エコキュートとエコジョーズの違い|費用・ランニングコスト・補助金・寿命を徹底比較

2026.03.29

給湯器の交換を検討するとき、「エコキュートとエコジョーズ、どちらを選べばいいのか」と迷う方は多いのではないでしょうか。
どちらも省エネ性能の高い給湯器ですが、エネルギー源・導入費用・ランニングコスト・設置条件が大きく異なります。

この記事では、エコキュートとエコジョーズの違いを7つの項目で徹底比較します。
千葉県で給湯器を交換する際にどちらが適しているか、判断材料として活用してください。

1. エコキュートとエコジョーズの基本的な違い

エコキュートとエコジョーズは、お湯を沸かす仕組みが根本的に異なります。

項目 エコキュート エコジョーズ
正式名称 自然冷媒ヒートポンプ給湯機 潜熱回収型ガス給湯器
エネルギー源 電気(ヒートポンプ) ガス(都市ガス・LPガス)
お湯の沸かし方 空気の熱を利用して電気でお湯を沸かし、タンクに貯める ガスの燃焼熱でお湯を瞬間的に沸かす
給湯方式 貯湯式(タンクに溜めたお湯を使う) 瞬間式(使うときにその場で沸かす)
熱効率 約300%以上(空気の熱を利用) 約95%(排熱を再利用)

エコキュートは空気中の熱エネルギーを電気で汲み上げてお湯を作るため、投入したエネルギーの3倍以上の熱エネルギーを得られます。
エコジョーズは従来型ガス給湯器の排熱を再利用することで、ガスの使用量を約13%削減します。

2. 導入費用の比較

導入費用(本体価格+工事費)はエコジョーズの方が大幅に安くなります。

費用項目 エコキュート エコジョーズ
本体価格 15万円~45万円 5万円~20万円
工事費 10万円~20万円 3万円~8万円
総額の目安 30万円~70万円 10万円~30万円
ガスからの切り替え時の追加費用 電気工事・基礎工事で+5万円~15万円 ほぼなし(同タイプからの交換)

エコキュートの導入費用はエコジョーズの2〜3倍程度になります。
ただし、補助金を活用するとエコキュートは最大12万円の補助を受けられるため、実質的な差は縮まります。
費用の詳細は給湯器交換の費用相場ガイドで確認できます。

3. ランニングコストの比較

月々のランニングコスト(光熱費)はエコキュートの方が大幅に安くなります。

比較項目 エコキュート エコジョーズ(都市ガス) エコジョーズ(LPガス)
月間の給湯光熱費の目安 約1,500円~2,500円 約3,500円~5,000円 約5,000円~8,000円
年間の給湯光熱費の目安 約2万円~3万円 約4万円~6万円 約6万円~10万円
従来型と比較した削減率 約65〜75%削減 約13%削減 約13%削減

エコキュートは夜間の割安な電力を使ってお湯を沸かすため、ランニングコストが非常に安くなります。
特にLPガスからエコキュートに切り替えた場合、年間で4万円~7万円の光熱費削減が期待できます。

導入費用の差額は何年で回収できるか

切り替えパターン 導入費用の差額 年間光熱費の差 回収年数の目安
都市ガス→エコキュート vs エコジョーズ 約20万円~40万円 約2万円~3万円 約7年~15年
LPガス→エコキュート vs エコジョーズ 約20万円~40万円 約4万円~7万円 約3年~8年

LPガスの地域にお住まいの方は、エコキュートへの切り替えで比較的早く導入費用の差額を回収できます。
都市ガスの場合は回収に時間がかかるため、設備の寿命を考慮して判断する必要があります。

4. 補助金の比較

2026年度の補助金制度では、エコキュートの方が手厚い支援を受けられます。

比較項目 エコキュート エコジョーズ
対象制度 給湯省エネ2026事業 みらいエコ住宅2026事業
最大補助額 最大12万円/台 他の省エネ工事との合計で決定
単体申請 可能 不可(合計5万円以上が条件)
賃貸向け 給湯省エネ2026事業で対応 賃貸集合給湯省エネ2026事業で最大5〜7万円/台

