【洗面所のリフォームの教科書】値段、費用相場、失敗しないためのポイント

2020.05.27

一日に何度も使用する機会のある洗面所。

そんな洗面所ですが、長い間使い続けているとどうしても不具合が出てきてしまうものです。
また、家族が増えるなどのタイミングで不便さを感じてしまっているご家庭も少なくないのではないでしょうか?
そんな問題を解決してくれるのが洗面所のリフォームですが、実際洗面所をリフォームする場合、費用の相場やリフォームにかかる期間など知っておくべきことがたくさんあります。

そこでこの記事では、洗面所のリフォームについて詳しく紹介していきたいと思います。
洗面所のリフォームを検討している方はもちろん、洗面所に不具合が出てしまっている方や今現在の洗面所に不便さを感じている方は、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてください。

 

洗面台を交換するべき時期の目安ってあるの?

洗面所のリフォーム工事にはいくつか種類がありますが、その中でも特に多いのが「洗面台の交換」です。

洗面台は耐久性の高い設備ですし防水加工もしっかりとおこなわれているので数年でダメになってしまうようなものではありませんが、数十年単位で使用しているとどうしても不具合が出てきてしまうものです。

耐用年数は製品によって異なりますし普段の洗面台の使い方によっても異なってくるので一概には言えませんが、一般的な洗面台の耐用年数は15年〜20年となっています。

15年〜20年以上使い続けていると、いつ不具合が出てきてしまってもおかしくはありませんし、気づかないだけですでに不具合が発生してしまっている場合もあります。

ですので、15年〜20年を目安に洗面台のリフォームを検討してみるのがおすすめです。

 

洗面所のリフォームにかかる費用相場はどれくらい?

洗面所のリフォームをおこなう場合、何よりも気になるのがリフォーム工事にかかる費用についてではないでしょうか?

それぞれのご家庭でリフォーム工事に使用できる予算の上限も決まっているかと思うので、洗面所のリフォームをおこなう場合は費用の相場について把握しておくことが大切です。

そこでここからは、おこなうリフォームの内容ごとの費用相場について解説していきたいと思います。

 

洗面台の交換にかかる費用の相場

洗面所のリフォーム工事に中でも特におこなわれることが多いのが洗面台の交換です。
洗面台は種類が多くグレードによって値段が大きく異なります。
安いものだと5万円ほどで購入可能ですが、高いグレードのものだと50万円以上することもあります。
また、洗面台の幅によってもかかる費用に違いが出てきます。

洗面台の交換にかかる費用の相場は以下の表のとおりです。

洗面台のサイズ 費用相場
75cm 90,000円〜
90cm  100,000円〜

 

洗面台の内装工事にかかる費用の目安

洗面所の壁や床などの内装工事も、洗面所のリフォーム工事として依頼されることの多い工事の一つです。

洗面所の内装材には住宅のその他の部分と同じ内装材が使用されることも多いですが、湿気が多くなってしまいがちな洗面所に使用する内装材は、湿気に強いものや防水性の高いものが採用されることも多くなっています。

そのため、通常の部屋の内装工事にかかる費用よりも若干高くなることが多くなっています。

洗面所の内装工事にかかる費用の相場は以下のとおりです。

リフォーム内容 費用相場
壁紙(クロス)の張替え 10.,000円〜(1㎡)
床材の張替え 10,000円〜(1㎡)
壁紙と床材の張替え 30,000円〜(1㎡)

 

洗面台位置を変えるタイプのリフォーム工事にかかる費用の目安

洗面所のリフォーム工事をおこなう場合、工事の内容によっては洗面台の位置を交換する必要が出てきます。
その場合、洗面台の交換や内装材の張替えについてはもちろん、配管の工事や電気系統の工事も必要になってくるため、費用が高額になってしまいがちです。

20万円〜30万円ほどはかかると考えておいてください。

 

洗面所のリフォームかかる期間ってどれくらい?

洗面所のリフォームをおこなう場合、当然ですが工事をおこなっている期間中は洗面所を使えなくなってしまいます。

そのため、リフォーム工事にかかる期間が気になっている方も多いかと思いますが、洗面台の交換程度のリフォームであれば半日ほどでは完了します。
どれだけ長くても1日もあれば完了するはずです。

ただし、壁紙や床材の交換をおこなう場合や洗面台の交換と内装材の張替えを合わせておこなう場合は、2日以上かかることが多いので注意してください。

 

洗面所のリフォームで失敗しないために知っておきたい3つのポイント

洗面所のリフォームをおこなう場合リフォーム業者に依頼しておこなっていくことになりますが、リフォーム業者に依頼すれば必ず成功するというものでもありません。

洗面所のリフォームをおこなった後に、「こうすれば良かった…」と後悔している方は結構います。

そこでここからは、洗面所のリフォームを失敗しないために知っておきたい3つのポイントについて紹介していきたいと思います。

 

1. 洗面台には大きく分けて2つのタイプがある

洗面所のリフォームにはいくつか種類があると解説してきましたが、その中でも定番と言えるのが洗面台の交換です。

洗面台と聞くと収納などが一体になっているユニットタイプのものを想像する方が多いかと思いますが、洗面台の種類は一種類ではありません。
そして、理想の洗面所を実現したいのであれば、それらの種類について理解し、どの種類の洗面台を選べば理想の洗面所を実現できるかについて考えるべきです。

