ウッドデッキのリフォーム!メリットやデメリットから工事にかかる費用まで

2020.05.19

住宅の敷地の中で最も活用できていない人が多い、「庭」。

庭付きの住宅は人気が高いため、あえて庭付きの住宅を選んだという方も少なくないかと思います。
しかし、いざ活用するとなるとどう活用していいかわからないという方が多くなってしまっているわけですね。

そのため、雑草が伸び放題になってせっかくの庭が台無しになってしまっているというお宅も多いのではないでしょうか?

そんな方におすすめしたいのが、最近人気が高まってきているウッドデッキです。
ウッドデッキはリフォーム業者に依頼すれば比較的簡単に設置することができますし、無駄なスペースになってしまっている庭を有効的に活用することができるようになります。
そこでこの記事では、ウッドデッキのリフォーム工事について詳しく解説していきたいと思います。

ウッドデッキの設置を検討しているという方はもちろん、庭を有効活用したいと考えている方もぜひ参考にしてみてください。

 

リフォームによってウッドデッキを設置することで得られるメリット

リフォームをおこないウッドデッキを設置した場合に得られるメリットにはさまざまなメリットがあります。

もし住宅の庭にウッドデッキを設置するかどうかで迷っているのであれば、ウッドデッキを設置することで得られるメリットを把握し、それらにメリットに少しでも魅力を感じる場合はリフォームを前向きに検討するべきです。

そこでここからは、リフォームでウッドデッキを設置することで得られるようになる4つのメリットについて紹介していきたいと思います。

 

1. 住宅の雰囲気を変えることができる

リフォームによって住宅の庭にウッドデッキを設置した場合、住宅の雰囲気をガラッと変えることができるようになります。

実際にウッドデッキが設置されている住宅の写真などを見てもらえるとわかるかと思いますが、同じ住宅であっても、庭にウッドデッキが設置されているかどうかで雰囲気が大きく異なります。
現在の住宅の庭が、雑草が生えてしまっているだけの庭になってしまっているのであればなおさらです。

また、ウッドデッキに使用する木の種類や、塗装をおこなう際の色や塗料によっても雰囲気をガラっと変えることができますよ。

 

2. 住宅内からの風景に開放感が感じられるようになる

庭にウッドデッキを設置することで得られるメリットには、住宅内からの風景に開放感が感じられるようになるというメリットもあります。

住宅の窓の外がすぐに庭になってしまっている場合、住宅内からの風景に開放感を感じることはできません。

庭がそれほど広くない場合はなおさらです。
一方、庭にウッドデッキを設置すると、住宅の内部と庭部分がひと続きになるので、住宅の内部から見た風景がガラッと変わり、開放感が得られるようになります。

住宅自体がそれほど広くない場合でも、ウッドデッキを設置することで広く感じられるようになるというメリットがあるので、そういった住宅にお住まいの方にもおすすめです。

 

3. 家族のだんらんスペースを新設することができる

家族のだんらんスペースを新たに確保できるようになるというのも、住宅の庭にウッドデッキを設置することで得られるようになるメリットの一つです

住宅に庭があるものの特にだんらんできるようなスペースがない場合、当然ですが家族が集まってだんらんすることができません。
一方、ウッドデッキを設置した場合、土台が用意されることでテーブルやイスが設置しやすくなり、家族がだんらんできるスペースが新設できるようになります。

夏場にはバーベキューをおこなうなどして自宅にいながらアウトドア気分を味わうこともできるので、これもウッドデッキを設置することで得られるようになる大きなメリットの一つと言っていいでしょう。

 

4. 住宅の空いているスペースを有効活用することができる

住宅の空いているスペースを有効活用することができるとういうのも、庭にウッドデッキを設置することで得られるようになる大きなメリットの一つです。

庭を有効活用できていないという方は多いので、実際このメリットのためにウッドデッキの設置を検討しているという方も多いのではないでしょうか?

土台の安定しているウッドデッキを庭に設置することで家族のだんらんスペースとして活用したり、住宅の中においておけないものを置いておくスペースとしても活用できるようになります。

 

リフォームによってウッドデッキを設置することで発生するデメリット

ここまで紹介してきたように、住宅の庭にウッドデッキを設置することで得られるメリットはたくさんあります。

とはいえ、デメリットがないわけではありません。
そのため、メリットだけでなくデメリットについてもしっかりと把握し、得られるメリットよりもデメリットの方が気になると感じるのであればウッドデッキの設置を見送るべきです。

そこでここからは、住宅の庭にウッドデッキを設置することで発生する3つのデメリットについてみていきましょう。

 

1. 設置するのに費用がかかる

リフォームでウッドデッキを設置する場合のデメリットで最も大きなデメリットと言えるのが、設置にかかる費用でしょう。

ウッドデッキを設置する場合、自分で設置するにしても業者に依頼するにしても結構な費用がかかります。
特に業者に依頼する場合は費用が高くなるので、最低でも30万円以上はかかると考えておいた方がいいでしょう。

