千葉県でフローリングのリフォームを行う場合の基礎知識

2020.08.07

日本の住宅の床に採用されている床材、フローリング。
日本の住宅と言えば畳が主流でしたが、最近はフローリングが採用されることの方が多くなってきています。
そんなフローリングですが、フローリングには耐用年数があり、しばらく使い続けているとどうしても劣化してしまいます。
実際、住宅のフローリング材の汚れや傷、音鳴り、破損などが気になっているという方も多いのではないでしょうか?

少しの汚れや傷であれば修復も可能ですが、汚れや傷が全体におよんでいる場合や音鳴りが発生している場合、破損している箇所がある場合はフローリングのリフォームを検討する方が懸命だと言えます。
そこでこの記事では、千葉でフローリングのリフォームを検討している方のために、フローリングのリフォームについて詳しく紹介していきたいと思います。

住宅のフローリングに使用される木材の種類や特徴、リフォームにかかる費用、リフォームがおこなわれる際の流れなどについて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

 

フローリングの張替え時に用いられる2つの工法

住宅のフローリングをリフォームする場合、張替え工法と重ね張り工法という2種類の工法のうちのいずれかでリフォームを実施していくことになります。

それぞれの工法がどういった工法でどのような特徴があるのかについてみていきましょう。

 

1. 張替え工法

張替え工法は、既存のフローリングをすべて撤去し、新しいフローリング材に張替えていくタイプの工法です。
古いフローリング材を撤去するので手間がかかりますし、手間と時間がかかる分費用も高くなってしまいますが、古いリフォーム材を撤去することで下地の状態が確認できるという大きなメリットがあります。
耐用年数を過ぎてしまっているフローリングに対しては、張替え工法で施工されることがほとんどです。

 

2. 重ね張り工法

最近人気が高まってきているのが、この重ね張り工法です。

先ほど紹介した張替え工法は古いフローリング材を撤去するタイプの工法でしたが、重ね張り工法では、古いフローリングの上に新しいフローリングを敷いていく形で対応します。
古いフローリングを撤去する必要がないので手間と時間がかかりませんし、手間と時間がかからないので費用を安く抑えることもできます。
ただし、古いフローリングに新しいフローリングを重ねていくのでどうしても段差ができてしまいます。

そのため、事前に施工できるかどうかについてよく確認する必要があります。

 

単層フローリングと複合フローリング

住宅の床に敷くフローリングには単層フローリングと複合フローリングがあります。
それぞれどういったフローリング材でどういった特徴があるのかについてみていきましょう。

 

単層フローリング

単層フローリングは、天然の木材を材料として製造されているタイプのフローリング材です。

無垢材や集成材で製造されているため、木本来の質感を楽しむことができます。
複合フローリングのように特殊な加工が施されていないため傷がついてしまいやすいというデメリットがありますが、傷がついた部分をやすりで削るなどして修復することが可能です。

また、天然素材であるため、調湿効果なども期待できます。
もちろんメリットだけでなく、価格が高いといったデメリットや水気に弱いというデメリットもありますが、近年人気の高まってきているフローリング材でもあります。

 

複合フローリング

昔から日本の住宅の床に採用されてきているのが、この複合フローリングです。

複合フローリングは、合板などの素材の表面に化粧をほどこした薄い板を貼り付ける形で製造されているタイプのフローリングとなっています。
表面に化粧板を貼り付けて製造されるため、デザインやカラーバリエーションが豊富というメリットがあります。

また、単層フローリングよりも湿度の影響を受けにくくなっているので反りが発生しにくいというメリットもありますし、防音など機能性を持った製品もあります。
ただ、単層フローリングと比べると踏み心地が良くなく、高級感も劣ってしまいます。

 

千葉でのフローリングのリフォーム時に選べる木材の種類

住宅の床に採用されるフローリング材は素材となる木材の種類もさまざまです。
フローリング材に使用される木材の種類と特徴についてみていきましょう。

 

ウォールナット

住宅の床に採用されるフローリング材の中でも特に人気の高いのが、このウォールナット材です。
インテリア製品にも採用されることが多く、濃くて深みのある色をしています。
落ち着いて印象の床にしたいときにおすすめのフローリング材となっています。

 

メープル

先ほど紹介したウォールナット材とは異なり、明るい色味が特徴のメープル材。
メープル材は数あるフローリング材の中でも特に硬いフローリング材で、摩擦や傷に強いという特徴をもっています。
そのため、子ども部屋の床に採用されることの多い床材となっています。

 

タモ

メープル材よりも濃い色をしているのが、このタモ材です。
タモ材は木工製品などにも良く使用される加工性の高い素材で、着色をしやすいというメリットもあります。
木目がハッキリとしているので、木の雰囲気を楽しみたい方にもおすすめですよ。

 

