トイレのリフォーム工事にかかる費用を安く抑えるコツ

2020.05.27

海外でも人気の高い日本製の高性能なトイレ。

最近はタンクがないスッキリとしたデザインのものも登場してきていたりもしますよね?

もちろん古いトイレでも使い続けることできるのであればそのまま使い続けるのもアリですが、節水や節電のことも考えると新しいトイレに変更した方が良い場合も少なくありません。
そのため、トイレのリフォームを検討しているという方も多いのではないでしょうか?

ただ、トイレのリフォームはそう頻繁におこなうようなものでもないため、色々と不明な点が多く、なかなか実施に踏み切れないという方も少なくないかと思います。
そこでこの記事では、トイレのリフォームについて詳しく解説していきたいと思います。

トイレのリフォームにはどれくらいの費用がかかるのかといったことや、トイレのリフォームをおこなうことで得られるようになるメリット、トイレのリフォームにかかる費用をできるだけ安くするため知っておくべきことなどについて解説していくので、トイレのリフォームを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

 

トイレのリフォームにかかる費用の相場

実際にトイレのリフォームをおこなう場合、何よりも気になるのがリフォームをおこなうのにかかる費用ではないでしょうか?

そこでまずは、トイレのリフォームかかる費用の相場について解説していきたいと思います。

トイレのリフォーム費用はどういった内容のリフォームをおこなうかやどういった製品を選ぶかによって大きく異なるので一概にいくらとは言えませんが、リフォーム業者が発表しているデータによると、5万円〜50万円の範囲内での工事が全体の7割ほどとなっています。

もちろんもっと大規模なリフォーム工事をおこなえばリフォーム費用が50万円を超えてしまうこともありますが、大抵のトイレのリフォーム工事は50万円以下で済むということになります。

とはいえ、5万円〜50万円だと幅が広すぎるので、実際におこなわれたトイレのリフォームを元に、どれくらいの予算でどういったリフォームがおこなえるのかについてみていきましょう。

 

5〜10万円ほどでおこなえるトイレのリフォーム例

5〜10万円ほどの予算でおこなえるトイレのリフォームは以下の表のとおりです。

リフォーム工事の内容 費用の目安
便座の交換 3〜5万円
手すりの設置 3〜5万円
ウォシュレットの設置 5〜10万円
クロスや床材の変更 3〜5万円
ウォシュレットなしのトイレへの交換 5〜10万円

 

トイレのリフォームに使える予算が5〜10万円ほどになる場合、上記のようなリフォームが実施可能です。
10万円以下の予算でもいろいろなことができるのがわかりますね。
トイレ本体の変更になるとリフォーム費用が高くなるイメージがあるかもしれませんが、タンク付きでウォシュレットなしのトイレへの変更なら10万円以下でおこなえるようになっています。

 

10〜20万円ほどでおこなえるトイレのリフォーム例

トイレのリフォームに使える予算が10万円以上〜20万円ほどになると、トイレの本体を交換しつつ、クロスや床材の交換までおこなえるようになります。
ただ、クロスや床材の交換までおこなう場合は、それほどグレードの高いトイレを選ぶことは難しいと言えるでしょう。
一方、トイレ本体を交換するだけであれば、ある程度グレードの高いトイレを選ぶことも可能です。
温水も利用可能なウォシュレットや便座の暖房機能、脱臭機能がついたトイレへ交換することもできます。

 

20〜50万円ほどでおこなえるトイレのリフォーム例

トレイのリフォームに利用できる予算が20万円〜50万円まで増えると、よりさまざまなリフォームがおこなえるようになります。

最近人気のタンクレストイレや自動洗浄機能付きのトイレなどグレードの高いトイレへの交換も可能ですし、こういったグレードの高いトイレに交換しつつクロスや床材まで変更することも可能になります。
また、和式トイレから洋式トイレへの変更など、大がかりなリフォームも可能です。
これだけの予算があれば、選ぶ製品によっては手洗い場を新設することも可能になりますよ。

 

トイレをリフォームすることで得られるようになる3つのメリット

トイレに不具合が生じてきてしまっていたり、今のトイレに不便さを感じてトイレのリフォームを検討している方がほとんどかと思いますが、トイレのリフォームには、実施することで得られるメリットがいくつかあります。
そこでここからは、トイレのリフォームをおこなうことで得られるようになる3つのメリットについてみていきましょう。

 

1. 節水できるようになる

トイレのリフォームをおこなうことで得られるようになるメリットの1つ目が、節水できるようになるというものです。

冒頭でも紹介してきたように、トイレは日々進化し続けています。

そのため、最新のトイレはさまざまな性能が向上しているわけですが、その中でも性能の向上がいちじるしいのが節水機能です。
最近のトイレは、一昔前のトイレの半分以下の水量でトイレを綺麗に洗浄できてしまいます。
つまり、トイレの洗浄にかかる水道代が半分以下になるということです。
トイレの洗浄にかかる水道代は1ヶ月単位だとたいしたことありませんが、これが数年単位になると結構な金額になります。

