トイレのつまりの対処法と自分で対応できない場合

2020.08.15

住宅に備わっている設備の中でも特に使用する頻度の高いトイレ。
使用する頻度が高いということもあって一旦トラブルが発生してしまうと生活に支障が出てしまう設備でもあります。

そんなトイレですが、トイレで最も発生しやすいトラブルとなっているのが、トイレのつまりです。
何らかの理由でつまりが発生し、水を流しても流れなくなってしまうため、つまりが解消されるまではトイレを使うことができなくなってしまいます。
実際、トイレのつまりが頻発して困っているというお宅も少なくないかと思います。
そこでこの記事では、千葉にお住まいの方でトイレのつまりに悩まされてしまっている方のために、住宅のトイレのつまりについて詳しく解説していきたいと思います。
住宅のトイレでつまりが発生する原因や対処法、トイレのつまりを予防する方法などについて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

 

トイレのつまりが発生したときに起きる症状

住宅のトイレでつまりが発生してしまった場合に起きる症状は、水が流れなくなってしまうというものだけではありません。
トイレがつまってしまった場合は、つまりの状態によってさまざまな症状がみられます。
そこでまずは、トイレのつまりが発生してしまったときに見られる代表的な症状についてみていきましょう。

1. 異臭がする

トイレがつまることで発生する症状の一つ目が、トイレからの異臭です。

問題なく水が流れる場合はトイレがつまっていないと考えてしまいがちですが、水が流れるスペースはあるものの、配管の中でつまりが発生している場合、排泄物がうまく流れず異臭が発生してしまうことがあります。
排泄物が綺麗に流れていないと衛生的にも良くないので、早めの対応が必要になります。

2. 異音がする

トイレから発生する異音も、トイレがつまることで発生する可能性のある症状の一つです。

異音も、トイレが完全につまっていない場合に発生するタイプの症状となります。
排水管がつまっていると水の勢いが消されてしまいます。
その場合に発生してしまうのが排水管からの異音です。
異音は比較的軽いつまりが発生してしまっているときにみられるタイプの症状ですが、放っておくとつまりがひどくなってしまう可能性があるので、やはり早めの対処が必要となります。

3. 水が流れず水位が上がってくる

トイレからつながっている排水管が完全につまってしまった場合に発生するのが、このトラブルです。

排水管が完全につまってしまうと便器から排水管に流れていく水の行き場がなくなってしまうため、便器から水があふれてしまうことになります。
このトラブルが発生してしまった場合、トイレを使用することができなくなってしまうので、すぐにでもつまりを解消してあげる必要があります。

 

トイレのつまりを引き起こしてしまう2つの原因

住宅のトイレでつまりが発生してしまう原因は多くなく、2つしかありません。
トイレのつまりを引き起こす2つの原因についてみていきましょう。

1. 排水管に異物がつまってしまっている

住宅のトイレでつまりが発生してしまった場合、排水管に異物がつまり、水の流れを阻害してしまっていることによるものがほとんどです。
つまりを引き起こしてしまいやすいものとしてはティッシュや食べ残しなどがあげられますが、一度に流すトイレットペーパーの量が多いとつまりが発生してしまう可能性がありますし、トイレに流せるタイプの洗浄シートなども大量に流すことでつまりの原因となってしまいます。
また、吐瀉物でつまってしまうこともあります。

2. トイレが古くなってしまっている

住宅のトイレでつまりが発生する原因のほとんどが排水管に異物がつまってしまうことによるものですが、トイレが古くなってしまっている場合もつまりが発生してしまうことがあります。

トイレは水回りの設備ということもあってかなり頑丈な作りになっていますが、それでも永久に使用できるものではありません。
トイレの耐用年数は15年と言われているので、15年以上経ってしまっているトイレはいつつまりが発生してしまってもおかしくありません。

古いトイレは、流れる水の量が少なくなったり勢いが弱くなったりしますし、配管部分に汚れがたまってつまってしまいやすくなります。
この場合は、トイレのリフォームを実施し、トイレ自体の交換を検討する必要が出てきます。

 

トイレのつまりを自分で直す方法

ここからは、実際にトイレのつまりが発生してしまった場合の対処法について紹介していきたいと思います。
住宅のトイレでつまりが発生してしまった場合の対処法にはさまざまな方法があるので、自宅にあるもので対応できそうな方法を選び、つまりを解消できないか試してみてください。

トイレのつまりを自分で直す場合の準備

これから紹介する方法でトイレのつまりに対処する場合、必ず止水栓を閉めるようにしてください。

止水栓はトイレのタンクにつながっている栓で、ここを閉めておくことで、レバーを作動させても水が流れないようにすることができます。
つまりが解消されていない状態で水を流してしまうと便器から水が溢れてしまう可能性があるので、必ず止水栓を閉めてから対応するようにしましょう。

