壁紙のリフォームを行う時に知っておきたい基礎知識

2020.08.14

住宅の壁紙が劣化してきてしまっている場合や部屋の雰囲気をガラっと変えたい場合などに最適な壁紙のリフォーム工事。

壁紙のリフォームは住宅のリフォーム工事の中でも特に需要が高い工事なので、今現在検討しているという方も少なくないのではないでしょうか?
そこでこの記事では、壁紙のリフォーム工事について詳しく紹介していきたいと思います。
住宅の壁紙に採用されている壁紙の種類や特徴について紹介しつつ、実際にリフォームする場合の費用はいくらぐらいになるのか、どういった流れでリフォーム工事が進んでいくのかなどについて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

 

千葉で壁紙のリフォームをおこなう際に選べる壁紙の種類と特徴

住宅の壁紙のリフォームをおこなう場合まず知っておきたいのが、住宅の壁紙に使用される壁紙の種類について。

住宅の壁紙として使用される壁紙にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。
そのため、それぞれの壁紙の特徴を理解して、どの壁紙を採用していくかを決めるべきです。
ここからは、住宅の壁紙に使用される壁紙の種類と特徴について紹介していきたいと思います。

 

1. ビニールクロス

住宅の壁紙として採用されるものの中で最もポピュラーなのが、このビニールクロスです。
ビニールクロスは、ポリ塩化ビニルとというプラスチックを原料とした素材でできている壁紙材で、施工しやすく価格が安いという特徴を持っているので、採用されることが多くなっています。
また、最もポピュラーな壁紙材ということもあって、デザインやカラーのバリエーションが多いのもビニールクロスの特徴の一つです。

 

2. 布クロス

レーヨンやフェルトなどを施工用の紙に貼り付けたのが、この布クロスです。

先ほど紹介したビニールクロスに比べると価格が高くなってしまうため広く普及しているとは言えませんが、見た目が美しく、柔らかい印象をあたえてくれるクロスなので、子ども部屋などに使用する壁紙として人気を集めています。

 

3. オレフィンクロス

ポリエチレンなどの科学的素材を原料として作られるのが、このオレフィンクロスです。
オレフィンクロスは住宅の壁紙に採用されるクロスの中でも特に機能性の高い壁紙材で、さまざまな機能を備えています。
オレフィンクロスは使用されている素材の特性上汚れが付着したり定着しにくくなっていますし、水拭きにも対応しているので手入れも簡単です。
また、環境に優しい素材なので、エコの意識が高まっている昨今、人気を集めている壁紙材でもあります。

 

4. 珪藻土クロス

水気を吸収してくれる上に速乾性があるとしてバスマットに使用され、話題となっている珪藻土。

そんな珪藻土は住宅用の壁紙材の原料にもなっています。
それが珪藻土クロスです。
珪藻土には湿度をコントロールする調湿効果や消臭効果が備わっているので、壁紙に採用することでそういった効果をもたらしてくれます。
ただ、自然素材を使用しているということもあって、他の壁紙材より価格が高いというデメリットがあります。

 

5. 紙クロス

その名のとおり紙を原料している壁紙材が、この紙クロスです。

日本の住宅ではあまり見かけることがありませんが、海外の住宅では用いられることが多く、最もポピュラーな壁紙の一つとなっています。
ビニールクロスより価格は高いですが、元々の素材が紙ということもあり、デザインやカラーバリエーションが豊富です。

 

6. 木質系クロス

壁紙材の表面に木材やコルク材を貼り付けたタイプの壁紙材が、この木質系クロスです。

木質系クロスは住宅に採用される壁紙材の中でも特に価格の高い壁紙材ですが、木質素材独特の柔らかさと暖かさが感じられる壁紙材でもあるので、近年人気が高まってきています。
落ち着いた雰囲気を演出したい場合や、壁紙材にもこだわりたい場合におすすめです。

 

千葉で壁紙のリフォームをおこなう場合にかかる費用の相場

千葉で住宅の壁紙のリフォームをおこなう場合、多くの方が気にかけるのがリフォームにかかる費用について。
予算とのかねあいもあるかと思うので、気になるのも当然ですよね。

住宅の壁紙材は先ほど紹介したとおり使用されている素材によっても分けられますが、グレードによっても分けることができます。
一般的なグレードであるスタンダードな壁紙材を使用した場合と、ハイグレードの壁紙材を使用した場合の費用相場は以下のとおりです。

部屋の広さ 費用相場(スタンダード) 費用相場(ハイグレード)
4畳間 3〜5万円 5〜6万円
6畳間 4〜6万円 6〜7万円
8畳間 6〜8万円 7〜9万円
10畳間 7〜9万円 9〜10万円

 

上記の費用相場はあくまでも目安でしかありません。

先ほども紹介したとおり住宅の壁紙材にはさまざまな種類があるので、費用の相場もどの壁紙材を採用するかによって大きく異なってきます。

より詳細な金額が知りたい場合はリフォーム業者に見積もりの作成を依頼するようにしてください。

 

千葉で壁紙のリフォームをおこなう際の流れ

実際に壁紙のリフォームをおこなう際の流れについても確認しておきましょう。

細かな流れは依頼する業者によって異なる場合もありますが、大まかな流れとしては以下のような流れで進んでいきます。

 

