クロスのリフォームを成功させる!種類・選び方・注意点を徹底解説
住み続けるうちに、湿度変化、日光による褪色、結露、タバコのヤニなどにより、住宅の壁紙(クロス)には汚れや劣化が目立つようになります。
- ホコリ
- タバコの煙
- 料理中の油ハネ
などが主な原因となりますが、汚れや劣化が気になる段階に達したら、クロスのリフォームを検討するべきタイミングです。
ただし、クロスのリフォームを行う際には、事前に知っておくべき重要なポイントがあります。これらを把握しているか否かで、リフォームの仕上がりや満足度が大きく変わってしまうのです。そこで本記事では、クロスのリフォームを進めるうえで必要な知識と、注意すべきポイントを詳しく解説します。「どんな種類のクロスがあるの?」「張り替えの際に気をつけることは?」などの疑問を解決し、理想的な住空間を手に入れるための参考にしてみてください。
目次
クロスのリフォームをおこなうときに選べるクロスの種類
クロスをリフォームする際には、張り替えるクロスの種類を決定することが最初の重要なステップとなります。一口に「クロス」といってもビニール、紙、布、オレフィン樹脂など様々な素材があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。ここでは、代表的な5つのクロスの特徴を紹介し、選択時の参考となる情報を提供します。
1. ビニールクロス
日本の住宅で最も定番といえるのがビニールクロスで、市場シェアは全体の約70~80%を占めています。
- ビニール製シートに紙を貼り合わせて作られる
- カラーやデザインのバリエーションが豊富
- 価格がリーズナブル
加工がしやすく、豊富なデザイン・カラーバリエーションから選べることから、予算を重視する方や落ち着いた印象を好む方に向いています。施工費用は1㎡あたり800~1,500円程度が相場です。
2. 紙クロス
紙を主原料としたクロスで、植物繊維の風合いが特徴的な自然素材です。
- 柔らかな印象を与える独特の風合い
- 海外の住宅に多く使われてきたが、近年は日本でも人気が上昇
- 和紙を使ったタイプもあり、和室などにぴったり
ただし、紙は加工が難しく、施工技術がしっかりした業者に依頼しなければ、仕上がりにムラやシワが出るリスクが高いため、業者選びが重要になります。
3. 布クロス
綿・麻・シルクなどの天然素材を使ったクロスで、高級感のある見た目と優れた耐久性が特徴です。
- 耐久性が高く、高級感がある
- 汚れがつくと落としにくいデメリット
「見た目にこだわりたい」「長期間の耐久性を重視したい」という方には布クロスが選択肢となりますが、定期的なメンテナンスの手間と防汚加工が別途必要という点を考慮する必要があります。
4. オレフィンクロス
オレフィン樹脂(プラスチックの一種)を用いたクロスで、ビニールクロスと同様の施工性と優れた機能性を兼ね備えています。
- 汚れがつきにくく、お手入れが比較的簡単
- ビニールクロスよりも耐久性が高い
- やや割高
「ビニールクロスの使いやすさはそのままに、より高い防汚性や透湿性を求めたい」という方に向いている素材です。
5. その他のクロス
ここまで紹介した4種類以外にも、
- 珪藻土クロス
- 漆喰クロス
- 木質系クロス
など、珪藻土やウッドチップなど特有の天然素材を用いたクロスが存在します。
- 珪藻土や漆喰は吸湿性や調湿効果がある反面、耐久性はやや劣る
- 木質系は高級感があるが、価格が高め
独特の風合いやこだわりのある壁面を優先する場合に検討するとよいでしょう。
クロスのリフォームをおこなうときに注意するべき5つのポイント
クロスのリフォームを実施する際、スムーズに進めて満足度の高い結果を得るために、以下の5つのポイントを押さえておくことが重要です。
1. フローリングや家具・家電の色との相性を考える
クロスの色を決める際、クロス単体のデザインだけに注目せず、フローリングの色、家具、家電製品などの既存要素との色合いの調和を考慮することが大切です。色の相性が悪いと部屋が雑然とした印象になり、居心地の悪い空間になってしまう可能性があります。
2. 色が持つ特性も考慮しつつ選ぶ
青系は冷静さと落ち着きをもたらし、黄系は明るさと活発さを、グリーン系はリラックス効果をもたらすなど、色にはそれぞれ心理的効果があり、部屋の用途や雰囲気に適した色を選ぶ必要があります。
- 赤・オレンジ・黄色など:気分を高揚させる→リビング向き
- 青・緑など:鎮静効果→寝室や書斎向き
このように、色の心理的特性を踏まえて、寝室はリラックス効果のある色、リビングは家族が集まりやすい色というように、快適に過ごせる色合いを選びましょう。
3. サンプルを確認してから選ぶ
同じ色名でも、素材やメーカーによって微妙に色味や質感が異なることが一般的です。そこで、必ずサンプルカタログを実物で確認し、自宅の照明環境下での見え方を確かめたうえで決断することをお勧めします。
4. 柄物は一部分にのみ活用する
柄入りのクロスは部屋の印象を華やかに演出してくれますが、全面に使うと雑多で落ち着かない空間になる可能性があります。そのため、アクセントウォールとして一面だけ柄物にするなど、バランスよく取り入れることで、より洗練された高級感のあるイメージを実現できます。
5. 部屋の設備の汚れが目立つ場合は一緒に交換する
クロスを新しく張り替えても、コンセントカバーやスイッチプレート、照明器具などが汚れていたり黄ばんでいたりすると、部屋全体を見たときに古さが目立ってしまいます。リフォームの際には、これらの付属部品や設備品の交換も合わせて検討することで、仕上がりがより美しく統一感のある空間が実現します。
まとめ
クロスの汚れや劣化が目立ってきたら、クロスのリフォームを検討するのがベストタイミングです。本記事では、クロスの種類選びから施工時の注意点まで、
- 代表的なクロスの種類
- それぞれの特徴・メリット
- リフォームを成功させるための注意点
などを詳しく解説しました。
- ビニールクロス → コスパ抜群、デザイン豊富
- 紙クロス → 和室や独特の風合いを活かしたい方に
- 布クロス → 高級感や耐久性を求めるなら
- オレフィンクロス → 汚れに強くお手入れ楽々
- その他(珪藻土、漆喰、木質系) → 独特の風合いやこだわりを追求
リフォーム時には、
- フローリング・家具との色合わせ
- 色の心理効果
- サンプルの実物確認
- 柄物はアクセント使い
- 必要に応じて設備も同時交換
これらのポイントを意識することで、仕上がりが美しく満足度の高いリフォームを実現できます。ぜひこの記事を参考に、快適で見た目も洗練された住空間を手に入れてください。
