますが、住宅リフォームの中では比較的リーズナブルに実施できる工事と言えるでしょう。
ベランダに屋根を後付けする際の注意点
実際に屋根を取り付ける前に、以下の2点を押さえておきましょう。
マンションのベランダには設置できない場合が多い
マンションの場合、ベランダは共用部分にあたることがほとんど。
そのため、勝手に屋根を取り付けることは規約で禁止されているケースが大半です。
もしマンションで検討しているなら、まず管理規約を確認しましょう。
DIYでの設置はリスクが高い
工事費用を抑えるためにDIYを考える方もいるかもしれませんが、高所作業の危険や、正しい設置ができないリスクが大きいです。
万が一屋根が崩れたり部材が落下した場合、大事故につながりかねません。
強度や安全性のためにも、専門業者に依頼するのが賢明です。
まとめ
ベランダに後付けの屋根を設置することで、雨や風・日差しから保護し、洗濯物やプライバシーの問題を同時に解消できます。
費用相場はおよそ10万~30万円ほどと、メリットを考えると比較的リーズナブルと言えるでしょう。
ただし、マンションの場合は規約に注意し、DIYでの設置はリスクが高いため基本的には業者に依頼するのがおすすめです。
屋根のある快適なベランダライフをぜひ検討してみてください。