外壁塗装の色は何色を選ぶべき?色選びで失敗しないためのポイント

2020.02.15

住宅の外壁塗装が成功するかどうかに大きく関わってくる、「色」。

どれだけグレードの高い塗料を選んでも色選びで失敗してしまうと、その外壁塗装は失敗に終わってしまったと言わざるをえません。
また、外壁塗装は簡単に塗り直しができるようなものでもないので、失敗したからと言って簡単に別の色に塗り替えることもできません。
そのため、外壁塗装の色を選ぶときには慎重に選ぶ必要があります。
そこでこの記事では、外壁塗装の色選びについて詳しく解説していきたいと思います。
色選びで失敗しないためのポイントや今人気の色について紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

 

外壁塗装の色選びで失敗しないためのポイント

外壁をどの色で塗装していくのかを決める場合、いくつか意識しておくべきポイントがあります。
それらのポイント意識しながら外壁の色を選ぶのと意識せずに選ぶのとでは、外壁塗装が完了した後の仕上がりに大きな違いが生まれてしまいかねません。

外壁塗装が完了した後に、「やっぱりあの色にしておけば良かった」となってしまわないためにも、これから紹介する8つのポイントを意識しながら選ぶようにしましょう。

 

1. 周囲の住宅との調和を考えて色を選ぶ

外壁塗装に採用する色を選ぶ場合に意識するべきポイントの1つ目が、周囲の住宅との調和です。
あなたのマイホームがどういった地域や場所に建っているのかはわかりませんが、ほとんどの場合、少なからず周囲にいくつか住宅が建っているかと思います。
その周囲の住宅を実際に見てもらえるとイメージしやすいかと思いますが、ほとんどの住宅が同じような色を採用してはいないでしょうか?

少なくとも、周囲の住宅と調和が取れないような奇抜な色が採用されてはいないはずです。
というのも、周りの住宅と調和しないような色を選んでしまうと、変に目立ってしまったり、孤立してしまったりする可能性が高いからです。
良い意味で目立つのであれば特に問題ありませんが、悪い意味で目立ったり孤立してしまうのは避けたいところですよね?
また、景観ガイドラインというものが設けられている地域もあるため、あまりにも周りの住宅と調和しないような色を選んでしまうと、後々トラブルに発展してしまうことすらあります。
ですので、外壁塗装に採用する色を選ぶときには、周囲の住宅との調和を意識しながら選ぶようにしましょう。

 

2. 外壁以外の部分との調和を考えて色を選ぶ

外壁塗装に採用する色を選ぶ場合に意識するべきポイントの2つ目が、外壁以外の部分との調和です。
住宅の外部には外壁以外にも、屋根やサッシといった部分があります。
外壁塗装をおこなう場合、これらの部分と外壁の色を合わせないと変な色の組み合わせになってしまいます。
色には相性があり、屋根と外壁に相性の悪い色同士を選んでしまうと違和感のある見た目になってしまいがちです。
また、サッシなどの塗装がおこなえない部分は色の変更ができないため、それらの部分との相性も考えて色を選ばなくてはいけません。
これらのポイントを無視して色を選んでしまうと外壁塗装の色選びで失敗してしまう確率が高くなるので、しっかりと意識しながら選ぶようにしてください。

 

3. 色を増やしすぎないようにする

外壁塗装に採用する色を選ぶ場合に意識するべきポイントの3つ目が、色を増やしすぎないようにするというものです。
色の組み合わせには使用する色の数も重要で、数が多くなりすぎてしまうとゴチャゴチャとした落ち着きのない組み合わせになってしまいます。
また、色の数が増えれば増えるほど色同士の相性を調整するのが大変になるので、そういった観点からも色を増やしすぎるのはおすすめできません。
ですので、外壁塗装に使用する色は多くても3色まで、可能であれば2色までに留めるようにしてください。
そうすることで雑多感をなくしつつ、相性の良い配色が実現可能になりますよ。

 

4. 汚れが目立ちにくい色を選ぶ

外壁塗装に採用する色を選ぶ場合に意識するべきポイントの4つ目が、汚れが目立ちにくい色を選ぶようにするというものです。
塗料の種類にもよりますが、外壁塗装に使用する塗料にはさまざまなカラーが用意されています。
また、外壁塗装を担当してくれる塗装業者によっては希望のカラーを配合してくれることもあります。

しかし、それらのカラーの中には汚れが目立ちやすい色と汚れが目立ちにくい色とがあります。
汚れの目立ちにくい色は綺麗な状態を長い間保ちやすくなっていますが、逆に汚れの目立ちやすい色は綺麗な状態を保ちにくくなってしまっています。
そのため、好みのカラーがあるかとは思いますが、できるだけ汚れの目立ちにくい色を選ぶべきです。
汚れの目立ちにくい色としては、グレーがあげられます。
逆に汚れが目立ちやすい色としては白や黒があげられます。
白や黒はかなり汚れが目立ってしまうので、どうしても譲れない理由がある場合を除き、極力避けるようにしておいた方がいいでしょう。

 