長い目で見た場合は、リフォームにかかった費用分を回収することも可能になります。
そのため、かなり大きなメリットだと言えるでしょう。

 

2. 節電できるようになる

トイレのリフォームをおこなうことで得られるようになるメリットの2つ目が、節電できるようになるというものです。

現在ウォシュレット機能付きのトイレや暖房機能付きのトイレを使用しているというご家庭もあるかと思いますが、古いトイレでそういった機能が付いている場合、それらの機能を使用するのに結構な電気代がかかってしまっていることがあります。
一方、最新式のトイレはそういった機能が備わっているだけでなく、節電機能が充実しているものもあります。

人がトイレに入ってきたのをセンサーで感知して節電状態を解除するものや、使用頻度を学習して便座の暖房の調整をおこなうものもあるので、節電効果は抜群です。
短期間で節電できる金額は知れていますが、長い目で見た場合電気代もバカにならないので、これも大きなメリットの1つだと言えますね。

 

3. お手入れが楽になる

需要が高まってきているということもあり、最近のトイレは一昔前のトイレに比べて格段にお手入れがしやすくなっています。
また、お手入れがしやすいだけでなく、お手入れにかかる手間も大幅に軽減されています。

最近は便器にフチのないものが登場してきていたりしますが、フチがないことで掃除のおこないやすさが格段にアップします。
また、便器に汚れが蓄積しにくくなるような加工がされているものもあり、頻繁に掃除しなくてもトイレが汚れてしまうことがありません。
さらに最新式でグレードの高いトイレの場合だと、自動洗浄機能や自動消臭機能がついていたりもします。
これらの機能により、よりお手入れに手間がかからないようになっています。

 

トイレのリフォームにかかる費用を節約する方法

トイレのリフォームは住宅のリフォーム工事の中でも比較的安い金額でおこなうことができます。
とはいえ、万単位の費用がかかるため、できるだけ安く済ませたいと考えている方は多いのではないでしょうか?
そこでここからは、トイレのリフォームにかかる費用を節約する方法について解説していきたいと思います。

 

やたらと製品のグレードにこだわりすぎないようにする

トイレのリフォームにかかる費用をできるだけ節約したいのであれば、あまり製品のグレードにこだわりすぎないようにすることです。

どういった製品でもそうですが、グレードが高く良いものを選ぼうとすると際限なく選べてしまいます。
グレードが高い製品は高機能で高性能なので、トイレがより快適な空間になることは間違いありません。
しかし、当然ですがその分値段も高くなってしまいます。
同じ内容のリフォーム工事でも、選ぶ製品やグレードによって数十万円の差が生じてしまうことも珍しくありません。

グレードにこだわりすぎてしまうとトイレのリフォーム費用を安く抑えることはまずできないので、最低限の必要な機能をピックアップし、グレードの高さではなく、欲しい機能が備わっているかどうかで選ぶようにしましょう。
そうすることでリフォームにかかる費用を大幅に抑えることができるようになりますよ。

 

複数のリフォーム業者に見積を依頼する

トイレのリフォームに対応してくれるリフォーム業者は多々ありますが、同じ内容のリフォーム工事であっても業者によって請求される費用は異なります。

あるリフォーム業者だと10万円で請け負ってもらえるリフォーム工事が、別の業者に依頼した場合15万円ほどになるということも珍しくありません。
とはいえ、どのリフォーム業者の費用が適切な費用なのかは、複数の業者の見積もりを比較してみるまでわかりません。

そこで有効になってくるのが相見積もりです。
相見積もりというのは、複数の業者に見積りを依頼する方法です。

相見積もりをおこなうことで複数リフォーム業者の見積もりを比較できるようになるため、より適切な費用の相場が算出できるようになります。
複数のリフォーム業者の見積もりがあると値引き交渉もおこないやすくなるので、トイレのリフォームにかかる費用を安く済ませたいのであれば、相見積もりはぜひおこなうようにしてください。

 

まとめ

トイレのリフォームを検討しているという方のために、トイレのリフォームについて詳しく紹介してきました。

この記事で紹介してきたように、トイレのリフォームにかかる費用の相場は、「どういったリフォーム工事をおこなうか」や「どういった設備を導入するか」などによって大きな差が生まれます。
最近のトイレは本当に高機能で高性能なものが多いためグレードをあげようと思えばいくらでもあげられますが、そうなると当然より多くの費用がかかってしまうことになります。

逆にそれほど高機能なものや高性能なものを選ばなくても、最近のトイレは普通のグレードのものでも十分高機能で高性能なので、リフォーム費用を抑えるためにあえて普通のグレードのものを選ぶのもアリです。
この辺は、理想とするトイレや求める機能などによってもどういったトイレを選ぶべきかが異なってくるので、予算と理想のトイレ像を比較しながら折り合いの良いところで決めるようにしてください。
また、この記事で紹介した方法でトイレのリフォームにかかる費用を大幅に節約することもできるので、実際位リフォームをおこなう場合は、ぜひ意識しながらリフォームを進めていくようにしてくださいね。