工程 概要
問い合わせ まずは壁紙のリフォームを依頼する業者に連絡し、リフォームについての問い合わせをおこないましょう。
相談と現場の確認 問い合わせしたリフォーム業者の担当者が訪問してくれるので、現場を確認してもらいながらリフォームについて相談していきます。
見積もり 部屋の広さや使用する壁紙材などから見積もりを作成していきます。
契約 見積もりの内容に問題がないようであれば、契約となります。
着工 工事が着工されます。
工期の長さは部屋の広さによって異なります。
確認 工事が完了したら、担当者立ち会いのもとリフォームした現場を確認していきます。
注意事項などを説明してもらい、特に問題がなければ工事完了となります。

 

 

壁紙のリフォームはDIYでも対応可能?

壁紙のリフォームを検討している方の多くが、壁紙のリフォームをDIYでおこなえないかどうかということを考える傾向にあります。

実際のところ、今現在この記事を読み進めてもらっている方の中にも、自分でも対応できるんじゃないかと思っているという方もいるのではないでしょうか?
最近はDIYがブームになってきているということもあり、壁紙のリフォームを自分でおこなう方が増えてきているのは事実です。
ただし、よほど慣れている方でない限りは、DIYで壁紙のリフォームを実施するのはおすすめできません。
というのも、本やネットの記事で書かれているほど、壁紙のリフォームをDIYで対応するのは簡単ではないからです。

住宅の壁紙のリフォームを正しい方法で綺麗に仕上げるためにはかなりの技術が必要になります。
ただ単純に貼り付けるだけであれば素人の方でも対応できなくはありませんが、不自然じゃないように仕上げたり、隙間なく綺麗に貼り付けるためには経験とスキルが必要不可欠です。
実際にDIYで対応して上手くいかず、結局業者に依頼することになったという例も少なくありません。

また、業者に依頼するのではなくDIYで対応したいと考えている方の多くが費用の節約を目的としているかと思いますが、DIYで壁紙のリフォームをおこなう場合と業者に依頼する場合とでは、極端に金額に差が出てしまうことはありません。

部屋の広さにもよりますが、3〜5万円程度の差しか出ません。
3〜5万円程度の差で、手間や時間をかけることなく確実にリフォームすることができるのであれば、業者に依頼するべきだと言えるのではないでしょうか?
もちろんDIYで対応してみるのもアリですが、DIYで対応した場合のメリットとデメリットを比較し、本当にDIYで対応した方がいいのかどうかを良く考えながら決めるようにしてください。

 

千葉で壁紙のリフォームをおこなう際の注意点やポイント

最後に、住宅の壁紙のリフォームをおこなう際の注意点やポイントについて紹介していきたいと思います。

壁紙のリフォームの成功の鍵を握るのは壁紙選びです。
そのため、壁紙のリフォームをおこなう際の注意点やポイントのほとんどが壁紙選びに関するものとなっています。
逆に言えば、それだけ重要になってくる部分であるとも言えるので、これから紹介する注意点やポイントを意識しながら壁紙を選んでいくようにしてくださいね。

 

1. 好みだけで壁紙の色やデザインを選ばないようにする

壁紙を選ぶ場合、単純に好みだけで選ぶのは避けましょう。
壁紙を選ぶ場合は、天井のクロスや床材、家具などとの相性も考えなくてはいけません。
これらの要素を無視して選んでしまうとバランスが悪くなってしまう可能性もあるので注意してください。

 

2. 同じ様な色やデザインの壁紙は選ばないようにする

雰囲気を変えたくない場合であれば既存の壁紙と同じ様なデザインや色の壁紙を選ぶのもありですが、部屋の雰囲気を変えたい場合は、同じ様な色やデザインの壁紙を選ぶべきではありません。

壁紙をリフォームをする方の多くが、既存の壁紙と似たような壁紙を選び、「もうちょっと違う雰囲気のものを選べばよかった」と感じているので、異なる色やデザインのものを選ぶようにしてください。

3. 柄物の壁紙はワンポイントで使用するようにする

最近は柄物の壁紙も人気を集めていますが、柄物の壁紙を部屋一面に採用してしまうと落ち着かない印象の部屋に仕上がってしまいます。
そうなると、ゆっくりできるはずの部屋でゆっくりすることができないということになってしまいかねないので、柄物の壁紙を使用したい場合は、ワンポイントで使用するなどしてくどくなり過ぎないように注意しましょう。
また、上半分や下半分を柄物にするなどしてツートンカラーのように仕上げると、部屋一面に採用してもくどくなりすぎませんよ。

 

まとめ

千葉で住宅の壁紙のリフォームを検討している方のために、壁紙のリフォームについて詳しく紹介してきました。

今回紹介してきたように、住宅の壁紙に採用される壁紙材にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。
また、価格にも差があるので、業者に相談しつつ、どの壁紙を採用するのが最適なのかを考えながら選ぶようにしてください。
また、壁紙選びには注意するべきポイントがたくさんあるので、それらのポイントに注意しながら選んでいくことも忘れないようにしてください。