フローリングを塗装して長持ちさせよう!効果・塗料の種類・塗装方法を徹底解説
住宅の床材としてもっとも採用頻度が高いといわれるフローリング。
毎日家族が行き来する部分だからこそ、劣化も進みやすい場所の一つです。
「いずれ劣化するのは仕方ない」とあきらめてしまうのも一つの考え方ですが、快適な生活を長く続けるためには、可能な限り劣化を防ぐ工夫も欠かせません。
そして、フローリングの劣化対策として定番なのが、塗装です。
本記事では、フローリングの塗装がもたらすメリットや、使用される塗装剤の種類、それぞれの塗装方法などを詳しくご紹介します。
フローリングの劣化が気になっている方や、これから対策を始めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
フローリングを塗装することで得られる3つの効果
まずは、フローリング塗装によって得られる代表的な効果をチェックしましょう。
大きく分けると、以下の3つが挙げられます。
1. フローリングを保護することができる
塗装によって最も期待できるのが、フローリングの保護です。
本来、フローリングには初期段階で塗装やコーティングが施されており、この塗膜が床材を劣化から守ってくれます。
ただし、塗膜は永久に持続するものではなく、年数が経過するにつれ摩耗してしまいます。
そこで有効なのが、新たに塗装を施すこと。
- もともとの塗膜が薄れている場合、それを補い再生できる
- より強力な塗装剤を使えば、耐久性や保護力がアップ
このように定期的に塗装すれば、フローリングの劣化を抑えて、長期間快適に使い続けることが可能です。
2. フローリングを美しく保つことができる
フローリングは、長年の使用でどうしても見た目がくすんだり、塗膜が剥がれてツヤが失われたりしがちです。
住宅全体の印象も古びて見えてしまうため、美観を重視する方にとっては大きな悩みと言えます。
そこで、塗装を行うと、塗膜が再生されて光沢を取り戻し、色の発色も良くなる場合があるのです。
- ツヤや質感が改善し、新品同様の見た目に近づく
- 塗料の種類によっては、明るさや雰囲気を大きく変えることも可能
こうした効果により、室内空間のイメージも一新できます。
3. 滑り止めを効かせることができる
もともとの塗装には、滑り止めの効果も含まれていますが、塗膜が剥がれるとその効果は大きく低下します。
小さなお子さんやご高齢の方、ペットがいる家庭では、転倒リスクやペットの脚への負担を減らしたいですよね。
そこで塗装を施せば、以下のメリットが得られます。
- フローリングの滑り止め効果が復活し、転倒防止に役立つ
- ペットの足腰の負担が軽減され、けがや関節疾患を防げる
フローリングの塗装に使用される主な塗料の種類
フローリングの塗装にはいろいろな塗料が使われますが、代表的なものとしては大きく3種類に分類されます。
1. ワックス塗料
昔ながらのワックス塗料は、扱いやすさと施工の手軽さが特徴です。
年末の大掃除で使用した経験のある方も多いでしょう。
ただし、
- 耐久性が比較的低く、1年に1回程度の頻度で塗り直しが必要
という点を踏まえておく必要があります。
2. オイル塗料
オイル塗料は、木目や質感を損なわず、木のぬくもりを生かしたい場合に適しています。
- 木の内部に染み込むタイプで、表面の塗膜は形成しない
- 無垢材フローリングなど、素材感を重視した床に人気
とはいえ、保護力や耐久性はコーティング剤より低く、定期的なメンテナンスが必要です。
3. コーティング剤
コーティング剤は、ワックス塗料やオイル塗料に比べて耐久性・保護力が高く、長持ちしやすいのが利点です。
フローリング表面にしっかりと塗膜を作り、傷や水分を防ぎながらツヤも与えられるため、効果が高い反面、施工の手間や費用は上がりがちです。
それぞれの塗料での塗装方法
では、これら3種類の塗料を使った塗装方法を簡単に解説します。
ワックス塗料での塗装方法
1. フローリング表面の汚れやほこりをしっかり拭き取り、掃除機などで
2. 柔らかい布やワックス用スポンジにワックスを適量つけて塗り広げる
3. 一度塗りが終わったら、十分に乾燥させる
4. 必要に応じてもう一度重ね塗りし、再び乾燥させて完了
気軽に取り組める反面、頻繁な塗り直しが必要になる点は押さえておきましょう。
オイル塗料での塗装方法
1. まずフローリングの汚れを落とし、マスキングテープなどで周囲を養生
2. 刷毛などを使ってオイル塗料を塗布
3. 一定時間置いてから柔らかい布で余分なオイルを拭き取る
4. 乾燥させたら、必要に応じて複数回繰り返す
木材に染み込ませるイメージで、ムラが出ないように塗るのがポイントです。
コーティング剤での塗装方法
1. 古い塗膜を剥離剤で落とし、フローリングを素地の状態に近づける
2. 表面を掃除・乾燥させた後、コーティング剤をむらなく塗布
3. 1日〜2日ほどしっかり乾燥させ、二度塗りで仕上げる
コーティング剤は扱いが難しいうえに古い塗膜の除去も必要なため、プロの技術を要する場合が多いです。
フローリングをしっかり塗装したいなら業者に依頼するのもおすすめ
DIYで塗装を行う方法もありますが、特にコーティング剤など高度な技術が求められる塗装は、専門業者への依頼がおすすめです。
- ムラのない仕上がりを実現
- 耐久性・保護力に優れた塗膜を形成
- 万が一の不具合にも対応しやすい
ワックスでは頻繁なメンテナンスが大変、でもしっかりフローリングを保護したいという場合は、ぜひリフォーム業者への依頼を検討してみてください。
まとめ
今回は、フローリング塗装による劣化防止や見た目の改善、滑り止め効果などについて詳しく解説しました。
塗装には費用や手間がかかるものの、適切に施すことでフローリングの寿命が延び、結果的に大規模なリフォーム費用を抑えられる可能性があります。
- ワックス塗料: 手軽にできるがメンテナンス頻度が高い
- オイル塗料: 木の質感を生かせるが、保護力はやや弱い
- コーティング剤: 保護力が高いが施工が難しく業者依頼が無難
DIYでチャレンジするもよし、専門業者に依頼してしっかりとした仕上がりを目指すもよし、ご家庭の状況や予算に合わせて検討してみてください。
フローリングのリフォームについても、長期的に見れば塗装をこまめに行うことで寿命を延ばし、本格的な張替えを先延ばしにできる可能性があるため、ぜひ参考にしてください。
いつまでも美しいフローリングを維持し、快適な住まいで過ごせるよう、計画的な塗装を考えてみましょう。