 

2. メンテナンスが必要になる

ウッドデッキを設置した場合のデメリットには、メンテナンスが必要になるというものもあります。

ウッドデッキは住宅の内部ではなく外部に設置するため、常に雨風にさらされてしまっていることになります。
そうなると当然劣化してしまいやすくなるので、劣化を避けるためにも定期的にメンテナンスをおこなわなくてはいけません。
ウッドデッキのメンテナンスは毎日おこなうようなものではありませんが、汚れが目立ってきた場合や苔やカビなどが発生してしまった場合にはしっかりとメンテナンスしないとダメになってしまうのが早まります。

そのため、定期的なメンテナンスが必要になるということを覚えておいてください。

 

3. シロアリの発生源になってしまう場合がある

ウッドデッキに使用される木材には、人工的に制作された木材と天然の木材とがあります。

天然の木材の方が木本来の味わいや雰囲気が楽しめるため人気が高くなっているのですが、天然の木材にはシロアリが発生してしまいやすいというデメリットがあります。
シロアリは木材を好む害虫の一種で、住宅で発生してしまうと住宅内の木材を食い荒らしてしまう厄介な存在です。

そんなシロアリがウッドデッキに発生してしまった場合、ウッドデッキ自体はもちろん住宅の内部にまで侵攻してしまう可能性があるため、大きなデメリットになってしまう可能性があります。

 

ウッドデッキはDIYでも設置できる?

最近はDIYが流行ってきているということもあり、DIYでウッドデッキを設置できないかと考えている人も少なくないかと思います。

DIYに慣れている人であればウッドデッキを自分で設置することも不可能ではありませんが、ウッドデッキの設置は大掛かりな作業になるため、DIYでの設置はあまりおすすめできません。
何より大勢が集まる場所になる可能性があるわけですから、しっかりとした作りでないとケガをしてしまうリスクが高まります。

そのため、よほどDIYに慣れている方でない限り、ウッドデッキを自作して設置するのは避けるようにしてください。

 

ウッドデッキのリフォームを業者に依頼する場合の費用相場

DIYでのウッドデッキの設置はおすすめできないと解説してきましたが、ウッドデッキをDIYで設置しない場合、リフォーム業者に設置を依頼することになります。

そこで気になるのがリフォームにかかる費用だと思いますが、ウッドデッキのリフォーム費用は使用する素材や大きさ、柵の有無や設置場所によって大きく異なります。
そのため、かなり幅のある表現になってしまいますが、50万円〜150万円ほどは必要になる可能性があると考えておいてください。
一階に柵なしのウッドデッキを設置する場合は50万円ほどで設置できる場合もありますが、柵がつくとなるともう少し高くなりますし、設置場所が2階になると100万円以上することもあります。

ただ、実際にいくらかかるかは見積もりを出してもらうまでハッキリとしないので、まずはリフォーム業者に見積りを依頼してみてください。

 

ウッドデッキのリフォームをおこなう際の2つのポイント

実際にウッドデッキのリフォームをおこなう場合、抑えておいてほしいポイントが2つあります。

それぞれのポイントについて詳しくみていきましょう。

 

1. 可能であれば屋根をつけるのがおすすめ

ウッドデッキを設置する場合、もし可能であれば屋根を設置するのがおすすめです。

屋根を設置することでウッドデッキに直接雨風があたらなくなるため劣化しにくくなりますし、メンテナンスの回数を減らすこともできるようになります。

屋根の設置には費用がかかりますが、長く使っていきたいのであれば、ぜひ屋根の設置を検討してみてください。

 

2. 木の種類によってメリット・デメリットが異なる

ウッドデッキに使用される木材には、人工的に作られたものと天然のものとがあります。

人工的に作られたものは価格が高くなってしまいますが、シロアリに侵食されにくいというメリットがあります。
一方、天然木には安さや風合いが楽しめるというメリットがありますが、シロアリに侵食されてしまう可能性があるというデメリットがあります。

ウッドデッキを設置する場合は必ずどちらかの素材を選ぶ必要があるので、それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解した上で選ぶようにしてください。

 

まとめ

ウッドデッキのリフォーム工事について詳しく紹介してきました。

無駄なスペースになってしまっている庭を有効活用するためにウッドデッキの設置を検討しているという方は多いかと思いますが、リフォームによってウッドデッキを設置することで得られるメリットはそれだけではありません。

ウッドデッキは、住宅の雰囲気をガラっと変えることができますし、家族の団らんスペースとしても大活躍してくれます。
そのため、もしウッドデッキを設置するかどうかで迷っているのであれば、ぜひ前向きに検討してみるべきです。
ただし、ウッドデッキの設置は簡単におこなえるようなものではないので、DIYでおこなおうとするのではなく、専門の業者に依頼するようにしてください。

そうすることで、土台がしっかりとしたウッドデッキを設置することができるようになりますし、安心して利用できる耐久性の高いウッドデッキが設置できるようになりますよ。