1. 勢いよく水を流してみる

配管部分にトイレットペーパーや異物がつまってしまっている場合、水を勢いよく流すことでトイレットペーパーや異物が押し流され、トレイのつまりが解消されることがあります。
この際、気をつけなくてはいけないのが、水を流す箇所についてです。
トイレのつまりの原因は配管に物がつまってしまっている場合がほとんどなので、配管に水を勢いよく流すことが重要です。
また、大量に水を流してしまうと水が便器から溢れてしまう可能性があるので、大量に流すのではなく、少量の水を配管に向けて勢いよく流すことを意識しながら対処してください。

水を流すための道具としては、

  • バケツ
  • ペットボトル
  • やかん

などがおすすめですよ。

2. お湯を流してみる

トイレットペーパーやトイレに流せるタイプのシートであっても大量に流してしまうとつまってしまうことがありますが、そういった製品はお湯に溶けやすいという性質があるため、お湯を流すことでつまりが解消されることがあります。

やかんなどでお湯をわかし、排水管に向けて流し込んでみてください。
何回かに分けてお湯を流し込んだら、30分ほど時間をおき、水洗レバーをひねって水を流してみてください。
いつもどおり排水されればつまりは解消されています。

この方法で対処する場合、熱湯を流すのは避けてください。
熱湯だと便器が割れてしまう可能性があるので、50度ぐらいを目安にお湯を沸かし、対処するようにしましょう。

3. 重曹と酢を混ぜて流してみる

排水管にこびりついた尿石などの汚れや排泄物が原因でつまりが発生してしまっている場合に有効なのが、重曹と酢を使う方法です。

重曹と酢を水やお湯に混ぜると炭酸ガスが発生しますが、この炭酸ガスによって排水管にこびりついた尿石や排泄物が取り除かれ、つまりが解消される場合があります。
50度ぐらいに熱したお湯を用意し、重曹と酢を入れ、それを排水管に流し込みましょう。
流し込んだら、30分ほど放置してください。
そのあと排水レバーをひねってゆっくりと水を流してみて、問題なく流れるようであればつまりが解消されているということになります。

4. ラバーカップを使う

スッポンと呼ばれることもあるラバーカップも、トイレのつまりの解消に有効な道具の一つです。
ラバーカップをトイレの排水管に密着させるようにして配置したら、押し込む動作と引っ張り上げる動作を何回か繰り返します。
その後、水を流してみて、問題なく流れていくようであればつまりが解消されたということになります。
ラバーカップを使う場合、汚水が周辺に飛ぶ可能性があるので、便器をビニールシートで覆うなどなどして汚水の飛散を防ぐのも忘れないようにしてください。

5. パイプクリーナーやトイレクリーナーを使う

パイプクリーナーやトイレクリーナーでもトイレのつまりを直すことができます。

真空式のパイプクリーナーは、ラバーカップと同じ要領で使うことができます。
ワイヤー式のトイレクリーナーは、ワイヤーを排水管にそって挿入していき、排水管の奥につまっている異物を取り除くタイプのアイテムです。
ワイヤーを排水管の奥まで挿入したら、ハンドル部分を持って回転させ、異物を取り除いていきましょう。

 

自分で直せない場合は業者に依頼しよう

住宅のトイレのつまりを自分で直す方法をいくつか紹介してきましたが、これらの方法をすべて試したとしてもつまりが解消できない場合があります。

その場合は、無理に対応しようとするのではなく、専門の業者に修理を依頼するようにしてください。
今回紹介した方法をすべて試してみてもつまりが解消されない場合、専門の業者でしか対応できない可能性があります。
多少費用はかかってしまいますが、正しい方法でトイレのつまりを解消してくれるので、トイレを傷つけてしまったりしたくない場合にもおすすめですよ。
また、緊急性が高い場合も、専門の業者に依頼するようにした方がいいと言えるでしょう。

 

トイレが古くなった場合はリフォームも検討するべき

異物がつまるなどしてトイレのつまりが発生してしまっている場合であれば、この記事で紹介してきた方法や専門の業者に依頼することでつまりを解消することができます。

ただし、トイレが古くなってしまっていることでつまりが発生してしまっている場合は、紹介してきた方法や業者につまりを解消してもらったとしても、またすぐにつまりが発生してしまう可能性があります。
ですので、その場合はトイレのリフォームを検討するべきです。
古くなってしまったトイレはどうしてもつまりやすくなってしまうので、リフォームで新しいトイレに交換しましょう。

 

まとめ

千葉でトイレのつまりに悩まされてしまっている方のために、トイレがつまってしまう原因や対処法について詳しく紹介してきました。

トイレは使用頻度の高い住宅設備でつまりが発生してしまうと生活に支障が出てしまうことが考えられるので、つまりが発生してしまった場合は早急に対応するべきです。
トイレ自体が古くなってしまっている場合は、仮に今回紹介した方法で解消できたり、業者に依頼することでつまりを解消できたとしても、トイレを交換しない限り継続してつまりが発生してしまう可能性が高いと言えます。
ですので、その場合はトイレのリフォームも検討してみてください。