フローリング補修|2025年最新の費用相場・DIY方法・業者選び

2020.03.27

フローリングの不具合が発生したら?自分でできる補修方法と業者依頼のポイント

フローリングは日本の住宅で最も採用されている床材ですが、築年数の経過とともにへこみ、傷、剥がれなどの不具合が発生しやすくなります。軽微な不具合は日常生活への影響が小さい場合もありますが、見た目の低下に加えて放置すると劣化が進行し、修復費用が増加する可能性があります。

本記事では、フローリングの不具合が発生した際の実践的な補修方法を詳しく解説します。DIYで対応できる軽度のトラブルから、専門業者への依頼が必要な重度の損傷まで、症状別の対処法をご紹介していますので、フローリングの状態判断と最適な修復方法の選択にお役立てください。

 

トラブル別にフローリングの補修方法を紹介

フローリングに発生するトラブルは多種多様で、症状の種類ごとに適切な補修方法が異なります。不具合の特性を正確に把握し、症状に合わせた対処を行うことが重要です。ここでは、フローリングで頻発する代表的なトラブルと、それぞれの実効的な補修方法を紹介します。

 

1. フローリングのへこみの補修方法

フローリングで最も一般的なトラブルがへこみです。耐久性に優れたフローリング材でも、長期使用による荷重や重い物の落下などの衝撃によってへこみが生じます。浅いへこみであればアイロンを活用した補修方法で改善できます。

  1. まず、アイロン水で濡らした布を用意する。
  2. へこんでいる部分に濡れた布をあてる。
  3. 布の上からアイロンを当て、水蒸気をフローリングに染み込ませる。

木材は水分吸収時に膨張する特性があるため、水蒸気を浸透させることでへこみを目立たなくできます。ただし、深さ5mm以上の深刻なへこみや広範囲のダメージには対応が難しいため、その場合は業者依頼を検討してください。

 

2. フローリングの傷の補修方法

次に多いのはフローリングの傷です。小さな傷でも見た目の低下につながるだけでなく、深い傷は転倒や怪我の原因となる危険性があります。表面の浅い傷(深さ1mm程度)であれば、市販の補修材を使用した自力修理が可能です。

  1. 色を塗って傷を隠すペンタイプの商品を使う(ホームセンターなどで入手可能)。
  2. シールで傷部分を目立たなくする方法もある。
  3. より本格的に直したい場合は、固形パテを傷に埋め込み、平らにしてから塗装する。

ペンタイプやシールタイプの補修材は手軽に適用できますが、幅5mm以上の傷やえぐれがある場合は、プロの補修技術が必要なため専門業者への依頼をお勧めします。

 

3. フローリングの剥がれの補修方法

フローリングには無垢材フローリングと複合フローリングがありますが、一般住宅の約80%以上が複合フローリングを使用しています。複合フローリングは表面に化粧シートを貼った構造のため、シートの剥がれが発生しやすいという特徴があります。

  1. 接着剤を使って、剥がれているシートを再度貼り付ける。
  2. シートが完全に剥がれている場合は、パテを使って穴を埋め、ヤスリで平らに整える。
  3. 塗料やニスを塗って、周りのフローリングと質感を合わせる。

剥がれが部分的で面積が30cm²以下であれば、木工用接着剤を使用した自分での補修が可能です。一方、30cm²を超える広範囲な剥がれや複数箇所の剥がれがある場合は、専門業者に相談することをお勧めします。

 

4. フローリングのカビや汚れの補修方法

フローリングは使用頻度が高く、素材が木質のため、湿度60%以上の環境ではカビが繁殖しやすく、汚れも付着しやすい場所です。放置するとカビによる黒ずみやシミが目立つだけでなく、アレルギーやぜんそく症状を引き起こすリスクがあります。こうした汚れやカビの除去にはエタノール(濃度70~80%)を使用した清掃が有効です。

  1. カビや汚れが気になる箇所にアルコールを吹き付ける。
  2. 少し時間を置いてから、乾いた布で優しく拭き取る。

清掃時に強く擦るとフローリング表面に新たな傷が生じるため、軽く拭く程度の力加減で作業してください。カビは放置すると増殖速度が加速するため、黒いシミを発見した時点で早期対策を実施することが重要です。

 

5. フローリングの床鳴りの補修方法

最後に床鳴りが挙げられます。フローリングは複数の木材パーツを接合して製造されており、湿度変化による膨張・収縮で接合部に隙間や摩擦が生じ、ギシギシという音が発生します。床鳴り対応の補修材はホームセンターで購入でき、継ぎ目部分に特殊な液体を注入して摩擦を低減し、音を軽減することが一般的な対処法です。

 

自分でフローリングの修理をおこなうのをおすすめしない理由

ここまで紹介した補修方法は、軽度から中程度のトラブルを想定したものです。柱を貫く亀裂、大面積の剥がれ、複数箇所の沈み込みなど、深刻なダメージがある場合は無理にDIY対応せず、安全性と仕上がり品質を考慮して専門業者に依頼することが適切です。

  • 症状が重いへこみや傷、剥がれは素人では正確に修復できない可能性が高い
  • 補修に失敗すると、さらに状態を悪化させる恐れがある
  • 業者依頼は費用がかかるが、長期的に見ると安く済むケースも多い

大規模補修が必要な場合は、フローリング材の張替えや下地修理など、専門的知識と技術が必須となるため、リフォーム業者などの専門家に任せるのが最善です。なお、賃貸住宅の場合、フローリングは物件オーナーの所有物であるため、管理会社や大家さんに承諾を得てから補修を実施する必要があります。

 

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まとめ

フローリングの代表的な不具合と実践的な補修方法をご紹介しました。小さなへこみや浅い傷、表面のカビや汚れなどは、ホームセンターで購入できる補修材で対応が可能な場合が多いです。しかし、深さ5mm以上のへこみ、幅5mm以上の傷、面積30cm²を超える剥がれなど、症状が重い場合は自力修理は推奨できません。専門のリフォーム業者に補修を依頼することで、施工品質が確保され、トラブルの再発防止と被害の拡大抑止が期待できます。

特に賃貸物件では、オーナーの書面承諾なしに本格的な補修を行うと、退去時に原状回復費用として高額請求される可能性があります。不具合を発見した段階で、まずは管理会社や大家さんに状況を報告し、補修方法を相談するようにしてください。

適切な時期に適切な補修方法を選択し実施することで、フローリングの美観を保ち、長期間にわたって使用できる床材として維持することが可能です。