ローズウッド

高級感のあるフローリング材、ローズウッド。
ウォールナット材のように落ち着いた色とハッキリとした木目が印象的なフローリング材です。
硬さがあるので耐久性が高いというメリットがあります。

 

パイン材

量販店の家具などに採用されることが多く、ポピュラーなのがこのパイン材です。
白い色味が特徴的で、軽くて柔らかいという特徴があります。
触れたときの質感も良いので、近年人気が高まってきています。

 

ヒノキ

ヒノキ風呂など、水回りの製品に使用されることの多いヒノキ材。
ヒノキは油分を多く含んでいるタイプの素材なので、耐水性が高いという特徴があります。
木材の質感がより楽しめるタイプのフローリング材です。

 

千葉でフローリングのリフォームをおこなう場合にかかる費用相場

住宅のフローリングのリフォームをおこなう場合、最も気になるのが費用についてではないでしょうか?
千葉でフローリングのリフォームにかかる費用は採用する工法や素材によって異なってきますが、おおよその目安は以下のとおりです。

間取り 張替え工法の費用相場 重ね張り工法の費用相場
4畳 5〜15万円 5〜10万円
6畳 10〜20万円 7〜15万円
8畳 12〜25万円 10〜18万円

 

上記の費用はあくまで目安です。

実際いくらかかるのかについては、リフォームを依頼する千葉リフォーム業者に見積りをとってもらってから確認するようにしてください。

 

千葉でフローリングのリフォームをおこなうときの流れ

住宅のフローリングのリフォームをおこなうときの流れについても確認しておきましょう。
事前に流れを確認しておくことで、スムーズに進めていくことができるようになりますよ。
フローリングのリフォームは以下のような流れで進んでいきます。

工程 概要
問い合わせ まずはフローリングのリフォームを依頼する千葉の業者に問い合わせをおこないましょう
相談と現場の確認 問い合わせをしたら、後日担当者が自宅に訪問してくれます
現場を確認してもらいながらいろいろと相談していきましょう
見積もり 見積りを作成してもらいます
契約 見積りの内容を確認し、特に問題なければ契約となります
着工 着工していきます。
張替え工法の場合は一旦既存のフローリングを剥がし、新しいフローリングに張り替えていきます。
重ね張り工法の場合は、既存のフローリング材の上から新しいフローリング材を敷いていきます
立ち会いでの確認 リフォームが完了したら、担当者の立ち会いのもと、リフォーム箇所を確認していきます。
特に問題がなければ完了となります。

 

施工する場所の広さにもよりますが、よっぽど広くない限り、重ね張り工法で1〜2日、張替え工法でも2〜3日程度で完了するはずです。

 

フローリングのリフォームをおこなうときの注意点とポイント

最後に、住宅のフローリングのリフォームをおこなう際の注意点とポイントについてみていきましょう。
住宅のフローリングのリフォームをおこなう場合の注意点とポイントは2つあります。

 

1. 場合によっては他の床材へのリフォームも検討する

もともとフローリング材が敷かれている床のリフォームをおこなう場合、ほとんどの方が同じフローリングへのリフォームを検討します。

しかし、住宅の床に敷くことのできる床材はフローリングだけではありません。

  • クッションフロア
  • フロアタイル
  • カーペット

など、さまざまな床材に変更することが可能です。

もちろんフローリングを希望するのであればフローリングを選ぶべきですが、他の床材にも興味があるのであれば、フローリング以外へのリフォームも考えてみるべきです。

それぞれの床材にはフローリング材と異なる魅力があるので、もしかしたら他の床材の方が向いているかもしれませんよ?

 

2. バリアフリー化も一緒におこなうようにする

フローリングのリフォーム方法には張替え工法と重ね張り工法とがあると紹介してきましたが、張替え工法でフローリングのリフォームをおこなうのであれば一緒にバリアフリー化も進めていくべきです。

住宅の主なバリアフリー化としては段差の解消があげられますが、フローリングのリフォームとバリアフリー化を別々におこなうのは非常にもったいないと言えます。
もちろん同居人にご高齢の方がいないのであればフローリングのリフォームだけで充分ですが、ご高齢の方が同居している、あるいは同居する予定があるというのであれば、バリアフリー化も一緒に進めるべきです。

リフォーム業者に相談しながら、フローリングのリフォームとバリアフリー化を一緒におこなう方向で進めていくようにしましょう。

 

まとめ

千葉でフローリングのリフォームを検討している方のために、フローリングのリフォームについて詳しく紹介してきました。

フローリングをリフォームする際は素材選びがとても重要になってくるので、それぞれの素材の特徴を把握し、住宅とマッチするかどうかを考えながら進めていくようにしてくださいね。
また、ご高齢の方が同居している、する予定がある場合は、バリアフリー化の実施も検討してみてください。
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