フローリング・床材の種類と選び方|2025年最新の特徴・費用相場

2020.03.27

床材の劣化を感じたら早めにチェック!住宅に使える床材の種類と選び方

住宅に住み続けると、床材は経年劣化により徐々に機能を失います。床材が劣化すると、歩く際に軋む音が発生したり、家具の重みでへこみが生じたり、最悪の場合には床が沈み込むといった深刻な損傷に至るリスクもあります。そのため、床の劣化兆候が見られたら、早急に床のリフォーム工事を検討し、実施することが重要です。

本記事では、住宅の床に採用される主な床材6種類の特徴を、詳細な情報とともに解説します。各床材のメリット・デメリット、床材の選定基準、適切な使用場所などについても詳しく紹介していますので、床のリフォームを検討中の方にとって実践的な参考情報が充実しています。ぜひ、今後のリフォーム計画の判断材料にお役立てください。

 

住宅の床に使用できる床材の種類

住宅の床材といえば、フローリングや畳を思い浮かべる方が大多数です。しかし実際には、カーペット、タイル、コルク、石材など多岐にわたる選択肢が存在します。リフォームを機に床材を変更するのであれば、まずはどの床材に変更するかを複数候補から比較検討するところから始める必要があります。以下では、住宅の床に使用可能な6つの主要な床材を紹介していきます。

 

1. フローリング

最も定番かつ圧倒的人気を誇る床材がフローリングです。フローリングは天然木材を床材用に加工した建材で、和風・洋風・モダンなど、あらゆる住宅デザインに対応できる高い汎用性が最大の特徴です。また、木材特有の温かみのある質感を室内に実現でき、経年による色の深まりなど自然な風合いが多くのユーザーに好まれています。

 

無垢材フローリングと複合フローリング

フローリング材は、「無垢材フローリング」と「複合フローリング」の2つの主要なタイプに大別されます。

  • 無垢材フローリング
    単層構造の木材を使ったフローリング材で、木本来の味わいを存分に楽しめます。
    経年変化によって色味や質感が変化し、使うほどに深い味わいを得られる点が魅力です。
    一方で、湿気や傷に弱く、統一感を出しにくいというデメリットもあります。
  • 複合フローリング
    合板や集積材の上に化粧シートを貼り付けて作られるタイプ。
    水気や湿気、傷に強く、機能性の高い製品も多いことから、日本の住宅では無垢材フローリングよりも普及率が高いです。
    ただし、加工が施されているため、補修が難しい点や、価格が高めの製品がある点には注意が必要です。

 

フローリングに使用される木の種類

フローリング材は、使用する木の樹種によって色合い、耐久性、空間の雰囲気が大きく異なります。主な樹種の特性を例に挙げてみましょう。

  • ウォールナット
    濃い茶色が特徴で、高級感のある仕上がりになります。
    耐久性が高く、傷にも強い点が魅力です。
  • ブラックチェリー
    ウォールナットよりも明るい色合いで、子ども部屋やリビングなど幅広い空間に適しています。
    経年変化による色味の変化も楽しめます。
  • メープル
    白っぽい色合いで、ナチュラルな雰囲気を好む方に人気。
    衝撃に強い点も特徴の一つです。

このほかにも、チークやオーク、タモ、バーチなど、多彩な木材選択肢が用意されています。特定の木材にこだわりたい場合や、樹種ごとの性能について詳しく知りたい方は、リフォーム業者の専門家に相談することをお勧めします。

 

2. 畳

日本の伝統的で歴史ある床材といえば、畳です。い草を加工して製造される畳は、和室だけでなく、リビングなど住宅内に部分的に導入したいというニーズも依然として高い需要があります。また、い草は天然素材特有の湿度調節機能を有しており、夏場の高い湿度環境でも室内を比較的快適な状態に保つという実用的なメリットがあります。

 

3. カーペット

高級感を演出できる床材としては、カーペットが挙げられます。欧米では広く普及している一方、日本ではフローリングや畳ほど一般的ではありませんが、豊富なカラーバリエーションと多彩なデザインパターンが大きな魅力です。ただし、夏季の高温環境では蒸れやすいという課題や、ダニ・アレルギンの発生対策にメンテナンスが必要な点がデメリットとして挙げられます。

 

4. タイル

優れた耐久性と高い耐水性を備える素材として、タイルがあります。玄関、キッチン、浴室などの水回りや、汚れが付着しやすい場所での使用が最適な床材です。多彩なカラーバリエーションとデザイン性の高さが特徴で、日常の掃除や清掃が容易である利点がある一方、滑りやすく足元が不安定になりやすい点、床からの冷感が強い点には注意が必要です。

 

5. コルク

衝撃吸収性に優れた床材として注目が集まっているのが、コルクです。柔らかく弾力性のある踏み心地で足や関節への負担が少なく、子ども部屋やペットを飼う家庭での導入実績が増加しています。その反面、他の床材と比べて耐久性がやや劣る傾向にあり、定期的なメンテナンスや補修の頻度が増加する可能性がある点が課題です。

 

6. 石材

最後に紹介する床材は、石材です。天然大理石などを使用した床材は高級感を醸し出し、玄関やエントランス、特定スペースに豪華で洗練された印象をもたらします。しかし、材料費や施工費が高額である点、汚れやシミが付着しやすい点、足元の冷感が強い点など多くのデメリットがあるため、限定的な場所や用途での採用に留まるのが一般的です。

 

住宅の床材は用途に合わせて選ぶのがおすすめ

ここまで6種類の床材を紹介してきましたが、床材の選択をデザイン性や外観の好みだけで決めてしまうと、実際の生活開始後に使い勝手や機能面で不満が生じるケースが多く発生します。長期にわたり快適な生活環境を実現するためには、各スペースの用途と利用環境の特性を踏まえたうえで、機能性を重視した床材選びが不可欠です。

例えば、玄関には掃除が簡単で耐久性の高いタイルや石材を、子ども部屋には衝撃吸収性が高く滑りにくい安全性を備えたコルクを採用するなど、スペースごとの機能的なニーズに応じて最適な床材を選定することで、快適性とデザイン性の両立が可能になります。また、幼いお子さんや高齢者がいるご家庭、ペットと共生する住宅では、安全性の確保と汚れや傷への耐性を最優先に床材を検討することが有効です。

 

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まとめ

今回は住宅の床に使用される床材6種類を中心に、選定のポイント、各床材の特性について詳細に解説しました。フローリング、畳といった伝統的な床材から、カーペット、タイル、コルク、石材など多様な床材が存在しますが、それぞれに異なるメリット・デメリットがあります。住宅の用途、設置場所、家族構成などの条件を総合的に判断して最適な床材を選ぶことが、住空間の快適性と満足度を大きく左右する重要な決定要因となります。

実際に床のリフォーム工事を進める際には、早期段階でリフォーム業者に相談し、経験豊富な専門家からのアドバイスを受けることを強くお勧めします。そうすることで、施工プランを効率的に立案でき、実現したい理想の住まいを確実に形にすることが可能になります。

ぜひこの記事の情報を参考に、床材の比較検討とリフォーム計画の具体化を進めてみてください。