【外壁塗装の色は何色を選ぶべき?】失敗しない色選びのポイントを徹底解説
住宅の外壁塗装が成功するかどうかは、色選びで大きく左右されると言っても過言ではありません。
どれだけ高級な塗料や優れた施工を選んでも、色選びを失敗してしまうと、その外壁塗装は結果的に「イメージと違う」という残念な仕上がりになってしまうことも。
また、外壁塗装は気軽に塗り直しできるものでもないため、いざ失敗したときに簡単にやり直しができず、大きなストレスや後悔につながりかねません。
そこで本記事では、外壁塗装の色選びにおいて失敗しないために意識すべきポイントや、実際に人気のある色の例などを詳しく解説します。
外壁塗装の色でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
外壁塗装の色選びで失敗しないためのポイント
外壁の色を決める際には、周囲との調和や機能面など、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
特に以下で紹介する8つのポイントを踏まえながら選ぶことで、仕上がりに後悔せず、満足度の高い外壁塗装を実現できるはずです。
1. 周囲の住宅との調和を考えて色を選ぶ
まず最初に意識したいのが、近隣の家とのバランスです。
住宅が立ち並ぶエリアでは、周囲の外壁カラーとまったく調和しない色を選んでしまうと、目立ちすぎたり、景観ガイドラインに抵触するリスクもあります。
多少個性を出すことは良いのですが、悪目立ちや近隣トラブルを避けたい方は、周囲の家と自然に溶け込む色合いを選ぶようにしましょう。
2. 外壁以外の部分との配色を考慮する
外壁の色は単体ではなく、屋根・サッシ・ドアなど他の外部要素とも組み合わせて考える必要があります。
特にサッシの色は変更が難しいため、サッシや屋根と相性の良いカラーを選ぶことで住宅全体が統一感のある仕上がりになります。
色選びでは「メインカラー」「サブカラー」「アクセントカラー」のバランスを意識し、使いすぎないようにしましょう。
3. 色数を増やしすぎない
外壁に使う色の数が増えすぎると、ゴチャゴチャした印象を与えてしまいがちです。
おすすめは2〜3色までに留めること。
色の数が少ないほど配色の調整がしやすく、外壁塗装の仕上がりにも統一感や落ち着きを持たせることができます。
4. 汚れが目立ちにくい色を選ぶ
外壁は雨風や埃などの影響を受けるため、汚れの目立ちやすさも考慮が必要です。
白や黒などは高級感がありますが、汚れが付くと非常に目立ちやすいのが難点。
逆にグレーやベージュなどの中間色は汚れが目立ちにくいことから、多くの方に選ばれています。
5. 色あせしにくいカラーを考慮
塗料の性能や色味によっては、紫外線の影響を受けやすく色あせが起こりやすいものもあります。
赤や紫などは特に退色が目立ちやすい色です。
できるだけ色あせを避けたい場合は、耐候性の高い塗料を選んだり、濃すぎない色を選ぶと長持ちしやすいです。
6. 面積効果を意識する
サンプルで見た色と実際に外壁全面に塗装したときの印象は、大きく異なることがあります。
これを「面積効果」といい、同じ色でも面積が広いほど明るく(または濃く)感じてしまう現象です。
サンプルを見て「ちょうどいい」と思っても、実際にはもう少し暗め、あるいは明るめを選んだ方がイメージに近いことがあります。
7. 基本色から選ぶ
塗料メーカーのカタログには、標準色(基本色)として扱われる人気カラーがあります。
これらの標準色は仕上がりのイメージが掴みやすく、メンテナンスの際に色の指定もしやすいメリットがあります。
オリジナルカラーを作る場合は手間や費用が増すことがあるので、まずは基本色の中で好みの色を探すのもおすすめです。
8. カラーシミュレーションツールでイメージ確認
塗料メーカーやリフォーム業者が提供しているカラーシミュレーションツールを活用すると、完成後の外壁のイメージを視覚的に確認できます。
特に「思っていた色と違った」という失敗を避けたい方には必須のステップ。
何度かシミュレーションを行い、屋根・サッシとの相性や全体的なバランスをチェックしましょう。
外壁塗装で人気のおすすめカラー3選
ここでは、実際に外壁塗装で人気が高い3色を紹介します。
迷っている場合は、これらの定番色を基準に他のカラーも検討してみると良いでしょう。
1. 白
外壁塗装の定番カラーとして根強い人気があります。
膨張色のため建物を大きく見せ、清潔感や高級感を演出するのに適しています。
汚れが目立ちやすい点が難点ですが、防汚性のある塗料を選べばカバー可能です。
2. クリーム
白系統の色よりも少し柔らかい印象があり、住宅のイメージを明るくしつつも落ち着いた雰囲気を保てます。
汚れが目立ちにくい特徴があり、初めての外壁塗装でも失敗しにくい定番色です。
3. グレー
シックでスタイリッシュな印象を与えるグレーは、汚れが目立ちにくいのが大きなメリット。
モダンなデザインの住まいに特によく合い、人気が高いカラーの一つです。
まとめ
外壁塗装の「色」は、仕上がりの印象や満足度を大きく左右する重要な要素です。
どれだけ高性能な塗料や高品質な施工を選んでも、色選びを失敗すると「こんなはずじゃなかった」という結果に終わってしまう可能性があります。
そうならないためには、以下のポイントをしっかり押さえましょう。
- 周囲の住宅や屋根・サッシなどとの「調和」を意識
- 汚れやすさや色あせリスクを考慮して、長期的なメンテナンスも含めた判断
- 基本色や人気色を中心に検討し、カラーシミュレーションで最終イメージを確認
特に色の数を増やしすぎず、面積効果による色の見え方の変化も考慮すると、施工後のギャップを最小限に抑えられます。
外壁塗装はコストも手間も大きいリフォームだからこそ、じっくり時間をかけて色選びを行いましょう。
ぜひ本記事で紹介したポイントや定番色を参考に、理想の外観を実現してみてください。