5. 変色しにくい色を選ぶ

外壁塗装に採用する色を選ぶ場合に意識するべきポイントの5つ目が、変色しにくい色を選ぶようにするというものです。
外壁塗装の塗料はカラーが豊富だと紹介してきましたが、それらの色の中には色あせしてしまいやすい色というものがあります。
色あせしてしまいやすい色としては、赤や紫などがあげられます。
これらの色は太陽光からの紫外線の影響を受けやすい色として有名です。
紫外線からの影響を受けやすくなってしまっているので他の色よりも色があせてしまいやすく、見栄えが悪くなってしまいがちです。
同じ料金を支払って外壁を塗装するわけですから、わざわざ色あせしやすい色を選ぶのはもったいないですよね?
ですので、変色しにくい青などの色を選ぶようにしましょう。

 

6. 面積効果を意識しながら色を選ぶ

外壁塗装に採用する色を選ぶ場合に意識するべきポイントの6つ目が、面積効果を意識して選ぶようにするというものです。
色には面積効果という効果があります。
これは、同じ色であっても、その面積によって色の明るさや濃度の印象が異なっているように見えてしまうというものです。
例えば、黄色などの明るい色の場合、狭い面積で表示されているよりも広い面積で表示されている方がより明るく感じます。
また、暗い色の場合は狭い面積で表示されるよりも広い面積で表示された方がより暗く感じるようになっています。
外壁塗装をおこなう外壁の面積は基本的に広くなるので、見本で見ているよりも明るくなる・暗くなるということを意識して選ぶようにしましょう。

 

7. できるだけ基本色から選ぶようにする

外壁塗装に採用する色を選ぶ場合に意識するべきポイントの7つ目が、できるだけ基本色から選ぶようにするというものです。
外壁塗装で使用する塗料は塗料メーカーから発売されていますが、それぞれの塗料メーカーでは、外壁塗装の塗料に基本色というものが設定されています。
基本色は選ぶユーザーが多く使用される頻度が高い色のことです。
つまり、人気の高い色ということですね。
そのため、基本色以外の色を選ぶよりも、基本色を選んだ方が色選びで失敗知る可能性が低くなります。
また、基本色はそのメーカーのカタログに掲載されている色になるので、メンテナンスをする際に色が指定しやすくなっています。
このように、基本色を選ぶことでさまざまなメリットがえられるようになるので、外壁塗装に使用する色を選ぶときには基本色から選ぶことをおすすめします。

 

8. カラーシミュレーションツールを使ってシミュレーションする

外壁塗装に採用する色を選ぶ場合に意識するべきポイントの8つ目が、カラーシミュレーションツールを使ってシミュレーションするというものです。
カラーシミュレーションツールというのは、住宅の3Dイメージの外壁の色や屋根の色を好みの色に変更できる便利なツールです。
全部のカラーが用意されているわけではありませんが、基本的な色はカバーされているので、実際に外壁塗装をおこなった後がイメージしやすくなります。
外壁のカラーシミュレーションツールとして人気が高いのは、以下のサイトで公開されているツールです。

 

さくら外壁塗装店:

https://www.gaiheki-tosou.shop/index.php?action=public_static&path=colorsimulation.html

エスケー化研:

https://www.sk-kaken.co.jp/simulation/

関西ペイント社:

https://www.kansai.co.jp/repaint/index.html

 

いずれも無料で利用できる便利なツールなので、外壁塗装の色選びの際に活用するようにしてください。

 

外壁塗装で人気が高いおすすめの色3選

最後に、外壁塗装の色として特に人気の高い色を3つ厳選して紹介していきたいと思います。

 

1. 白

外壁塗装の色の中で特に人気が高いのが、定番カラーである「白」です。
白は膨張効果で住宅を大きく見せてくれますし、高級感のある仕上がりになる色です。
ただ、汚れやすいという欠点があるので、汚れが定着しにくい塗料を選ぶなどして対応する必要があります。

 

2. クリーム

クリームも外壁塗装に使用できる色の中で特に人気の高い色の一つです。
クリームは白系統の色ですが、少しくすんだ感じの色になるため、白よりも汚れが目立ちにくいという特徴があります。
また、住宅の印象を柔らかくしてくれるというメリットもあります。

 

3. グレー

住宅をスタイリッシュに見せたいのであれば、グレーもおすすめです。
グレーは色の効果で引き締まって見えるため、スタイリッシュな印象をあたえてくれます。
また、汚れが目立ちにくいというメリットもあるので、外壁塗装に使用される色の中でも人気の色となっています。

 

まとめ

外壁塗装の色選びについて詳しく紹介してきました。
今回紹介してきた8つのポイントを意識しながら外壁塗装の色を選ぶようにすれば、外壁塗装の色選びで失敗してしまうようなことはまずなくなるはずです。
逆に、これらのポイントを無視して色選びを進めてしまうと、せっかく外壁塗装をおこなっても気にくわない色で仕上がってしまうことになります。
ですので、この記事紹介してきた8つのポイントについてはしっかりと意識するようにしましょう。
また、特に色が決まっていない場合は、おすすめの色として紹介してきた3つの色の中から選ぶのもおすすめなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。