フローリングが滑るようになった原因と3つの対策方法

2020.04.02

住宅の床に使用する床材の中でも定番と言えるフローリング。

フローリングは数ある床材の中でも耐久性が高い床材と言えますが、そんなフローリングでもしばらく使い続けていると劣化してしまうものです。
フローリングが劣化し始めた場合さまざまな不具合が生じてきてしまいますが、その中でも特に多いのが「フローリングが滑るようになった」というトラブルです。

住宅の床が滑るようになると一気に生活がしにくくなってしまいますし、転倒やケガのリスクも生じてきます。
そのため、フローリングが滑るようになってしまった場合はできるだけ早く対策するようにしなくてはいけません。

そこでこの記事では、フローリングが滑るようになってしまった場合の対策方法について詳しく紹介していきます。
フローリングが滑るようになることで生じるリスクやフローリングが滑るようになってしまう原因についても紹介していくので、「最近フローリングが滑るようになってきた気がする」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

フローリングが滑るようになった事で高まる3つの危険性

住宅の床材として使用しているフローリングが滑るようになってしまうとさまざまな危険性が生じ始めます。
「ちょっと滑るぐらい平気だろう」と考えてしまう方も少なくありませんが、大きなケガにつながる危険性もあるため放置するべきではありません。
フローリングが滑る状態を放置することで生じる3つの危険性についてみていきましょう。

 

1. 転倒してケガをしてしまうリスクが高まる

住宅のフローリングが滑るようになってしまうことで高まるリスクの1つ目が、転倒によるケガのリスクです。

新品のフローリングの表面にはワックスが塗られていますが、このワックスが滑り止めの役割を果たしてくれるため、基本的にフローリングで滑ってしまうようなことはありません。
しかし、フローリングのワックスが落ちてきてしまったり、フローリング材自体が劣化し始めてしまうとフローリングが滑るようになります。
そうなると当然転倒してしまう可能性も高まるわけですが、フローリングが滑りやすくなり転倒することが多くなると、ケガをしてしまうリスクも高まります。
そうなったときに特に注意しなくてはいけないのが小さなお子さんやご高齢の方が同居している住宅です。

小さいお子さんは運動量が多いので大人の何倍も転倒してしまうリスクが高くなりますが、子どもは大人ほど骨が丈夫ではないため骨折してしまう可能性が高くなります。
そして特に注意が必要なのが高齢者です。

高齢者は足腰が弱くなってしまっていますし、踏ん張るための筋肉が衰えてしまっているので、子どもよりも転倒のリスクが高くなります。
また、骨が弱くなっているため、骨折の可能性もかなり高くなります。

高齢の方が骨折してしまうとそのまま寝たきりになってしまう可能性もあります。

 

2. 家具や家電、住宅の設備を破損させてしまう恐れがある

住宅のフローリングが滑るようになってしまうことで高まるリスクの2つ目が、家具や家電、住宅の設備を破損させてしまうリスクです。

フローリングが滑るようになると転びそうになることが増えるわけですが、そうなると家具や家電、住宅の設備にぶつかってしまう可能性が高くなります。
また、転倒時に体を支えようと手を伸ばして破損させてしまう可能性も高まります。
軽い破損であれば問題ないかもしれませんが、買い替えが必要になってしまったり、設備の入れ替えが必要になってしまうと金銭的なリスクも高くなります。

また、家具や家電にぶつかってしまうことでケガをする可能性もあるため、そういった部分にも気をつけなくてはいけません。

 

3. ペットの膝や腰に悪影響をあたえてしまう可能性がある

住宅のフローリングが滑るようになってしまうことで高まるリスクの3つ目が、ペットの膝や腰に悪影響をあたえてしまう可能性です。

ペットを飼っている方ならご存知かもしれませんが、犬や猫は元々フローリングが得意ではありません。というのも、フローリングは突起が少なく、爪で地面をしっかりと捉えることができないからです。

犬や猫の指は人間ほど発達していないので、指でしっかりと地面を捉えることができません。
そのため爪が非常に重要な役割を果たすわけですが、突起の少ないフローリングの場合だとそうもいきません。
犬や猫などのペットにとってただでさえ滑りやすく歩きにくいフローリングが更に滑りやすくなってしまうと、足や腰に変に負担がかかってしまうようになります。

足や腰への負担は、後々大きな病気につながってしまうこともあるため、ペットを飼っている方にとっては大きなリスクになり得ると言っていいでしょう。

 

フローリングが滑るようになると生活が一気に不便になってしまう可能性も

住宅のフローリングが滑るようになってしまうと子どもや高齢者、ペットにとってリスクが高まると解説してきましたが、大人にとってのリスクがないわけではありません。
というのも、フローリングが滑るようになると、普段の生活が一気に不便になってしまう可能性があるからです。

フローリングが滑るようになるとそのことを意識しながら生活しなくてはいけなくなるため、常に足元に気を配らなくてはいけなくなります。
そんな状態で快適に生活することなんてできませんよね?