エコキュートは単体で最大12万円の補助金を受けられるのに対し、エコジョーズは単体での申請ができません。
補助金を最大限に活用したい方は、エコキュートの方が有利です。
詳しくはエコキュートの補助金ガイドエコジョーズの補助金ガイドをご覧ください。

5. 寿命・耐久性の比較

比較項目 エコキュート エコジョーズ
平均寿命 10年~15年 10年~15年
主な故障箇所 ヒートポンプユニット・貯湯タンク 熱交換器・バーナー
修理費用の目安 3万円~15万円 1万円~8万円
部品供給期間 製造終了後約10年 製造終了後約10年

寿命はどちらも10年~15年程度で大きな差はありません。
ただし、エコキュートはヒートポンプユニットの修理費用が高くなる傾向があります。
一方で、エコジョーズは構造がシンプルなため、修理費用は比較的安価です。

6. 設置条件の比較

比較項目 エコキュート エコジョーズ
設置スペース 大きい(貯湯タンク+ヒートポンプ) 小さい(壁掛け可能)
設置場所の例 屋外の空きスペース(庭・軒下等) 屋外壁面・PS内
騒音 ヒートポンプの運転音あり(夜間稼働) ほぼなし
マンションへの適性 設置困難な場合が多い 適している
寒冷地への適性 寒冷地用モデルあり(効率は低下) 問題なし
インフラ要件 200V電源が必要 ガス配管が必要

マンションや狭小住宅では、設置スペースの問題でエコキュートが設置できないケースがあります。
千葉県の戸建て住宅であれば、庭や軒下にエコキュートを設置できるスペースがあるか確認しましょう。

7. どちらを選ぶべきか|判断基準

エコキュートがおすすめの方

条件 理由
LPガスの地域にお住まいの方 ランニングコストの差が大きく、早期に導入費用を回収できる
光熱費を長期的に抑えたい方 年間の給湯光熱費が2万円~3万円と非常に安い
補助金を最大限に活用したい方 最大12万円の補助金を単体で受けられる
屋外に設置スペースがある戸建て住宅 貯湯タンクとヒートポンプの設置場所が必要
太陽光発電を設置している方 昼間の余剰電力でお湯を沸かせる(おひさまエコキュート)

エコジョーズがおすすめの方

条件 理由
初期費用を抑えたい方 導入費用が10万円~30万円とエコキュートの半額以下
マンション・狭小住宅にお住まいの方 壁掛け設置が可能で省スペース
都市ガスの地域にお住まいの方 ガス料金が安い都市ガスなら光熱費の差が小さい
瞬間式が好みの方 タンクレスで必要なときに必要な量のお湯を沸かせる
設備の入れ替えを手軽にしたい方 工事が簡単で半日で完了することが多い

8. よくある質問(FAQ)

オール電化にするならエコキュート一択ですか?

オール電化住宅ではガス配管がないため、エコキュートが選ばれます。
ただし、オール電化にするかどうかは、IHクッキングヒーターの導入なども含めて総合的に判断しましょう。

エコキュートとエコジョーズを併用することはできますか?

技術的には可能ですが、一般的ではありません。
ハイブリッド給湯機(エコワン等)がエコキュートとエコジョーズの長所を組み合わせた製品として販売されています。

エコキュートのお湯切れが心配です

適切なタンク容量を選べば、通常の使用でお湯切れすることはほとんどありません。
万が一お湯が足りなくなっても、自動的に沸き増しする機能が付いています。
370Lタイプは3〜5人家族に対応しています。

千葉県ではどちらが人気ですか?

千葉県は都市ガスとLPガスの両方が混在する地域です。
都市ガスが利用できる地域ではエコジョーズ、LPガスの地域ではエコキュートが選ばれる傾向にあります。
補助金の手厚さから、近年はエコキュートの人気が高まっています。

まとめ

エコキュートとエコジョーズは、それぞれに明確なメリット・デメリットがあります。
導入費用を抑えたい方・マンションにお住まいの方はエコジョーズ、光熱費を長期的に抑えたい方・補助金を最大限活用したい方はエコキュートが適しています。

千葉県で給湯器の交換を検討中の方は、千葉県の給湯器交換ガイドで各市の補助金情報や業者選びのポイントもあわせて確認してください。