クロス(壁紙)工事の基本|貼り方・道具・業者選びを徹底解説

2025.02.15

クロス(壁紙)工事の基本|貼り方・道具・業者選びを徹底解説

壁の広い面積を占めるクロス(壁紙)は、部屋の印象を左右する大切な要素です。色や模様を変えるだけで部屋の雰囲気が一変するほか、防汚・防カビ機能が付いたクロスを選べば、住まいを清潔に保ちやすくなります。
今回は、クロス工事を成功させるために知っておきたい基本知識施工の流れ道具や業者選びのポイントをわかりやすく紹介していきます。部屋を一新したい方やリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

1. クロス(壁紙)工事とは?

クロス工事とは、壁面や天井に壁紙を貼り替えたり、新規に貼ったりする作業のことです。クロスは部屋のデザインを手軽に変えるだけでなく、汚れや傷から壁を保護する役割も果たします。適切な工事を行うことで、耐久性の高い仕上がりが期待できるでしょう。

クロス(壁紙)工事のメリット

  • インテリアの印象を簡単に変えられる:好きな色や柄を選ぶだけで、部屋の雰囲気が大きく変化
  • 機能性クロスで快適に:防汚や防カビ、防湿などの特殊機能を持つ商品も充実
  • 短期間で施工可能:数日でリフォームが完了するケースが多い
  • DIYへの挑戦が可能:道具さえあれば自力で貼ることもできる

2. クロス(壁紙)工事の貼り方|DIYでもできる?

DIYでのクロス貼り替えも決して不可能ではありません。ただし、慣れていないと仕上がりにムラが出たり、隙間や気泡が残ったりするリスクがあります。きれいに仕上げたい場合は、業者依頼も検討すると良いでしょう。

必要な道具

道具名 用途
カッター クロスを必要なサイズにカットする
スムーサー クロスを貼る際に空気を抜き、密着させる
ハケ・ローラー のりを壁紙に均等に塗る(のり付きクロスなら不要)
壁紙用のり クロスを壁面に接着するための接着剤

 

施工手順

  1. 古いクロスを剥がす:剥がしやすくするためにカッターで切れ目を入れたり、剥離剤を使うとスムーズ
  2. 下地処理:壁面の凸凹やヒビをパテで補修し、平滑に整える
  3. クロスのカット:壁の高さより10cm程度長めに切り取る
  4. のりを塗る:のり付きクロス以外の場合は、裏面に均等にのりを塗布
  5. クロスを貼る:スムーサーなどでしっかり押さえながら、気泡を取り除きつつ位置を合わせる
  6. 仕上げ:余分な部分をカッターでカットし、端をきれいに処理

 

3. クロス(壁紙)工事を業者に依頼する場合

DIYに自信がない方や、大きな面積を短時間で仕上げたい方は、プロの業者に頼むのが安心です。特に「下地処理」をきちんと行ってもらうことで、仕上がりの美しさ耐久性が格段にアップします。

業者に依頼するメリット

  • 仕上がりが美しい:プロの技術で気泡やシワなく完璧に
  • 耐久性アップ:下地処理や貼り方がしっかりしているため、長持ち
  • 時短:大きな部屋でも短期間で施工完了
  • 安心感:万が一のトラブルや補修も対応可能

クロス(壁紙)工事の費用相場

費用は施工範囲や素材、部屋の状況によって異なりますが、大まかな相場は下記のとおりです。

施工範囲 費用相場
6畳(壁のみ) 40,000円~70,000円
6畳(壁+天井) 50,000円~90,000円

 

高級クロスや機能性クロスを選ぶと、さらに費用がかかる場合もあります。
また、下地の状態が悪いと補修費用が追加されることも。

 

4. クロスの種類と選び方

クロスには裏側にのりが付いているものが一般的ですが、長期保管品などはのりが劣化している可能性もあるため要注意。
壁紙の種類によって仕上がりや機能が異なるので、目的や予算に合わせて選びましょう。

① ビニールクロス

最も一般的なタイプで、価格が安く、お手入れも簡単。デザインのバリエーションが豊富なので、部屋の雰囲気に合わせやすいのが特徴です。

② 布クロス

布地を使っているため高級感があり、通気性も良い。ホテルや高級住宅で使用されることが多いですが、価格はやや高め

③ 珪藻土クロス

調湿効果や防カビ機能があり、キッチンや洗面所など湿気の多い場所に最適です。
最近はDIYでも人気上昇中。

④ 木目調・レンガ調クロス

室内をカフェ風ヴィンテージ風に仕上げたい場合に重宝。アクセントウォールとして一面だけ使うのもおすすめ。

 

5. 業者選びのポイント

クロス工事を頼む際、業者の技術力や信頼度が仕上がりに大きく影響します。後悔しないためにも以下の点をチェックしましょう。

口コミや評判をチェック

インターネットやSNSなどで実際に施工を依頼した人のレビューを見ると、施工品質対応の良さがわかります。

複数の見積もりを比較

2~3社以上の業者に見積もりを依頼し、価格・施工内容・アフターケアを比較しましょう。
あまりにも安すぎる見積もりは、品質やサービスに問題がある場合も。

アフターサービスの確認

施工後のトラブル(はがれ、気泡など)に対応してくれるかどうか、保証制度があるかを事前に確かめておくと安心です。

 

6. まとめ|クロス(壁紙)工事で快適な住まいを

クロス(壁紙)工事は、短期間かつ手軽に部屋のイメージを変えられるリフォームです。
DIYで挑戦することも可能ですが、仕上がりのクオリティ長持ちを重視するなら、プロの施工を検討するのもおすすめ。
以下のポイントを押さえて、満足度の高いクロス工事を実現しましょう。

  • 正しい道具と工程で施工すればDIYでも楽しめる
  • 業者に依頼する場合は、複数見積もりと口コミ評価のチェックが必須
  • 用途やデザインに合わせてクロスの種類を選び、機能性も考慮する

ぜひ、あなたのライフスタイルに合った壁紙を見つけ、理想的な住空間を作り上げてください。