フローリングの不具合が発生したら?自分でできる補修方法と業者依頼のポイント
多くの住宅で採用されている人気の床材といえば、フローリングです。
しかし、住宅を建ててしばらく経つと、どうしてもフローリングに不具合(へこみ、傷、剥がれなど)が出てくるもの。
軽微なものであれば日常生活に支障が出ないケースもありますが、見た目が気になるうえに、放置すると状態が悪化してしまう可能性があります。
そこで本記事では、フローリングに不具合が発生した場合の補修方法を詳しくご紹介します。
自力で修理する方法だけでなく、専門業者への依頼が必要なケースについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
トラブル別にフローリングの補修方法を紹介
フローリングに発生するトラブルはさまざまです。
トラブルの種類によって補修方法が異なるため、症状に合った対処を行う必要があります。
ここでは、代表的なフローリングトラブルと、その補修方法を紹介していきます。
1. フローリングのへこみの補修方法
フローリングで起きやすいトラブルのひとつが、へこみです。
いくら耐久性の高いフローリング材でも、長期的な使用や、重い物を落とすなどの衝撃が加わると、へこんでしまうことがあります。
こうした小さなへこみは、アイロンを使った方法で対処することが可能です。
- まず、アイロンと水で濡らした布を用意する。
- へこんでいる部分に濡れた布をあてる。
- 布の上からアイロンを当て、水蒸気をフローリングに染み込ませる。
木材は水分を含むと膨張する性質があるため、水蒸気を浸透させることでへこみを目立たなくすることができます。
ただし、深刻なへこみには対応できない場合もあるので注意しましょう。
2. フローリングの傷の補修方法
次に多いのが、フローリングの傷です。
小さな傷なら人体に影響はないかもしれませんが、見た目が気になるだけでなく、ひどい場合は怪我や転倒の原因となることも。
比較的浅い傷であれば、自力で修理することも可能です。
- 色を塗って傷を隠すペンタイプの商品を使う(ホームセンターなどで入手可能)。
- シールで傷部分を目立たなくする方法もある。
- より本格的に直したい場合は、固形パテを傷に埋め込み、平らにしてから塗装する。
ペンタイプやシールタイプであれば手軽に補修できますが、大きな傷やえぐれがある場合は専門業者に依頼するほうが無難です。
3. フローリングの剥がれの補修方法
フローリングには、無垢材フローリングと複合フローリングがありますが、多くの住宅では複合フローリングが用いられています。
複合フローリングでは、木材の表面に“シート”を貼っている構造のため、シートの剥がれが起きることがあります。
- 接着剤を使って、剥がれているシートを再度貼り付ける。
- シートが完全に剥がれている場合は、パテを使って穴を埋め、ヤスリで平らに整える。
- 塗料やニスを塗って、周りのフローリングと質感を合わせる。
シートの剥がれが軽度であれば、自分でも比較的簡単に補修できます。ただし、広範囲にわたる剥がれは専門家へ相談しましょう。
4. フローリングのカビや汚れの補修方法
フローリングは使用頻度が高いうえ、素材が木のため、湿気が多い環境ではカビが発生しやすく、汚れもつきやすい場所です。
放置すると見た目が悪いだけでなく、健康被害につながるリスクも。
そこで有効なのが、アルコールを使った掃除方法です。
- カビや汚れが気になる箇所にアルコールを吹き付ける。
- 少し時間を置いてから、乾いた布で優しく拭き取る。
強く擦りすぎると木材を傷める恐れがあるため、ソフトな力加減で行うのがポイントです。
カビは放っておくとどんどん広がる場合があるため、早期対策を心掛けましょう。
5. フローリングの床鳴りの補修方法
最後は、床鳴りに関するトラブルです。
フローリングは複数の木材パーツをつなげて作られており、湿気による膨張などで隙間や摩擦が生じるとギシギシと音が鳴ることがあります。
床鳴り用の補修アイテムがホームセンターで入手できるため、継ぎ目部分に特殊な液体を塗布して摩擦を減らし、音を軽減する方法が一般的です。
自分でフローリングの修理をおこなうのをおすすめしない理由
ここまで、自分で行えるフローリングの補修方法を紹介してきましたが、あくまでも軽度のトラブルに限った話です。
深刻なダメージや大きな範囲での不具合がある場合は、無理に自分で対処しようとせず、専門業者に依頼した方が安全と言えます。
- 症状が重いへこみや傷、剥がれは素人では正確に修復できない可能性が高い
- 補修に失敗すると、さらに状態を悪化させる恐れがある
- 業者依頼は費用がかかるが、長期的に見ると安く済むケースも多い
特に大規模な補修が必要な場合は、専門的な知識と技術が不可欠なため、リフォーム業者などのプロに任せるのがベストです。
また、賃貸住宅の場合はフローリングは物件オーナーの所有物なので、勝手に手を加えないように注意しましょう。
まとめ
フローリングに発生しやすい不具合と、その補修方法を中心にご紹介しました。
小さなへこみや浅い傷、表面の汚れ・カビなどは、ホームセンターなどで手に入る補修グッズを使ってある程度対応できます。
しかし、大きな傷や深刻な剥がれなど、症状が重い場合は自力での修理はおすすめできません。
専門のリフォーム業者に依頼して正確に補修してもらうことで、トラブルの再発や被害拡大を防げる可能性が高いでしょう。
特に賃貸住宅では、オーナーの承諾なしに大がかりな補修を行うのは避け、まずは管理会社や大家さんに相談するようにしてください。
適切な補修や修理を行って、フローリングを美しく長持ちさせましょう。