そのため、フローリングが滑るようになってきてしまった場合はできるだけ早く対策し、滑らないようにする必要があるわけです。

 

なぜフローリングが滑るようになってしまうのか

フローリングが滑るようになってしまう理由はさまざまですが、大抵の場合、

  • ワックスが落ちしてしまっている
  • フローリングが劣化してしまっている

のいずれかにあてはまります。

 

フローリングの表面にはさまざまな加工が施されていますが、滑り止め用としてワックス加工も施されています。

しかし、このワックスの効果はずっと持続するわけではないので、しばらくするとワックスが落ち、滑りやすくなってしまうわけです。

また、フローリング自体の劣化が進んでしまった場合も滑りやすくなってしまいます。

 

フローリングが滑るようになってしまったときの対策方法

では、実際にフローリングが滑るようになってしまった場合の対策方法についてみていきましょう。
フローリングが滑りやすくなってしまった場合の対策方法としては以下の3つの方法があげられます。

 

ワックスをかけ直す

先ほど、フローリングが滑るようになってしまう理由としてワックスが落ちてしまっているというものをあげさせてもらいました。
なので、もしワックスが落ちしてしまっていることでフローリングが滑りやすくなってしまっているのであれば、ワックスをかけ直すことでフローリングが滑ってしまうのを改善することができるようになります。

フローリング用のワックスはホームセンターにも売っているので、ホームセンターに足を運んでワックスを購入し、ワックスをかけ直すようにしてください。

 

綺麗に掃除をする

年季の入った中華料理屋さんなどにいくと床がベトベトしたりツルツルと滑ってしまったりすることがあるかと思いますが、あれは料理をおこなう際に起こる油ハネによるものです。

この油ハネによるフローリングの滑りは、一般的な住宅でも起こりうるトラブルでもあります。
特に台所付近のフローリングが良く滑るという場合は、油ハネの可能性が高いと言えます。
なので、アルコール剤などを使って綺麗に掃除し、フローリングにこびりついてしまっている油をしっかりと落とすようにしましょう。

そうすることでフローリングの滑りを解消できるはずですよ。

 

カーペットやフロアマットを敷く

カーペットやフロアマットを設置するというのも有効な対策方法の一つです。

滑りやすくなってしまったフローリングの上からカーペットやフロアマットを設置することで、転倒してしまったりするのを防ぐことができるようになります。
小さなお子さんや高齢者、ペットのいるご家庭だとこの方法の方が良いと言えるかもしれませんね。

ただ、この方法で対策をおこなう場合には、カーペットやフロアマットの裏に滑り止めを敷くことを忘れないようにしましょう。

 

フローリングが劣化している時は床のリフォームを検討しよう

フローリングが滑るようになってしまった場合の対処方法について紹介してきましたが、フローリング自体が劣化してしまっている場合、残念ながらこれらの方法では対処することができません。

フローリング自体が劣化することで床が滑りやすくなってしまっているということは、そのフローリングの耐用年数が過ぎてしまっているということです。
つまり、フローリング材の変え時というわけですね。
この場合、掃除やワックスのかけ直しでは問題を解決することはできません。

カーペットやフロアマットの設置だとある程度対応できなくもありませんが、耐用年数を過ぎてしまったフローリングをそのまま使い続ける場合、そのこと自体がリスクになってしまうので、やはり新しいフローリングに変更するべきです。

新しいフローリング材への変更には知識と技術がいるためリフォーム業者にお願いすることになりますが、フローリングが滑るという問題をスッキリと解決することができるようになりますよ。

 

まとめ

住宅の床材として使用しているフローリングが滑るようになってしまった場合の対策方法について詳しく紹介してきました。

この記事で紹介してきたようにフローリングが滑るようになってしまう原因はさまざまですが、フローリングが滑るようになってしまうとリスクも高まってしまうので、なるべく早く対策するようにしてください。
特に小さなお子さんやご高齢の方が同居している住宅は注意が必要です。
ご高齢の方の場合、転倒して骨折してしまい、そのまま寝たきりの生活になってしまうというケースも少なくありません。

少し対策が遅れてしまったことでご家族がケガをしてしまうのはいたたまれませんよね?
また、ペットを飼っている方も注意が必要です。
犬や猫はただでさえフローリングを苦手としている子が多いので、床材自体を変えることが難しいにしても、せめて滑らないような対策はしてあげるべきです。

フローリングが滑るというトラブルにはさまざまな方法で対策できますが、フローリング自体の劣化が進んでしまっている場合は新しいフローリング材への張替えが必要になってくるので、その場合は専門の業者に相談し、早めに張替えのリフォームをおこなうようにしてくださいね。