洗面台の種類の中でも定番と言えるのがユニットタイプの洗面台です。

ユニットタイプの洗面台は、洗面用のボウルや収納、鏡などが一体になっているタイプの洗面台で、一般的な住宅の洗面台には大抵このユニットタイプの洗面台が採用されています。
最近ではそれぞれのパーツを好みのデザインに変更できるものもでてきています。
一方、定番とは言えませんが、こだわりの強い家庭に採用されることが多いのがカウンタータイプの洗面台です。
店舗や大型の商業施設のトイレなどで採用されているのがカウンタータイプの洗面台です。

スッキリとしていてデザイン性が高いというメリットがありますが、収納がないというデメリットがあります。

そのため、別途で収納を用意する必要があり、ユニットタイプのものに比べて高くなってしまいがちです。

 

2. 洗面台の高さが非常に重要になる

洗面所のリフォームで洗面台を交換する場合、種類以外にも知っておくべきなのが洗面台の高さについてです。

既存の洗面台を何年も使い続けている場合、意識することもないかと思いますが、洗面台には身長ごとに最適な高さというものがあります。
洗面台の高さが高くなりすぎてしまうと作業をおこないづらくなってしまいますし、逆に低くなりすぎてしまうと腰に負担がかかってしまいます。
使用する人が複数人いる場合、全員に最適な高さの洗面台選ぶのは難しいと言えますが、それぞれが使いづらいと感じない高さの洗面台を選ぶようにしましょう。

洗面台は一度変更すると長い間使い続けていくことになるので、高さは非常に重要なポイントだと言えますよ。

 

3. 壁と床には湿度や水に強いものを選ぶ

洗面所のリフォームには洗面所の壁紙や床材を交換するタイプの工事もあります。

これらの工事をおこなう場合、壁紙の種類や床材の種類についても意識しなくてはいけません。

住宅の壁に使用する壁紙や床に使用する床材には一般的なものと湿気や水気に強いものとがありますが、洗面所の壁や床には湿気や水気に強いものを選ぶべきです。
というのも、洗面所は水回りなのでどうしても湿気が高くなってしまいがちですし、水を使用するため、水気にも注意が必要になるからです。

一般的な壁紙や床材もある程度湿気や水気には耐性を持ってはいますが、湿気や水気に強いタイプの壁紙や床材ほどではないためどうしても劣化するのが早くなってしまいます。
湿気や水気に強いタイプの壁紙や床材の方が単価は高くなりますが、長い目で見た場合そちらを選んだ方が安くつくこともあるので、予算的に可能であれば湿気や水気に強いものを選ぶようにしましょう。

 

洗面所のリフォーム費用をできるだけ安く抑える方法

洗面所のリフォームは住宅のリフォームの中でも比較リーズナブルなリフォームとはいえ、それでも万単位の費用がかかってきます。

そこでここからは、洗面所のリフォームの費用をできるだけ安く抑える方法について紹介していきたいと思います。

 

1. 複数の業者に見積りを依頼する

洗面所のリフォームをできるだけ安く済ませたいのであれば、複数の業者に見積りを依頼する相見積もりは必須です。

複数の業者に見積りを依頼することで適切な費用の相場がわかるようになりますし、各業者との値引き交渉もおこなえるようになります。

多少手間はかかりますが、相見積もりをおこなうことで数万円以上費用を抑えることもできるようになるので、必ずおこなうようにしてください。

 

2. 設備の性能やグレードにこだわりすぎないようにする

洗面所のリフォームにかかる費用を抑えたいのであれば、洗面台などの設備にこだわりすぎないことも大切です。

性能が高い設備を導入すればそれだけ洗面所が快適な空間になりますし、グレードが高いものを選べばさまざまな機能がついてくるので、この場合も使い勝手が向上します。

また、グレードが高い設備の方がデザイン的に優れている傾向にあります。
しかし、高性能な設備やグレードの高い設備はそれだけ値段が高くなってしまいます。
同じ洗面台でもグレードの高くないものと高いものだと数十万円の違いが出てくることも珍しくありません。

ですので、できるだけ費用を抑えたいのであれば最低限求めている機能がついている設備を選び、設備にかかる費用をできるだけ削減するようにしましょう。

 

まとめ

洗面所のリフォームを検討している方のため、洗面所のリフォームについて詳しく解説してきました。

洗面所のリフォームは、住宅のリフォーム工事としては比較的安価な料金でおこなえるタイプのリフォーム工事です。
とはいえ、数十万円単位で費用が発生するので、実際にリフォームをおこなっていく場合はこの記事で紹介したポイントを参考に、費用を抑えつつリフォーム工事をおこなっていけるようにしてくださいね。
また、あわせて紹介した洗面所のリフォームで失敗しないためのポイントも非常に重要なポイントになってくるので、それらのポイントも意識しながらリフォームやリフォームの準備を進めていくようにしましょう。

そうすることで、費用を抑えつつも納得のいく洗面所のリフォームがおこなえるようになりますよ。

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